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公開番号2025084499
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-03
出願番号2023198450
出願日2023-11-22
発明の名称熱交換器及びこの熱交換器を用いた空気調和機
出願人三星電子株式会社,Samsung Electronics Co.,Ltd.
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類F28F 1/32 20060101AFI20250527BHJP(熱交換一般)
要約【課題】フィンに山部及び谷部を設けて伝熱面積を拡大し熱交換効率の向上を図りつつ、伝熱管の挿入時におけるフィンの座屈の発生を抑制することを図る。
【解決手段】多段に配置された複数の伝熱管と、前記複数の伝熱管の配列方向に沿って延び、前記伝熱管に取り付けられる長尺板状のフィンとを備え、前記フィンが、一方の長辺部から他方の長辺部に向かう途中まで延び、前記複数の伝熱管それぞれが挿入される複数本の切り欠きと、互いに隣り合う前記切り欠きの間に挟まれた複数の伝熱領域とを備え、前記伝熱領域には、前記フィンの短手方向に向かって山折りした山部及び谷折りした谷部と、前記山部又は谷部と前記切り欠きとの間に、前記短手方向に沿って折り曲げられることなく延びる平坦部とが形成されていることとした。
【選択図】図2


特許請求の範囲【請求項1】
多段に配置された複数の伝熱管と、
前記複数の伝熱管の配列方向に沿って延び、前記伝熱管に取り付けられる長尺板状のフィンとを備え、
前記フィンが、
一方の長辺部から他方の長辺部に向かう途中まで延び、前記複数の伝熱管それぞれが挿入される複数本の切り欠きと、
互いに隣り合う前記切り欠きの間に挟まれた複数の伝熱領域とを備え、
前記伝熱領域には、
前記フィンの短手方向に向かって山折りした山部及び谷折りした谷部と、
前記山部又は谷部と前記切り欠きとの間に、前記短手方向に沿って折り曲げられることなく延びる平坦部とが形成されている熱交換器。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
前記平坦部が、前記山部及び谷部にまたがって形成されている請求項1に記載の熱交換器。
【請求項3】
前記平坦部が、前記短手方向における前記切り欠きの一方の端部から、前記切り欠きの他方の端部まで延びるように形成されている請求項2に記載の熱交換器。
【請求項4】
前記伝熱領域には、当該伝熱領域を挟む二つの前記切り欠き両方と、前記山部及び谷部との間に、前記平坦部が形成されている請求項3に記載の熱交換器。
【請求項5】
前記山部及び谷部は、前記平坦部の厚み方向において互いに逆方向に突出するように形成されている請求項4に記載の熱交換器。
【請求項6】
前記フィンにおいて、前記切り欠きの他方の端部から前記フィンの他方の長辺部までには、前記山部及び前記谷部が設けられていない平坦領域が形成されている請求項1に記載の熱交換器。
【請求項7】
前記フィンが、前記伝熱領域と前記平坦領域とにまたがって短手方向に延びる第1の補強構造を有し、
前記第1の補強構造が、フィンの表面を前記平坦部の厚み方向に部分的に盛り上げて形成されたものである請求項6に記載の熱交換器。
【請求項8】
前記第1の補強構造は、前記平坦領域に最も近い前記山部と連なって形成されており、かつ、前記厚み方向において該平坦領域に最も近い山部と略同一の高さとなるように形成されている請求項7に記載の熱交換器。
【請求項9】
前記第1の補強構造が、前記フィンの長手方向における前記平坦領域に最も近い山部の端部から延びている請求項8に記載の熱交換器。
【請求項10】
前記平坦領域に最も近い山部は、その前記平坦領域側への傾斜が、反対側への傾斜よりも緩やかに形成されている請求項8に記載の熱交換器。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、熱交換器及びこの熱交換器を用いた空気調和機に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
フィンに形成された切り欠きに伝熱管を挿入することで組み立てられる熱交換器において、フィンに山部及び谷部を設けて伝熱面積を拡大し、熱交換効率の向上を図るものがある(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7112053号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、このような熱交換器において、切り欠きに伝熱管を挿入するときには、伝熱管と摺動接触するフィンにその挿入方向に沿った力が加わることになる。前記特許文献1のようにフィンに山谷部が設けられていると、伝熱管の挿入時にフィンに働く力によって、山谷部に応力が集中してしまい、その山谷部でフィンが座屈しやすくなってしまう。
【0005】
本発明は、上述した問題を解決するべくなされたものであって、フィンに山部及び谷部を設けて伝熱面積を拡大して熱交換効率の向上を図りつつ、伝熱管の挿入時におけるフィンの座屈の発生を抑制することを主な課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
すなわち、本発明にかかる熱交換器は、多段に配置された複数の伝熱管と、前記複数の伝熱管の配列方向に沿って延び、前記伝熱管に取り付けられる長尺板状のフィンとを備え、前記フィンが、一方の長辺部から他方の長辺部に向かう途中まで延び、前記複数の伝熱管それぞれが挿入される複数本の切り欠きと、互いに隣り合う前記切り欠きの間に挟まれた複数の伝熱領域とを備え、前記伝熱領域には、前記フィンの短手方向に向かって山折りした山部及び谷折りした谷部と、前記山部又は谷部と前記切り欠きとの間に、前記短手方向に沿って折り曲げられることなく延びる平坦部とが形成されていることを特徴とするものである。
【0007】
このような構成であれば、山部及び谷部で伝熱面積を拡大することにより熱交換効率を高めることができる。
加えて、応力が集中してしまうと座屈しやすい山部及び谷部と、伝熱管が挿入される切り欠きとの間に、平坦に延びる平坦部が設けられているので、挿入される伝熱管とフィンとの間に生じる摺動抵抗を座屈に強い平坦部で受けることができ、座屈に弱い山部又は谷部に生じる応力を低減することができる。これにより、伝熱管挿入時におけるフィンの座屈を抑制できる。
【0008】
前記平坦部は、前記山部及び谷部にまたがって形成されているのが好ましい。
これならば、1つの平坦部で山部及び谷部をまとめて支えることができるので、簡単な構成で伝熱管の挿入時におけるフィンの座屈の発生をより効果的に抑制できる。
【0009】
前記平坦部が、前記一方の長辺部側に位置する前記切り欠きの一方の端部から、前記切り欠きの他方の端部まで延びるように形成されているのが好ましい。
これならば、伝熱領域全体に亘って、伝熱管の挿入時におけるフィンの座屈を抑制できる。
【0010】
前記伝熱領域には、当該伝熱領域を挟む二つの前記切り欠き両方と、前記山部及び谷部との間に、前記平坦部が形成されているのが好ましい。
これならば、切り欠きに沿ってフィンの短手方向に延びる伝熱領域の、フィンの長手方向における両端部に平坦部が形成されているので、伝熱領域全体においてフィンが座屈するのをより効果的に抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)

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