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公開番号2025089070
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-12
出願番号2023204036
出願日2023-12-01
発明の名称クーラント装置及び工作機械
出願人株式会社ツガミ
代理人個人,個人
主分類B23Q 11/10 20060101AFI20250605BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】コストを抑制しながらスラッジを自動で回収することができるクーラント装置及び工作機械を提供する。
【解決手段】ダーティ槽21とクリーン槽22とを有するクーラントタンク20と、ダーティ槽21に配置され、使用済みのクーラントが流入する切粉受け13と、ダーティ槽21に溜められたクーラントを吸い上げる第1クーラントポンプ40と、第1クーラントポンプ40が吸い上げたクーラントが流入し、ダーティ槽21にクーラントを吐出することによってダーティ槽21に溜められたクーラントを攪拌する第1吐出ノズル51と、第1クーラントポンプ40が吸い上げたクーラントを、クリーン槽22に流入する前に濾過する濾過器60と、クリーン槽22に溜められたクーラントを吸い上げる第2クーラントポンプ70と、ダーティ槽21とクリーン槽22との境に配置されたフィルタ30と、を備える。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
使用済みのクーラントを溜めるダーティ槽と、濾過済みのクーラントを溜めるクリーン槽とを有するクーラントタンクと、
前記ダーティ槽に配置され、使用済みのクーラントが流入する切粉受けと、
前記ダーティ槽に溜められたクーラントを吸い上げる第1クーラントポンプと、
前記第1クーラントポンプが吸い上げたクーラントが流入し、前記ダーティ槽にクーラントを吐出することによって前記ダーティ槽に溜められたクーラントを攪拌する第1吐出ノズルと、
前記第1クーラントポンプが吸い上げたクーラントを、前記クリーン槽に流入する前に濾過する濾過器と、
前記クリーン槽に溜められたクーラントを吸い上げる第2クーラントポンプと、
前記ダーティ槽と前記クリーン槽との境に配置されたフィルタと、を備える、
クーラント装置。
続きを表示(約 600 文字)【請求項2】
前記第1吐出ノズルは、吐出したクーラントが前記切粉受けにあたる位置に配置されている、
請求項1に記載のクーラント装置。
【請求項3】
前記濾過器が濾過したクーラントを前記クリーン槽に吐出する複数の第2吐出ノズルをさらに備え、
前記複数の第2吐出ノズルは、吐出したクーラントによって、前記クリーン槽に溜められたクーラントに前記第2クーラントポンプの方向への流れをつくるように配置されている、
請求項1に記載のクーラント装置。
【請求項4】
前記濾過器が濾過したクーラントを前記フィルタまで導くフィルタ用配管と、
前記フィルタ用配管の開閉を切り替えるクーラントバルブと、をさらに備え、
洗浄時のみ前記クーラントバルブを開き、前記フィルタの洗浄を行う、
請求項1に記載のクーラント装置。
【請求項5】
材料を加工する加工室を有する機械本体と、
前記機械本体に設けられ、前記加工室に前記クリーン槽に溜められたクーラントを前記第2クーラントポンプにより供給する請求項1から4のいずれか1項に記載のクーラント装置と、を備える、
工作機械。
【請求項6】
前記ダーティ槽は、前記機械本体によって覆われない位置に設けられている。
請求項5に記載の工作機械。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、クーラント装置及び工作機械に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
工作機械に設けられたクーラントタンク内のスラッジを、自動で回収する技術が知られている。例えば、特許文献1は、2つのクーラントタンクのそれぞれに循環ポンプを設け、この循環ポンプによって発生させた渦によりスラッジを集める技術を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-117769号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の技術は、クーラントに渦を発生させるために高出力の循環ポンプを、それぞれのクーラントタンクに設ける必要があり、コストが高くなりやすいという問題がある。
【0005】
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、コストを抑制しながらスラッジを自動で回収することができるクーラント装置及び工作機械を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明のクーラント装置は、使用済みのクーラントを溜めるダーティ槽と、濾過済みのクーラントを溜めるクリーン槽とを有するクーラントタンクと、前記ダーティ槽に配置され、使用済みのクーラントが流入する切粉受けと、前記ダーティ槽に溜められたクーラントを吸い上げる第1クーラントポンプと、前記第1クーラントポンプが吸い上げたクーラントが流入し、前記ダーティ槽にクーラントを吐出することによって前記ダーティ槽に溜められたクーラントを攪拌する第1吐出ノズルと、前記第1クーラントポンプが吸い上げたクーラントを、前記クリーン槽に流入する前に濾過する濾過器と、前記クリーン槽に溜められたクーラントを吸い上げる第2クーラントポンプと、前記ダーティ槽と前記クリーン槽との境に配置されたフィルタと、を備える。
【0007】
上記目的を達成するため、本発明の工作機械は、材料を加工する加工室を有する機械本体と、前記機械本体に設けられ、前記加工室に前記クリーン槽に溜められたクーラントを供給する上記のクーラント装置と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、コストを抑制しながらスラッジを自動で回収することができるクーラント装置及び工作機械を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施の形態に係る工作機械の平面図である。
図1中の矢視IIからみた工作機械の正面図である。
図2中の矢視IIIからみた工作機械の側面図である。
本発明の実施の形態に係るクーラント装置の平面図である。
図4中の矢視Vからみたクーラント装置の側面図である。
本発明の実施の形態に係るクーラント装置の一部を拡大した平面図である。
図6中の断面線VII-VIIで切断したクーラント装置の断面図である。
本発明の実施の形態に係るクーラント装置に設けられた切粉受けの図であり、(a)は平面図、(b)は(a)中の矢視bからみた正面図、(c)は(a)中の矢視cからみた側面図である。
本発明の実施の形態に係るクーラント装置に設けられたフィルタの図であり、(a)は側面図、(b)は(a)中の矢視bからみた平面図である。
本発明の実施の形態に係る工作機械におけるクーラント及び切粉の流れを示した模式図である。
本発明の実施の形態に係るクーラント装置の他の例を示した平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態に係るクーラント装置及び工作機械について、図面を参照しながら説明する。図1に示すように、水平方向において互いに直交するX軸及びY軸と、高さ方向に延びるZ軸を規定し、以下の説明において、このXYZ座標軸を適宜参照しながら説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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