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公開番号
2025088772
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-11
出願番号
2024208372
出願日
2024-11-29
発明の名称
ヘテロ環化合物、これを含む有機発光素子、および有機発光素子の有機物層用組成物
出願人
エルティー・マテリアルズ・カンパニー・リミテッド
,
LT Materials Co., Ltd.
代理人
弁理士法人 津国
主分類
C07D
405/14 20060101AFI20250604BHJP(有機化学)
要約
【課題】ヘテロ環化合物、これを含む有機発光素子、および有機発光素子の有機物層用組成物を提供する。
【解決手段】化学式1のヘテロ環化合物、これを含む有機発光素子、および有機発光素子の有機物層用組成物が提供される。
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(Xは、OまたはSである。)
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
下記化学式1のヘテロ環化合物:
TIFF
2025088772000084.tif
74
161
前記化学式1において、
Xは、OまたはSであり、
Lは、直接結合;置換もしくは非置換のC6~C60のアリーレン基;または置換もしくは非置換のC2~C60のヘテロアリーレン基であり、
Arは、置換もしくは非置換のC1~C60のアルキル基;置換もしくは非置換のC3~C60のシクロアルキル基;置換もしくは非置換のC2~C60のヘテロシクロアルキル基;置換もしくは非置換のC6~C60のアリール基;または置換もしくは非置換のC2~C60のヘテロアリール基であり、
Rは、水素;重水素;ハロゲン基;シアノ基;置換もしくは非置換のC1~C60のアルキル基;置換もしくは非置換のC1~C60のハロアルキル基;置換もしくは非置換のC3~C60のシクロアルキル基;置換もしくは非置換のC2~C60のヘテロシクロアルキル基;置換もしくは非置換のC6~C60のアリール基;または置換もしくは非置換のC2~C60のヘテロアリール基であり、
mは1~9の整数であり、2以上である場合、括弧内の置換基は互いに同一または異なる。
続きを表示(約 1,900 文字)
【請求項2】
前記化学式1は、下記化学式1-Oまたは1-Sで表される、請求項1に記載のヘテロ環化合物:
TIFF
2025088772000085.tif
147
161
前記化学式1-Oおよび1-Sにおいて、
各置換基の定義は、前記化学式1における定義と同様である。
【請求項3】
前記Arは、置換もしくは非置換のC6~C30のアリール基;または置換もしくは非置換のC2~C30のヘテロアリール基である、請求項1に記載のヘテロ環化合物。
【請求項4】
前記Rは、水素;重水素;ハロゲン基;置換もしくは非置換のC1~C30のハロアルキル基;または置換もしくは非置換のC6~C30のアリール基である、請求項1に記載のヘテロ環化合物。
【請求項5】
前記化学式1の重水素置換率は0%であるか、または5%~100%である、請求項1に記載のヘテロ環化合物。
【請求項6】
前記化学式1は、下記化合物のいずれか一つで表される、請求項1に記載のヘテロ環化合物:
TIFF
2025088772000086.tif
204
161
TIFF
2025088772000087.tif
206
161
TIFF
2025088772000088.tif
201
161
TIFF
2025088772000089.tif
207
161
TIFF
2025088772000090.tif
209
161
TIFF
2025088772000091.tif
207
161
TIFF
2025088772000092.tif
203
161
TIFF
2025088772000093.tif
197
161
TIFF
2025088772000094.tif
211
161
TIFF
2025088772000095.tif
213
161
【請求項7】
第1電極;第2電極;および前記第1電極と前記第2電極との間に設けられた1層以上の有機物層を含む有機発光素子であって、
前記有機物層のうち1層以上は、請求項1~6のいずれか一項に記載のヘテロ環化合物を1種以上含む、有機発光素子。
【請求項8】
前記有機物層は、発光層を含み、前記発光層は、前記ヘテロ環化合物を1種以上含む、請求項7に記載の有機発光素子。
【請求項9】
前記発光層は、ホストを含み、前記ホストは、前記ヘテロ環化合物を1種以上含む、請求項8に記載の有機発光素子。
【請求項10】
前記ヘテロ環化合物を含む有機物層は、下記化学式2の化合物をさらに含む、請求項7に記載の有機発光素子:
TIFF
2025088772000096.tif
52
161
前記化学式2において、
L1~L3は、それぞれ独立して、直接結合;置換もしくは非置換のC6~C60のアリーレン基;または置換もしくは非置換のC2~C60のヘテロアリーレン基であり、
Ar1およびAr2は、それぞれ独立して、置換もしくは非置換のC6~C60のアリール基;または置換もしくは非置換のC2~C60のヘテロアリール基であり、
R11およびR12は、それぞれ独立して、水素;重水素;ハロゲン基;シアノ基;置換もしくは非置換のC1~C60のアルキル基;置換もしくは非置換のC2~C60のアルケニル基;置換もしくは非置換のC2~C60のアルキニル基;置換もしくは非置換のC1~C60のアルコキシ基;置換もしくは非置換のC3~C60のシクロアルキル基;置換もしくは非置換のC2~C60のヘテロシクロアルキル基;置換もしくは非置換のC6~C60のアリール基;または置換もしくは非置換のC2~C60のヘテロアリール基であるか、または隣接した基が結合して置換もしくは非置換のC6~C60の芳香族環、または置換もしくは非置換のC2~C60のヘテロ環を形成し、
qは1~3の整数であり、
rは1~4の整数であり、
qおよびrがそれぞれ2以上である場合、括弧内の置換基は互いに同一または異なる。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書は、ヘテロ環化合物、これを含む有機発光素子、および有機発光素子の有機物層用組成物に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【0002】
本出願は、2023年11月30日付にて韓国特許庁に提出された韓国特許出願第10-2023-0171543号の出願日の利益を主張し、その内容のすべては本明細書に含まれる。
【背景技術】
【0003】
電界発光素子は、自発光型表示素子の一種であり、視野角が広く、コントラストに優れるだけでなく、応答速度が速いという利点を有する。
有機発光素子は、二つの電極の間に有機薄膜を配置させた構造を有する。このような構造の有機発光素子に電圧が印加されると、二つの電極から注入された電子と正孔が有機薄膜において結合して対をなした後、消滅しつつ光を発することになる。前記有機薄膜は、必要に応じて、単層または多層で構成されることができる。
【0004】
有機薄膜の材料は、必要に応じて、発光機能を有することができる。例えば、有機薄膜の材料としては、それ自体が単独で発光層を構成できる化合物が用いられてもよく、または、ホスト-ドーパント系発光層のホストまたはドーパントの役割ができる化合物が用いられてもよい。その他にも、有機薄膜の材料としては、正孔注入、正孔輸送、電子遮断、正孔遮断、電子輸送、電子注入などの役割ができる化合物が用いられてもよい。
有機発光素子の性能、寿命、または効率を向上させるために、有機薄膜の材料の開発が求められ続けている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
米国特許第4,356,429号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本明細書は、ヘテロ環化合物、これを含む有機発光素子、および有機発光素子の有機物層用組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本明細書の一実施態様は、下記化学式1のヘテロ環化合物を提供する。
TIFF
2025088772000002.tif
75
161
前記化学式1において、
Xは、OまたはSであり、
Lは、直接結合;置換もしくは非置換のC6~C60のアリーレン基;または置換もしくは非置換のC2~C60のヘテロアリーレン基であり、
Arは、置換もしくは非置換のC1~C60のアルキル基;置換もしくは非置換のC3~C60のシクロアルキル基;置換もしくは非置換のC2~C60のヘテロシクロアルキル基;置換もしくは非置換のC6~C60のアリール基;または置換もしくは非置換のC2~C60のヘテロアリール基であり、
Rは、水素;重水素;ハロゲン基;シアノ基;置換もしくは非置換のC1~C60のアルキル基;置換もしくは非置換のC1~C60のハロアルキル基;置換もしくは非置換のC3~C60のシクロアルキル基;置換もしくは非置換のC2~C60のヘテロシクロアルキル基;置換もしくは非置換のC6~C60のアリール基;または置換もしくは非置換のC2~C60のヘテロアリール基であり、
mは1~9の整数であり、2以上である場合、括弧内の置換基は互いに同一または異なる。
【0008】
本明細書のまた一つの実施態様は、第1電極;第2電極;および前記第1電極と前記第2電極との間に設けられた1層以上の有機物層を含む有機発光素子であって、前記有機物層のうち1層以上は、前記ヘテロ環化合物を1種以上含む、有機発光素子を提供する。
【0009】
本明細書のまた一つの実施態様は、前記ヘテロ環化合物を含む、有機発光素子の有機物層用組成物を提供する。
【発明の効果】
【0010】
本明細書に記載されたヘテロ環化合物は、有機発光素子に用いられる場合、素子の駆動電圧を下げ、発光効率を向上させ、素子の寿命特性を向上させることができる。具体的に、本発明のヘテロ環化合物は、化学式1のように同一の二つのナフトベンゾフラン基/ナフトベンゾチオフェン基の6位がトリアジンに結合し、発光層材料として用いられる場合、素子の性能を効果的に改善させることができる。このようにトリアジンが同一の二つのナフトベンゾフラン基/ナフトベンゾチオフェン基の特定の位置と結合して対称構造を有することで、分子のコンジュゲーションが拡張され、適したバンドギャップとホモレベル(homo level)を有することになる。これにより、電荷移動が円滑になり、発光効率を高めるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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