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公開番号
2025088460
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-11
出願番号
2023203174
出願日
2023-11-30
発明の名称
作業機械、燃料電池システムおよび燃料電池システムを制御するための方法
出願人
株式会社小松製作所
代理人
弁理士法人志賀国際特許事務所
主分類
B60L
58/40 20190101AFI20250604BHJP(車両一般)
要約
【課題】複数の燃料電池を備える作業機械において、起動時のために蓄えておくべき電力を低減する。
【解決手段】主制御装置は、作業機械を始動する指令信号を受信した場合、複数の燃料電池モジュールのうち第一燃料電池モジュールに起動指令を出力する。主制御装置は、第一燃料電池モジュールの起動を検出した場合、複数の燃料電池モジュールのうち、第一燃料電池モジュールとは異なる第二燃料電池モジュールに起動指令を出力する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
作業機を備える作業機械であって、
前記作業機械の車体に支持され、母線に接続された複数の燃料電池モジュールを備える燃料電池システムと、
主制御装置と
を備え、
前記主制御装置は、
前記作業機械を始動する指令信号を受信した場合、前記複数の燃料電池モジュールのうち第一燃料電池モジュールに起動指令を出力し、
前記第一燃料電池モジュールの起動を検出した場合、前記複数の燃料電池モジュールのうち、前記第一燃料電池モジュールとは異なる第二燃料電池モジュールに起動指令を出力する
作業機械。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記複数の燃料電池モジュールそれぞれに対応して設けられ、対応する燃料電池を稼働させるための補器を備え、
前記主制御装置は、
前記作業機械を始動する指令信号を受信した場合、前記第一燃料電池モジュールに対応する補器を駆動させる指令信号を出力し、
前記第一燃料電池モジュールの起動を検出した場合、前記第二燃料電池モジュールに対応する補器を駆動させる指令信号を出力する
請求項1に記載の作業機械。
【請求項3】
前記母線に接続された蓄電装置と
前記蓄電装置と前記母線との間に設けられた電力変換器を備え、
前記主制御装置は、前記作業機械を始動する指令信号を受信した場合、前記蓄電装置の電力を前記母線に供給させる指令信号を前記電力変換器に出力する
請求項1に記載の作業機械。
【請求項4】
前記第一燃料電池モジュールの状態を示すデータを出力する監視装置を備え、
前記主制御装置は、
前記監視装置から出力されたデータに基づいて、前記第一燃料電池モジュールの起動を検出し、
前記第一燃料電池モジュールの起動を検出した場合、前記第二燃料電池モジュールに起動指令を出力する
請求項1に記載の作業機械。
【請求項5】
前記蓄電装置はキャパシタである
請求項3に記載の作業機械。
【請求項6】
前記蓄電装置はバッテリである
請求項3に記載の作業機械。
【請求項7】
前記主制御装置は、前記複数の燃料電池モジュールがすべての起動が完了した場合、前記作業機械の動作を許可する
請求項1に記載の作業機械。
【請求項8】
作業機を備える作業機械を駆動させるための電力を発生する燃料電池システムであって、
前記作業機械の車体に支持され、母線に接続された複数の燃料電池モジュールと、
主制御装置と
を備え、
前記主制御装置は、
前記作業機械を始動する指令信号を受信した場合、前記複数の燃料電池モジュールのうち第一燃料電池モジュールに起動指令を出力し、
前記第一燃料電池モジュールの起動を検出した場合、前記複数の燃料電池モジュールのうち、前記第一燃料電池モジュールとは異なる第二燃料電池モジュールに起動指令を出力する
燃料電池システム。
【請求項9】
車体に支持され、母線に接続された複数の燃料電池モジュールを備え、作業機を備える作業機械を駆動させるための電力を発生する燃料電池システムを制御するための方法であって、
前記作業機械を始動する指令信号を受信した場合、前記複数の燃料電池モジュールのうち第一燃料電池モジュールに起動指令を出力させるステップと、
前記第一燃料電池モジュールの起動を検出した場合、前記複数の燃料電池モジュールのうち、前記第一燃料電池モジュールとは異なる第二燃料電池モジュールに起動指令を出力させるステップと
を備える
方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、作業機械、燃料電池システムおよび燃料電池システムを制御するための方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
作業機械に係る技術分野において、特許文献1に開示されているような複数の燃料電池モジュールを備える燃料電池システムを搭載した超大型トラックが知られている。燃料電池は、水素と酸素との化学反応により電気エネルギーを生成する。燃料である水素は水素ガスを充填したタンクから供給される。また、酸素は大気から供給される。そのため、燃料電池には、当該燃料電池を稼働させるために、燃料ポンプやエアコンプレッサなどの補器が設けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許出願2022/0173459明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、燃料電池を稼働させるための補器は、電力によって駆動する。そのため、燃料電池システムは、起動時の電力を蓄える蓄電装置を備える必要がある。燃料電池システムが複数の燃料電池を備える場合、燃料電池の数が増えるほど、起動に必要となる電力が増加するため、大容量の蓄電装置が必要となる。一方で、燃料電池システムに設ける蓄電装置を小さくしたいという要望がある。
【0005】
本開示の目的は、複数の燃料電池を備える作業機械において、起動時のために蓄えておくべき電力を低減することができる作業機械、燃料電池システムおよび燃料電池システムを制御するための方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様によれば、作業機械は、作業機を備える作業機械であって、作業機械の車体に支持され、母線に接続された複数の燃料電池モジュールを備える燃料電池システムと、主制御装置とを備える。主制御装置は、作業機械を始動する指令信号を受信した場合、複数の燃料電池モジュールのうち第一燃料電池モジュールに起動指令を出力する。主制御装置は、第一燃料電池モジュールの起動を検出した場合、複数の燃料電池モジュールのうち、第一燃料電池モジュールとは異なる第二燃料電池モジュールに起動指令を出力する。
【発明の効果】
【0007】
上記態様によれば、作業機械は、起動時のために蓄えておくべき電力を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第一実施形態に係る作業機械の構成を示す概略図である。
第一実施形態に係る作業機械の運転室の構成を示す概略図である。
第一実施形態に係る作業機械の燃料電池システムおよび駆動システムの構成を示す概略ブロック図である。
第一実施形態に係る作業機械の起動時の制御を示すフローチャートである。
第一実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
〈第一実施形態〉
《作業機械1の構成》
図1は、第一実施形態に係る作業機械1の構成を示す概略図である。第一実施形態に係る作業機械1は、例えば油圧ショベルである。作業機械1は、走行体110、旋回体120、作業機130、運転室140、主制御装置145を備える。油圧ショベルである作業機械1は、作業現場等において土砂などを掘削、整地する。走行体110と旋回体120とは、車体を構成する。
【0010】
走行体110は、作業機械1を走行可能に支持する。走行体110は、左右一対の履帯を有する。作業機械1は一対の履帯の回転により前進し、旋回し、または後進する。
旋回体120は、走行体110に旋回中心回りに旋回可能に支持される。旋回体120は、作業機130と、運転室140と、機械室150と、燃料電池システム20とを支持する。
(【0011】以降は省略されています)
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