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公開番号
2025112477
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-01
出願番号
2024006711
出願日
2024-01-19
発明の名称
作業機械の履帯式走行装置
出願人
株式会社小松製作所
代理人
弁理士法人新樹グローバル・アイピー
主分類
B62D
55/125 20060101AFI20250725BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約
【課題】履帯式走行装置において、フローティングシールの交換を容易にする。
【解決手段】作業機械の履帯式走行装置は、履帯と、トラックフレームと、回転機構と、支持機構と、フローティングシールとを備える。トラックフレームは、格納部と取付部とを含む。取付部は、格納部の内面から延びる。回転機構は、履帯が巻回される回転体を含む。回転機構は、回転体の軸線方向において、取付部の外側に配置される。支持機構は、回転機構を回転可能に支持する。支持機構の少なくとも一部は、格納部の内部空間に配置される。支持機構は、取付部に取り付けられる。フローティングシールは、回転機構と支持機構との間を封止する。支持機構は、シールカバーを含む。シールカバーは、軸線方向においてフローティングシールの内側からフローティングシールを覆う。シールカバーは、軸線方向において取付部の内側に配置される。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
作業機械の履帯式走行装置であって、
履帯と、
内部空間を有する格納部と、前記格納部の内面から延びる取付部とを含み、前記履帯を支持するトラックフレームと、
前記履帯が巻回される回転体を含み、前記回転体の軸線方向において前記取付部の外側に配置される回転機構と、
少なくとも一部が前記内部空間に配置され、前記取付部に取り付けられ、前記回転機構を回転可能に支持する支持機構と、
前記回転機構と前記支持機構との間を封止するフローティングシールと、
を備え、
前記支持機構は、前記軸線方向において前記フローティングシールの内側から前記フローティングシールを覆うシールカバーを含み、
前記シールカバーは、前記軸線方向において前記取付部の内側に配置される、
履帯式走行装置。
続きを表示(約 770 文字)
【請求項2】
前記シールカバーは、前記取付部に着脱可能に取り付けられる、
請求項1に記載の履帯式走行装置。
【請求項3】
前記取付部は、開口を含み、
前記回転機構は、前記回転体から前記開口を通って前記軸線方向における内側へ向かって延びるボスを含む、
請求項1に記載の履帯式走行装置。
【請求項4】
前記フローティングシールは、前記ボスと前記シールカバーとの間に配置される、
請求項3に記載の履帯式走行装置。
【請求項5】
前記シールカバーは、前記開口よりも大きな外径を有する、
請求項3に記載の履帯式走行装置。
【請求項6】
前記フローティングシールは、前記開口よりも小さな外径を有する、
請求項3に記載の履帯式走行装置。
【請求項7】
前記回転機構は、前記ボスから前記回転機構の径方向に延びるフランジ部を含み、
前記フランジ部は、前記軸線方向において前記取付部の外側から前記取付部と向かい合う、
請求項3に記載の履帯式走行装置。
【請求項8】
前記支持機構は、前記回転機構内に配置され、前記回転機構を回転可能に支持する支持軸を含み、
前記シールカバーは、前記軸線方向において、前記支持軸の内側に配置される、
請求項1に記載の履帯式走行装置。
【請求項9】
前記シールカバーは、前記支持軸に着脱可能に取り付けられる、
請求項8に記載の履帯式走行装置。
【請求項10】
前記支持軸は、前記フローティングシールよりも小さな外径を有する、
請求項8に記載の履帯式走行装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、作業機械の履帯式走行装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
作業機械には、履帯式走行装置を備えるものがある。例えば、特許文献1の作業機械では、履帯式走行装置は、履帯と、スプロケットと、ハウジングと、減速機と、走行モータと、トラックフレームとを備えている。履帯は、スプロケットに巻回されている。走行モータは、減速機を介して、スプロケットに接続されている。ハウジングは、トラックフレームに取り付けられている。走行モータと減速機とは、ハウジング及びトラックフレームの内部に配置されており、ハウジングに支持されている。
【0003】
また、履帯式走行装置は、フローティングシールを備えている。フローティングシールは、スプロケットとハウジングとの間に配置されている。フローティングシールは、スプロケットとハウジングとの間を封止する。それにより、ハウジング内への土砂等の異物の侵入が抑えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-178963号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述したフローティングシールは、摩耗により破損する場合がある。その場合、履帯式走行装置を分解して、フローティングシールを交換する必要がある。詳細には、まず、履帯が切断され、スプロケットから履帯が取り外される。また、減速機が分解され、ハウジングから取り外される。そして、フローティングシールが交換される。
【0006】
このように、従来の履帯式走行装置では、フローティングシールを交換するために、履帯式走行装置を分解して、履帯、スプロケット、減速機などを取り外す必要があり、作業が煩雑である。本開示の目的は、履帯式走行装置において、フローティングシールの交換を容易にすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様に係る作業機械の履帯式走行装置は、履帯と、トラックフレームと、回転機構と、支持機構と、フローティングシールとを備える。トラックフレームは、履帯を支持する。トラックフレームは、格納部と取付部とを含む。格納部は、内部空間を有する。取付部は、格納部の内面から延びる。回転機構は、履帯が巻回される回転体を含む。回転機構は、回転体の軸線方向において、取付部の外側に配置される。支持機構は、回転機構を回転可能に支持する。支持機構の少なくとも一部は、内部空間に配置される。支持機構は、取付部に取り付けられる。フローティングシールは、回転機構と支持機構との間を封止する。支持機構は、シールカバーを含む。シールカバーは、軸線方向においてフローティングシールの内側からフローティングシールを覆う。シールカバーは、軸線方向において取付部の内側に配置される。
【0008】
本開示に係る履帯式走行装置では、シールカバーを支持機構から取り外すことで、フローティングシールへのアクセスが可能となる。また、シールカバーは、軸線方向において取付部の内側に配置されている。そのため、取付部の外側に配置されている回転機構を取り外すことなく、シールカバーを取付部の内側から取り外すことができる。従って、履帯、及び、回転機構を分解することなく、シールカバーを取り外すことで、容易にフローティングシールを交換することができる。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、履帯式走行装置において、フローティングシールの交換が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
作業機械の側面図である。
作業機械の上面図である。
図1におけるII-II断面図である。
インナーカバーが取り外された履帯式走行装置を軸線方向における内側から見た斜視図である。
インナーカバーが取り外された履帯式走行装置を軸線方向における内側から見た側面図である。
フローティングシール近傍の構造を示す拡大図である
インナーカバー及びシールカバーが取り外された履帯式走行装置を軸線方向における内側から見た側面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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