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公開番号2025104930
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2023223120
出願日2023-12-28
発明の名称ステータ、回転電機及び作業機械
出願人株式会社小松製作所
代理人弁理士法人志賀国際特許事務所
主分類H02K 3/04 20060101AFI20250703BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】組立性向上、部品点数の削減及び小型化を図ることができるステータ、回転電機及び作業機械を提供すること。
【解決手段】ステータは、円筒状のステータコアに巻き回されるとともに、前記ステータコアの軸方向の第1端面から外方に延びて前記ステータコアの周方向に並ぶ複数の末端側延在部を有するステータコイルを備え、前記複数の末端側延在部は、動力線が接続される部位と前記第1端面との間で曲げられるとともに前記周方向に互いに隣り合う第1延在部及び第2延在部を含み、前記第1延在部及び前記第2延在部の各々の曲げ位置は、前記軸方向において互いに異なる。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項１】
円筒状のステータコアに巻き回されるとともに、前記ステータコアの軸方向の第１端面から外方に延びて前記ステータコアの周方向に並ぶ複数の末端側延在部を有するステータコイルを備え、
前記複数の末端側延在部は、動力線が接続される部位と前記第１端面との間で曲げられるとともに前記周方向に互いに隣り合う第１延在部及び第２延在部を含み、
前記第１延在部及び前記第２延在部の各々の曲げ位置は、前記軸方向において互いに異なる、
ステータ。
続きを表示（約 1,000 文字）【請求項２】
前記第１延在部の前記曲げ位置は、基準位置よりも前記軸方向の外側に配置され、
前記第２延在部の前記曲げ位置は、前記基準位置よりも前記軸方向の内側に配置される、
請求項１に記載のステータ。
【請求項３】
前記第１延在部及び前記第２延在部の各々の前記曲げ位置の前記基準位置からの距離は、互いに同じである、
請求項２に記載のステータ。
【請求項４】
前記第１延在部及び前記第２延在部の各々は、前記第１端面と前記曲げ位置との間で前記軸方向及び前記周方向に対して斜めに交差する傾斜部を備え、
前記第１延在部及び前記第２延在部の各々の前記傾斜部は、前記軸方向及び前記周方向において互いに離間するよう配置される、
請求項１又は２に記載のステータ。
【請求項５】
前記第１延在部及び前記第２延在部の各々は、前記動力線が接続される部位と前記曲げ位置との間で前記軸方向に沿う直線状に延びる直線部を備え、
前記第１延在部及び前記第２延在部の各々の前記直線部は、前記周方向において互いに隣接するよう配置される、
請求項１又は２に記載のステータ。
【請求項６】
前記第１延在部及び前記第２延在部の各々の前記直線部は、前記周方向において互いに隣接する位置から前記軸方向の外側に延長した位置で前記動力線と接続される、
請求項５に記載のステータ。
【請求項７】
前記ステータコイルは、平角線で構成される、
請求項１又は２に記載のステータ。
【請求項８】
前記動力線を前記第１延在部及び前記第２延在部の各々と接続するための接続部材を更に備え、
前記接続部材は、前記第１延在部及び前記第２延在部の各々の前記軸方向の外端部が接続される筒状の筒部と、前記筒部から延びて前記動力線と接続される延在部と、を備える、
請求項１又は２に記載のステータ。
【請求項９】
前記動力線は、複数設けられ、
前記接続部材は、複数の前記動力線に対応して複数設けられ、
複数の前記接続部材の各々は、前記軸方向において互いに同じ位置に配置される、
請求項８に記載のステータ。
【請求項１０】
ロータと、
請求項１又は２に記載のステータと、
前記ロータ及び前記ステータを収容するハウジングと、を備える、
回転電機。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、ステータ、回転電機及び作業機械に関する。
続きを表示（約 1,300 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、回転電機のステータとして、円筒状のステータコアに巻き回されるとともにステータコアの軸方向の第１端面から外方に延びてステータコアの周方向に並ぶ複数の末端側延在部を有するステータコイルを備えた構成が知られている（特許文献１参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
国際公開第２０１７／１６８９７１号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、特許文献１の構成では、動力線を接続する位置やコイルを曲げる位置によっては、動力線を接続する際の組立性悪化、部品点数の増加、大型化を招くおそれがある。
【０００５】
本開示の態様は、組立性向上、部品点数の削減及び小型化を図ることができるステータ、回転電機及び作業機械を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示の一態様に係るステータは、円筒状のステータコアに巻き回されるとともに、前記ステータコアの軸方向の第１端面から外方に延びて前記ステータコアの周方向に並ぶ複数の末端側延在部を有するステータコイルを備え、前記複数の末端側延在部は、動力線が接続される部位と前記第１端面との間で曲げられるとともに前記周方向に互いに隣り合う第１延在部及び第２延在部を含み、前記第１延在部及び前記第２延在部の各々の曲げ位置は、前記軸方向において互いに異なる。
【発明の効果】
【０００７】
本開示の態様によれば、組立性向上、部品点数の削減及び小型化を図ることができるステータ、回転電機及び作業機械を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
実施形態に係る作業機械を示す概略図である。
実施形態に係る回転電機の断面図である。
実施形態に係るステータの斜視図である。
実施形態に係るステータの内周部の斜視図である。
実施形態に係る第１延在部及び第２延在部の各々の曲げ位置の基準位置からの距離を示す斜視図である。
比較例に係るコイルを曲げ位置を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、本開示の実施形態について図面を参照して説明する。本実施形態においては、回転電機として、電動旋回ショベル（作業機械の一例）に搭載されるものであり、電動旋回ショベルの上部旋回体を旋回させるための旋回モータとして構成される例を挙げて説明する。
【００１０】
以下の説明において、例えば「平行」や「直交」、「中心」、「同軸」等の相対的又は絶対的な配置を示す表現は、厳密にそのような配置や状態を意味するのみならず、公差や同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している配置や状態をも含むものとする。以下の説明に用いる図面では、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の縮尺を適宜変更して示す場合がある。
（【００１１】以降は省略されています）

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