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公開番号2025104887
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2023223043
出願日2023-12-28
発明の名称作業機械、及び、作業機械用の電動パワートレインユニット
出願人株式会社小松製作所
代理人弁理士法人新樹グローバル・アイピー
主分類E02F 9/00 20060101AFI20250703BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】複数の電動モータを備える作業機械において、車体を小型化する。
【解決手段】作業機械は、車体と、走行装置と、作業機と、電動パワートレインユニットとを備える。電動パワートレインユニットは、走行装置と作業機械とを駆動する。電動パワートレインユニットは、トランスミッションと、走行装置用の第1電動モータと、ブラケットと、作業機用の第2電動モータとを含む。トランスミッションは、入力軸と、出力軸と、ハウジングとを含む。出力軸は、走行装置に接続される。ハウジングは、入力軸と出力軸とを収容する。第1電動モータは、第1出力軸を含み、ハウジングに取り付けられる。第1出力軸は、入力軸に接続される。ブラケットは、ハウジングに取り付けられる。第2電動モータは、ブラケットに取り付けられ、ブラケットを介してハウジングに支持される。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
車体と、
前記車体に取り付けられ、前記車体を走行させる走行装置と、
前記車体に対して可動的に接続される作業機と、
前記走行装置と前記作業機械とを駆動する電動パワートレインユニットと、
を備え、
前記電動パワートレインユニットは、
入力軸と、前記走行装置に接続される出力軸と、前記入力軸と前記出力軸とを収容するハウジングとを含むトランスミッションと、
前記入力軸に接続される第1出力軸を含み、前記ハウジングに取り付けられる前記走行装置用の第1電動モータと、
前記ハウジングに取り付けられるブラケットと、
前記ブラケットに取り付けられ、前記ブラケットを介して前記ハウジングに支持される前記作業機用の第2電動モータと、
を含む、
作業機械。
続きを表示(約 960 文字)【請求項2】
前記電動パワートレインユニットは、前記第2電動モータによって駆動されることで前記作業機を駆動するための作動油を吐出する油圧ポンプをさらに含み、
前記第2電動モータは、第2出力軸を含み、
前記油圧ポンプは、前記第2出力軸に接続され、前記第2電動モータと同軸に配置される、
請求項1に記載の作業機械。
【請求項3】
前記ブラケットは、前記油圧ポンプと前記第2電動モータとの間に配置される、
請求項2に記載の作業機械。
【請求項4】
前記ブラケットは、
開口を含むブラケット本体と、
前記ブラケット本体に接続され、前記ハウジングに固定される固定部と、
を含み、
前記油圧ポンプと前記第2電動モータとは、前記開口を通って配置される、
請求項3に記載の作業機械。
【請求項5】
前記油圧ポンプと前記第2電動モータとは、前記ブラケットに対して、互いに入れ替えて配置可能である、
請求項3に記載の作業機械。
【請求項6】
前記第2電動モータは、第2出力軸を含み、
前記第1出力軸と前記第2出力軸とは、互いに並列に配置される、
請求項1に記載の作業機械。
【請求項7】
車両上面視で、前記第1電動モータの少なくとも一部は、前記作業機械の前後方向に延びる前記車体の中心線の一側方に配置され、
車両上面視で、前記第2電動モータの少なくとも一部は、前記作業機械の前後方向に延びる前記車体の中心線の他側方に配置される、
請求項1に記載の作業機械。
【請求項8】
車両上面視で、前記第1電動モータと前記第2電動モータとは、少なくとも部分的に、互いに重なる、
請求項1に記載の作業機械。
【請求項9】
車両側面視で、前記第1電動モータと前記第2電動モータとは、少なくとも部分的に、互いに重なる、
請求項1に記載の作業機械。
【請求項10】
前記ブラケットは、前記ハウジングに着脱可能に取り付けられる、
請求項1に記載の作業機械。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、作業機械、及び、作業機械用の電動パワートレインユニットに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
作業機械には、走行装置と作業機とを備えるものがある。走行装置は、例えばタイヤ、或いは履帯を含む。走行装置が駆動されることで、作業機械が走行する。作業機は、例えばバケットなどの作業具を含む。作業機が駆動されることで、作業機械は、掘削などの作業を行う。近年、走行装置と作業機とを駆動するための駆動源として、電動モータが用いられるようになっている。例えば、特許文献1の作業機械では、走行装置を駆動するための第1電動モータと、作業機を駆動するための第2電動モータとを備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-233843号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の作業機械では、車体内に第1電動モータと第2電動モータとを配置するための大きなスペースが必要となる。そのため、車体が大型化してしまう。また、車体内に第1電動モータと第2電動モータとを取り付けるための構造がそれぞれ必要となる。そのため、第1電動モータと第2電動モータとを適切に配置することが好ましい。本開示の目的は、複数の電動モータを備える作業機械において、車体を小型化することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一態様に係る作業機械は、車体と、走行装置と、作業機と、電動パワートレインユニットとを備える。走行装置は、車体に取り付けられ、車体を走行させる。作業機は、車体に対して可動的に接続される。電動パワートレインユニットは、走行装置と作業機械とを駆動する。電動パワートレインユニットは、トランスミッションと、走行装置用の第1電動モータと、ブラケットと、作業機用の第2電動モータとを含む。トランスミッションは、入力軸と、出力軸と、ハウジングとを含む。出力軸は、走行装置に接続される。ハウジングは、入力軸と出力軸とを収容する。第1電動モータは、第1出力軸を含み、ハウジングに取り付けられる。第1出力軸は、入力軸に接続される。ブラケットは、ハウジングに取り付けられる。第2電動モータは、ブラケットに取り付けられ、ブラケットを介してハウジングに支持される。
【0006】
本開示の他の態様に係る作業機械用の電動パワートレインユニットは、トランスミッションと、第1電動モータと、ブラケットと、第2電動モータと、油圧ポンプとを含む。トランスミッションは、入力軸と、出力軸と、ハウジングとを含む。ハウジングは、入力軸と出力軸とを収容する。第1電動モータは、第1出力軸を含み、ハウジングに取り付けられる。第1出力軸は、入力軸に接続される。ブラケットは、ハウジングに取り付けられる。第2電動モータは、第2出力軸を含み、ブラケットに取り付けられ、ブラケットを介してハウジングに支持される。油圧ポンプは、第2出力軸に接続される。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、第1電動モータは、トランスミッションのハウジングに取り付けられており、第2電動モータは、ブラケットを介して、トランスミッションのハウジングに取り付けられている。それにより、第1電動モータと第2電動モータとトランスミッションとが、電動パワートレインユニットとして、ユニット化されている。従って、第1電動モータと第2電動モータとをコンパクトに配置することができる。また、車体内に第1電動モータと第2電動モータとを取り付けるための構造がそれぞれ不要となる、或いは小型化される。それにより、作業機械において、車体を小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係る作業機械の側面図である。
作業機械に搭載されている駆動システムの構成を示すブロック図である。
電動パワートレインユニットの斜視図である。
電動パワートレインユニットの側面図である。
電動パワートレインユニットの上面図である。
電動パワートレインユニットの分解斜視図である。
トランスミッション及びモータブラケットの斜視図である。
トランスミッション及びモータブラケットの斜視図である。
トランスミッション及びモータブラケットの背面図である。
車体に搭載された電動パワートレインユニットを示す側面図である。
車体に搭載された電動パワートレインユニットを示す上面図である。
車体に搭載された電動パワートレインユニットを示す前面図である。
変形例に係る車体に搭載された電動パワートレインユニットを示す上面図である。
変形例に係る電動パワートレインユニットの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。図1は、本開示の実施形態に係る作業機械1の側面図である。本実施形態に係る作業機械1は、電動ホイールローダである。図1に示すように、作業機械1は、車体2と、作業機5と、走行装置6とを備えている。
【0010】
車体2は、前車体3と後車体4とを含む。後車体4は、前車体3に対して左右に旋回可能に接続されている。後車体4には、運転室7と、作動油タンク8と、動力室9とが配置されている。作動油タンク8は、運転室7の後方に配置されている。動力室9は、作動油タンク8の後方に配置されている。前車体3と後車体4とには、ステアリングシリンダ15が連結されている。ステアリングシリンダ15は、油圧シリンダである。ステアリングシリンダ15が伸縮することで、前車体3が、後車体4に対して、左右に旋回する。
(【0011】以降は省略されています)

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