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公開番号2025087269
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-10
出願番号2023201805
出願日2023-11-29
発明の名称変換アダプタ
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人快友国際特許事務所
主分類H02J 7/00 20060101AFI20250603BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】変換アダプタが充電インレットと充電プラグとの間に介在する状態で、変換アダプタにとって過電流が流れると変換アダプタが過熱状態となり、このような状態を解消する必要がある。
【解決手段】車両が有するバッテリの充電のために電力供給を受ける充電インレットと、車外の充電設備に接続する充電プラグと、の間に介在し、前記充電プラグから前記充電インレットに向けた電力供給を可能にする変換アダプタであって、所定の発熱部位の温度が所定の閾値を超えた場合に前記充電を停止させる過熱保護部を備える。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項１】
車両が有するバッテリの充電のために電力供給を受ける充電インレットと、車外の充電設備に接続する充電プラグと、の間に介在し、前記充電プラグから前記充電インレットに向けた電力供給を可能にする変換アダプタであって、
所定の発熱部位の温度が所定の閾値を超えた場合に前記充電を停止させる過熱保護部を備える、変換アダプタ。
続きを表示（約 430 文字）【請求項２】
前記変換アダプタは、前記充電インレットの端子と前記充電プラグの端子とを繋ぐ信号線を有し、
前記過熱保護部は、前記発熱部位の温度が前記閾値を超えた場合に、前記信号線を遮断することにより、前記車両または前記充電設備に前記充電を停止させる、請求項１に記載の変換アダプタ。
【請求項３】
前記過熱保護部は、前記信号線上に設けられたサーモスタットを有する、請求項２に記載の変換アダプタ。
【請求項４】
前記変換アダプタは、前記充電インレットの端子と前記充電プラグの端子とを繋ぐ信号線を有し、
前記過熱保護部は、前記発熱部位の温度が前記閾値を超えた場合に、前記信号線の抵抗値を上昇させることにより、前記車両または前記充電設備に前記充電を停止させる、請求項１に記載の変換アダプタ。
【請求項５】
前記過熱保護部は、前記信号線上に設けられた熱可変抵抗を有する、請求項４に記載の変換アダプタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本明細書に開示する技術は、充電インレットと充電プラグとの間に介在するための変換アダプタに関する。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
車両が有するバッテリの充電のために電力供給を受ける充電インレットと、車外の充電設備に接続する充電プラグとで規格が異なる場合、両者の間に変換プラグを介在させて、充電プラグから充電インレットに向けた電力供給を可能にする。
【０００３】
特許文献１には、充電スタンドから延出するコネクタを収容するための入力側のソケットと、電動車両に接続するための出力側のコネクタとで規格が異なるアダプタが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０１７－２２９２３０号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
変換アダプタが充電インレットと充電プラグとの間に介在する状態であっても、充電設備から車両へ供給される電流にとっての許容電流値は、充電設備と車両との通信によって決定される。そのため、変換アダプタの許容電流値が、上述のように決定された許容電流値よりも小さい場合、変換アダプタにとって過電流となり、変換アダプタが過熱状態となる虞があった。本明細書は、この問題を解決するための技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本明細書は、車両が有するバッテリの充電のために電力供給を受ける充電インレットと、車外の充電設備に接続する充電プラグと、の間に介在し、前記充電プラグから前記充電インレットに向けた電力供給を可能にする変換アダプタを開示する。前記変換アダプタは、所定の発熱部位の温度が所定の閾値を超えた場合に前記充電を停止させる過熱保護部を備える。
【０００７】
前記構成によると、変換アダプタの過熱保護部は、所定の発熱部位の温度が所定の閾値を超えた場合に前記充電を停止させる。これにより、過電流による変換アダプタの過熱を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
充電システムを簡易的に示す図。
第１実施例の変換アダプタを示す図。
第２実施例の変換アダプタを示す図。
第３実施例の変換アダプタを示す図。
温度と熱可変抵抗の抵抗値との関係を示す図。
過熱保護のためのフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
図面を参照して、本実施形態を説明する。各図は例示に過ぎず、本実施形態は図示した内容に限定されない。また、各図は例示であるため、図示する形状が正確でなかったり、一部が省略されていたりする。
【００１０】
図１は、充電システム１を簡易的に示している。充電システム１は、車両１０、車外の充電設備２０、充電プラグ２４等を含んでいる。車両１０は電動車である。電動車は、例えば、バッテリ電動車又はプラグインハイブリッド電動車であって、外部の電源によって充放電可能なバッテリ１２と、バッテリ１２から電力供給を受ける走行用モータ（図示省略）と備える。また、車両１０は、バッテリ１２の充電のために電力供給を受ける充電インレット１４と、ＥＣＵ１６を備える。ＥＣＵは、Electronic Control Unitの略である。ＥＣＵ１６は、車両１０に搭載された様々なＥＣＵのうちの一つであり、例えば、バッテリ１２の充電を制御するためのＥＣＵである。
（【００１１】以降は省略されています）

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