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公開番号2025086865
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-09
出願番号2024165404
出願日2024-09-24
発明の名称記録装置、記録装置の制御方法、およびプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類B41J 2/01 20060101AFI20250602BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】ヘッドの吐出状態の検査を、ダウンタイムを伴わずに実行すること。
【解決手段】記録装置は、記録材を吐出させるための複数の記録素子を有し、複数の記録素子を駆動することにより、記録媒体に画像を記録する記録ヘッドと、複数の記録素子を複数のブロックに分けてブロックごとに駆動のタイミングを異ならせながら、複数の記録素子を駆動する駆動制御手段と、記録素子の吐出状態の検査を行うための吐検パターンを、画像データに基づいて生成された記録データに反映させた駆動記録データを生成する生成手段と、吐検パターンに基づいて駆動された検査対象の記録素子の吐出状態を検査する検査手段と、を有し、生成手段は、検査対象の記録素子が含まれるブロックにおいて、駆動制御手段が検査対象の記録素子以外の記録素子を駆動しないように、駆動記録データを生成することを特徴とする。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
記録材を吐出させるための複数の記録素子を有し、前記複数の記録素子を駆動することにより、記録媒体に画像を記録する記録ヘッドと、
前記複数の記録素子を複数のブロックに分けて前記ブロックごとに駆動のタイミングを異ならせながら、前記複数の記録素子を駆動する駆動制御手段と、
前記記録素子の吐出状態の検査を行うための吐検パターンを、画像データに基づいて生成された記録データに反映させた駆動記録データを生成する生成手段と、
前記吐検パターンに基づいて駆動された検査対象の記録素子の吐出状態を検査する検査手段と、
を有し、
前記生成手段は、前記検査対象の記録素子が含まれるブロックにおいて、前記駆動制御手段が前記検査対象の記録素子以外の記録素子を駆動しないように、前記駆動記録データを生成することを特徴とする記録装置。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
前記生成手段は、前記検査対象の記録素子が含まれるブロックに続いて駆動されるブロックにおいて、前記駆動制御手段が全ての記録素子を駆動しないように、前記駆動記録データを生成することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項3】
前記生成手段は、所定の記録素子の吐出状態の検査を行うための吐検パターンを記録データに反映させることで前記駆動記録データを生成し、特定の周期をおいた後、前記所定の記録素子とは異なる記録素子の吐出状態の検査を行うための吐検パターンを前記記録データに反映することで前記駆動記録データを生成することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項4】
前記特定の周期は、50カラムであることを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
【請求項5】
前記特定の周期は、約1mmであることを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
【請求項6】
前記検査手段は、前記吐検パターンに基づいて駆動された記録素子の温度の変化に基づいて、当該記録素子の吐出状態を検査することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項7】
前記記録ヘッドは、複数の前記記録素子で構成されるノズル列を有することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項8】
前記記録ヘッドは、複数の前記ノズル列を有することを特徴とする請求項7に記載の記録装置。
【請求項9】
前記検査手段によって前記検査対象の記録素子の吐出状態が異常と判定された場合、画像の記録時に前記検査対象の記録素子を駆動しないことを特徴とする請求項8に記載の記録装置。
【請求項10】
前記検査手段によって前記検査対象の記録素子の吐出状態が異常と判定された場合、前記検査対象の記録素子を、他のノズル列の記録素子を用いて補完する補完手段を有することを特徴とする請求項8に記載の記録装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、記録装置、記録装置の制御方法、およびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、記録ヘッドからインク液滴を吐出して記録媒体に画像を記録するインクジェット記録装置が知られている。このような構成の記録装置では、記録ヘッドからのインク液滴吐出を利用して、記録ヘッドに備えられたインク吐出ノズル(以下、ノズル)の吐出状態を検査する技術が提案されている。
【0003】
特許文献1には、ノズル各々に対応して吐出状態を検知するための複数のセンサを備えた記録ヘッドにおいて、画像を記録する第1の駆動条件の他に検査データに基づいて第1の駆動条件とは異なる第2の駆動条件を設ける吐出状態の判定方法が記載されている。これにより、第2の駆動条件による複数のセンサそれぞれからの出力を基にノズルの吐出状態を判定することを可能にしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-142503号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
連続紙印刷において、記録ヘッドの信頼性を確保するためにその吐出状態を判定する場合、検査のための領域をメディア上に設けることが困難であるため、所定の距離を印刷する度に一時停止して吐出確認を行う。しかしこの場合、ダウンタイムの発生を避けられないという問題がある。
【0006】
そこで、本開示は、ヘッドの吐出状態の検査を、ダウンタイムを伴わずに実行することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様に係る記録装置は、記録材を吐出させるための複数の記録素子を有し、前記複数の記録素子を駆動することにより、記録媒体に画像を記録する記録ヘッドと、
前記複数の記録素子を複数のブロックに分けて前記ブロックごとに駆動のタイミングを異ならせながら、前記複数の記録素子を駆動する駆動制御手段と、前記記録素子の吐出状態の検査を行うための吐検パターンを、画像データに基づいて生成された記録データに反映させた駆動記録データを生成する生成手段と、前記吐検パターンに基づいて駆動された検査対象の記録素子の吐出状態を検査する検査手段と、を有し、前記生成手段は、前記検査対象の記録素子が含まれるブロックにおいて、前記駆動制御手段が前記検査対象の記録素子以外の記録素子を駆動しないように、前記駆動記録データを生成することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、ヘッドの吐出状態の検査を、ダウンタイムを伴わずに実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
フルライン記録ヘッドを備えた記録装置の構造を説明するための斜視図である。
記録装置の制御構成を示すブロック図である。
シリコン基板に形成された記録素子近傍の多層配線構造を示す図である。
素子基板を用いた温度検知の制御構成を表すブロック図である。
温度検知素子から出力される温度波形とその波形の温度変化信号とを表した図である。
ブロック駆動の構成を説明する図である。
ラッチ信号の入力タイミングの模式図である。
信号生成部を説明するブロック図である。
吐検パターンを示す図である。
吐出検査のフロー図である。
吐検パターンの生成について説明する図である。
記録ヘッドが有する記録素子の配置図である。
記録ヘッドをインク吐出面の側から眺めた図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<<実施形態1>>
以下添付図面を参照して本開示の好適な実施形態について説明する。なお、本実施形態において、「記録」(「プリント」という場合もある)とは、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わない。また人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かを問わず、広く記録媒体上に画像、模様、パターン等を形成する、または媒体の加工を行う場合も表すものとする。
(【0011】以降は省略されています)

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