TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025086525
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-09
出願番号2023200557
出願日2023-11-28
発明の名称水素充填システム
出願人株式会社豊田自動織機,トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類F17C 13/02 20060101AFI20250602BHJP(ガスまたは液体の貯蔵または分配)
要約【課題】燃料電池車両が燃料電池産業車両の場合であっても、燃料電池自動車の場合であっても、水素を充填すること。
【解決手段】水素充填システムは、燃料電池車両が備えるタンクに水素を充填する水素充填設備と、水素充填設備によって水素を充填する燃料電池車両を撮像するカメラと、外気温を検知する外気温センサと、画像認識装置と、を備える。画像認識装置は、カメラから取得した画像から燃料電池車両が燃料電池産業車両か燃料電池自動車かを判定する。水素充填設備は、画像認識装置によって燃料電池車両が燃料電池自動車と判定された場合、外気温センサから取得した外気温を燃料電池自動車が備えるタンクの温度とみなして水素の充填速度を定めるとともに、当該充填速度で水素を充填する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
燃料電池車両が備えるタンクに水素を充填する水素充填設備と、
前記水素充填設備によって前記水素を充填する前記燃料電池車両を撮像するカメラと、
外気温を検知する外気温センサと、
前記カメラから画像を取得する画像認識装置と、を備え、
前記画像認識装置は、前記カメラから取得した前記画像から前記燃料電池車両が燃料電池産業車両か燃料電池自動車かを判定し、
前記水素充填設備は、
前記画像認識装置によって前記燃料電池車両が前記燃料電池産業車両と判定された場合、前記タンクに前記水素を充填し、
前記画像認識装置によって前記燃料電池車両が前記燃料電池自動車と判定された場合、前記外気温センサから取得した前記外気温を前記燃料電池自動車が備える前記タンクの温度とみなして前記水素の充填速度を定めるとともに、当該充填速度で前記水素を充填する、水素充填システム。
続きを表示(約 290 文字)【請求項2】
前記画像認識装置は、前記燃料電池車両が備える識別子から前記燃料電池車両毎に設定された識別情報を取得する、請求項1に記載の水素充填システム。
【請求項3】
前記識別子を撮像する識別子用カメラを備える、請求項2に記載の水素充填システム。
【請求項4】
前記燃料電池産業車両が駐車される第1駐車位置と、
前記燃料電池自動車が駐車される第2駐車位置と、を備え、
前記第1駐車位置と前記第2駐車位置とは、前記水素充填設備を間に挟んで設けられている、請求項1~請求項3のうちいずれか一項に記載の水素充填システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、水素充填システムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示の水素充填システムは、水素充填設備と、カメラと、制御装置と、を備える。水素充填設備は、燃料電池車両が備えるタンクに水素を充填する。カメラは、燃料電池車両を撮影する。制御装置は、カメラによって撮影された画像を用いて燃料電池車両が燃料電池産業車両に該当するか否かを判定する。制御装置は、燃料電池車両が燃料電池産業車両に該当する場合のみ水素充填設備に充填許可を与える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-28504号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示の水素充填システムは、燃料電池車両が燃料電池自動車の場合に水素充填設備による水素の充填を行うことができない。燃料電池自動車は、例えば、普通自動車、バス、又はトラックである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する水素充填システムは、燃料電池車両が備えるタンクに水素を充填する水素充填設備と、前記水素充填設備によって前記水素を充填する前記燃料電池車両を撮像するカメラと、外気温を検知する外気温センサと、前記カメラから画像を取得する画像認識装置と、を備え、前記画像認識装置は、前記カメラから取得した前記画像から前記燃料電池車両が燃料電池産業車両か燃料電池自動車かを判定し、前記水素充填設備は、前記画像認識装置によって前記燃料電池車両が前記燃料電池産業車両と判定された場合、前記タンクに前記水素を充填し、前記画像認識装置によって前記燃料電池車両が前記燃料電池自動車と判定された場合、前記外気温センサから取得した前記外気温を前記燃料電池自動車が備える前記タンクの温度とみなして前記水素の充填速度を定めるとともに、当該充填速度で前記水素を充填する。
【0006】
水素充填設備は、燃料電池車両が燃料電池産業車両と判定された場合、タンクに水素を充填する。燃料電池産業車両の場合、タンクの温度が上昇しにくいため、タンクの温度を把握することなく水素を充填することができる。水素充填設備は、燃料電池車両が燃料電池自動車と判定された場合、外気温センサから取得した外気温をタンクの温度とみなして水素の充填速度を定める。これにより、タンクの温度が過剰に上昇しないように充填速度を定めることができる。この充填速度で水素を充填することで、燃料電池自動車のタンクに水素を充填することができる。燃料電池車両が燃料電池産業車両の場合であっても、燃料電池自動車の場合であっても、水素を充填することができる。
【0007】
上記水素充填システムについて、前記画像認識装置は、前記燃料電池車両が備える識別子から前記燃料電池車両毎に設定された識別情報を取得してもよい。
上記水素充填システムについて、前記識別子を撮像する識別子用カメラを備えていてもよい。
【0008】
上記水素充填システムについて、前記燃料電池産業車両が駐車される第1駐車位置と、前記燃料電池自動車が駐車される第2駐車位置と、を備え、前記第1駐車位置と前記第2駐車位置とは、前記水素充填設備を間に挟んで設けられていてもよい。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、燃料電池車両が燃料電池産業車両の場合であっても、燃料電池自動車の場合であっても、水素を充填することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は水素充填システムの概略構成図である。
図2は水素充填システム、及び燃料電池産業車両の概略構成図である。
図3は水素充填システム、及び燃料電池自動車の概略構成図である。
図4は画像認識制御を示すフローチャートである。
図5は充填制御を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社豊田自動織機
産業車両
今日
株式会社石井鐵工所
低温タンクの揚液装置
1か月前
川崎重工業株式会社
竪型タンク
20日前
川崎重工業株式会社
三重殻タンク
2か月前
川崎重工業株式会社
三重殻タンク
2か月前
川崎重工業株式会社
液化水素貯蔵タンク
4か月前
川崎重工業株式会社
液化水素貯蔵タンク
4か月前
大日本印刷株式会社
ガス充填容器
4か月前
川崎重工業株式会社
液化ガス貯蔵タンク
4か月前
那須電機鉄工株式会社
水素吸蔵合金タンク
4か月前
トヨタ自動車株式会社
水素充填装置
25日前
豊田合成株式会社
圧力容器
2か月前
川崎重工業株式会社
低温流体の移送システム
25日前
清水建設株式会社
水素貯蔵供給システム
3か月前
トヨタ自動車株式会社
水素消費システム
今日
トヨタ自動車株式会社
タンクモジュール
2か月前
川崎重工業株式会社
三重殻タンクのパージ方法
3か月前
川崎重工業株式会社
再液化装置
4か月前
トヨタ自動車株式会社
水素タンクシステム
今日
オリオン機械株式会社
燃料供給装置および発電システム
1か月前
オリオン機械株式会社
燃料供給装置および発電システム
4日前
トヨタ自動車株式会社
カートリッジタンク
28日前
鹿島建設株式会社
水素供給システム
3か月前
トヨタ自動車株式会社
水素タンクの支持構造
2か月前
トヨタ自動車株式会社
高圧タンクの製造方法
2か月前
DOWAエコシステム株式会社
容器の廃棄処理方法
4か月前
鹿島建設株式会社
水素吸蔵システム
3か月前
三浦工業株式会社
ガス気化システム
2か月前
トヨタ自動車株式会社
高圧タンク
4か月前
川崎重工業株式会社
液化水素の移送方法および移送設備
4か月前
川崎重工業株式会社
液化ガスの荷役方法および荷役装置
5か月前
トヨタ自動車株式会社
高圧タンク
4か月前
株式会社SUBARU
水素充填制御方法
2か月前
株式会社ネリキ
容器位置通知装置、及びバルブ装置
3か月前
株式会社竹中工務店
水素貯蔵システム
2か月前
トヨタ自動車株式会社
水素タンク構造
5か月前
続きを見る