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公開番号
2025135219
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-18
出願番号
2024032920
出願日
2024-03-05
発明の名称
シートベルト装置
出願人
株式会社豊田自動織機
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B60N
2/42 20060101AFI20250910BHJP(車両一般)
要約
【課題】シートベルトの荷重に耐え得る強度を維持しつつ、荷重受け部材の製造効率を向上できるシートベルト装置を提供する。
【解決手段】シートベルト装置10は、シートベルト11と、リトラクタ12と、シートバック3の上部に配置され、リトラクタ12から繰り出されたシートベルト11を通す開口部13aを有する保持部材13と、リトラクタ12と保持部材13との間に配置されると共にシートフレーム4に固定され、シートベルト11が引っ張られたときに生じる荷重を受ける荷重受け部材14とを備え、荷重受け部材14は、両端部14a4がシートフレーム4の横上フレーム部4bに固定され、保持部材13に向かって前側上方に延びる第1ワイヤ14aと、両端部14b4が横上フレーム部4bに固定され、保持部材13に向かって前側上方に第1ワイヤ14aよりも高い位置まで延びる第2ワイヤ14bとを有する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
シートフレームがシートバックに内蔵されたシートに着座した乗員を拘束するシートベルト装置において、
前記乗員に装着されるシートベルトと、
前記シートフレームに取り付けられ、前記シートベルトを巻き取るリトラクタと、
前記シートバックの上部に配置され、前記リトラクタから繰り出された前記シートベルトを通す開口部を有する保持部材と、
前記リトラクタと前記保持部材との間に配置されると共に前記シートフレームに固定され、前記シートベルトが引っ張られたときに生じる荷重を受ける荷重受け部材とを備え、
前記シートフレームは、前記シートバックの上下方向に延びる2本の縦フレーム部と、前記2本の縦フレーム部の上端部同士を繋ぐ横上フレーム部と、前記2本の縦フレーム部の下端部同士を繋ぐ横下フレーム部とを有し、
前記荷重受け部材は、両端部が前記横上フレーム部に固定され、前記保持部材に向かって前側上方に延びる第1ワイヤと、両端部が前記横上フレーム部に固定され、前記保持部材に向かって前側上方に前記第1ワイヤよりも高い位置まで延びる第2ワイヤとを有するシートベルト装置。
続きを表示(約 390 文字)
【請求項2】
前記第2ワイヤは、前記第1ワイヤよりも前記シートバックの幅方向の内側に配置されている請求項1記載のシートベルト装置。
【請求項3】
前記第1ワイヤの前側部分は、前記第2ワイヤの前側部分に対して下方に離間している請求項1記載のシートベルト装置。
【請求項4】
前記第1ワイヤの両端部は、前記横上フレーム部の下側部分に固定され、
前記第2ワイヤの両端部は、前記横上フレーム部の上側部分に固定されている請求項1記載のシートベルト装置。
【請求項5】
前記第2ワイヤは、前記第1ワイヤに対して前記シートバックの幅方向に沿ってずれて配置されている請求項1記載のシートベルト装置。
【請求項6】
前記第1ワイヤ及び前記第2ワイヤの両端部は、前記横上フレーム部に溶接されている請求項1記載のシートベルト装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、シートベルト装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来のシートベルト装置としては、例えば特許文献1に記載されている技術が知られている。特許文献1に記載のシートベルト装置は、シートバックフレームとして、左右のサイドフレーム及び左右のサイドフレームの上端部間に架け渡されたアッパフレームを有し、シートベルト装置のリトラクタが取り付けられるフレーム本体と、左右の脚部がアッパフレームに固定され、左右の脚部の上端部間に架け渡された上壁部が左右のサイドフレームの一方の上端部に対してシートバック上方側から対向すると共に、リトラクタに巻き取られるシートベルトが巻き掛けられる巻掛け部を有するベルトアンカーブラケットと、を備える。一方のサイドフレームの上端部には、左右の脚部におけるアッパフレームへの固定部よりもシートバック前方側でシートバック上方側へ突出し、上壁部の下面に対してシートバック下方側から対向した上方延長部が形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-139958号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、一部の仕向地では、シートベルトのアンカー試験が設定されている。シートベルトのアンカー試験の要求性能としては、試験後のシートフレームの変形量が定義されている。シートフレームは、シートに内蔵されている。シートフレームの変形量は、シートベルトの拘束性能に影響を与える。シートフレームの変形量を抑えるためには、シートベルトが引っ張られたときに生じる荷重(以下、シートベルトの荷重ということがある)を受ける荷重受け部材の位置を高くする等といった手法がある。しかし、荷重受け部材の位置が高い場合、シートベルトの荷重によって荷重受け部材が変形してしまう虞がある。そこで、荷重受け部材の位置を高くする場合には、荷重受け部材の強度を上げる必要がある。従来の荷重受け部材は、シートベルトの荷重に耐え得る強度を有する1本のワイヤにより構成される。しかし、そのようなワイヤは所望の形状に成形しづらく、製造効率が低下してしまう。
【0005】
本発明の目的は、シートベルトの荷重に耐え得る強度を維持しつつ、荷重受け部材の製造効率を向上できるシートベルト装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明の一態様は、シートフレームがシートバックに内蔵されたシートに着座した乗員を拘束するシートベルト装置において、乗員に装着されるシートベルトと、シートフレームに取り付けられ、シートベルトを巻き取るリトラクタと、シートバックの上部に配置され、リトラクタから繰り出されたシートベルトを通す開口部を有する保持部材と、リトラクタと保持部材との間に配置されると共にシートフレームに固定され、シートベルトが引っ張られたときに生じる荷重を受ける荷重受け部材とを備え、シートフレームは、シートバックの上下方向に延びる2本の縦フレーム部と、2本の縦フレーム部の上端部同士を繋ぐ横上フレーム部と、2本の縦フレーム部の下端部同士を繋ぐ横下フレーム部とを有し、荷重受け部材は、両端部が横上フレーム部に固定され、保持部材に向かって前側上方に延びる第1ワイヤと、両端部が横上フレーム部に固定され、保持部材に向かって前側上方に第1ワイヤよりも高い位置まで延びる第2ワイヤとを有する。
【0007】
このようなシートベルト装置において、荷重受け部材は、両端部がシートフレームの横上フレーム部に固定され、保持部材に向かって前側上方に延びる第1ワイヤと、両端部が横上フレーム部に固定され、保持部材に向かって前側上方に第1ワイヤよりも高い位置まで延びる第2ワイヤとを有している。第1ワイヤ及び第2ワイヤは、シートベルトが引っ張られたときに生じるシートベルトの荷重を受ける部分において、上下方向に互いに接触し、重なるように配置された状態となる。これにより、荷重受け部材は、シートベルトの荷重に耐え得る強度を有する。また、荷重受け部材が第1ワイヤ及び第2ワイヤという2本のワイヤを有することで、第1ワイヤ及び第2ワイヤとして断面の直径が小さなワイヤを使用することが可能となる。この場合には、第1ワイヤ及び第2ワイヤを所望の形状に成形しやすいので、製造効率を向上できる。従って、シートベルトの荷重に耐え得る強度を維持しつつ、荷重受け部材の製造効率を向上できる。
【0008】
(2)上記の(1)において、第2ワイヤは、第1ワイヤよりもシートバックの幅方向の内側に配置されていてもよい。このような構成では、第2ワイヤは、第1ワイヤよりもシートバックの幅方向の内側に配置される。このため、荷重受け部材の幅寸法は、第1ワイヤの幅寸法となる。従って、荷重受け部材の幅寸法を抑えることができる。
【0009】
(3)上記の(1)または(2)において、第1ワイヤの前側部分は、第2ワイヤの前側部分に対して下方に離間していてもよい。このような構成では、第1ワイヤの前側部分は、第2ワイヤの前側部分に対して下方に離間している。これにより、保持部材の幅寸法を第2ワイヤの幅寸法に合わせることができる。
【0010】
(4)上記(1)~(3)において、第1ワイヤの両端部は、横上フレーム部の下側部分に固定され、第2ワイヤの両端部は、横上フレーム部の上側部分に固定されていてもよい。このような構成では、第1ワイヤの両端部は、横上フレーム部の下側部分に固定され、第2ワイヤの両端部は、横上フレーム部の上側部分に固定されている。これにより、第1ワイヤ及び第2ワイヤを横上フレーム部に固定しやすくなる。
(【0011】以降は省略されています)
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