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公開番号2025085329
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-05
出願番号2023199132
出願日2023-11-24
発明の名称壁体の断熱構造、および、壁体の断熱改修方法
出願人YKK AP株式会社
代理人弁理士法人樹之下知的財産事務所
主分類E06B 5/00 20060101AFI20250529BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】断熱性能の向上と施工の容易化を図れる壁体の断熱構造を提供すること。
【解決手段】壁体の断熱構造は、開口部1Aに外窓2が取り付けられた壁体1の断熱構造であって、開口部1Aには、壁体1の内壁12から室内側に突出するように内窓6が取り付けられ、内壁12には、小口が内窓6の外周面に当接するように、断熱パネル7が取り付けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
開口部に外窓が取り付けられた壁体の断熱構造であって、
前記開口部には、前記壁体の内壁から室内側に突出するように内窓が取り付けられ、
前記内壁には、小口が前記内窓の外周面に当接するように、断熱パネルが取り付けられている、壁体の断熱構造。
続きを表示（約 320 文字）【請求項２】
請求項１に記載の壁体の断熱構造において、
前記開口部には、前記内壁から前記室内側に突出するように額縁が取り付けられ、
前記内窓は、前記額縁から前記室内側に突出するように、前記額縁の内部に取り付けられ、
前記断熱パネルは、前記額縁の外周面および前記室内側の端部を覆うように取り付けられている、壁体の断熱構造。
【請求項３】
開口部に外窓が取り付けられた壁体の断熱改修方法であって、
内窓を、前記壁体の内壁から室内側に突出するように、前記開口部に取り付け、
断熱パネルを、その小口が前記内窓の外周面に当接するように、前記内壁に取り付ける、壁体の断熱改修方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、壁体の断熱構造、および、壁体の断熱改修方法に関する。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、外窓が設けられた建物の壁体の室内側に、断熱改修により、断熱パネルおよび内窓を新たに設けることで、断熱性能を向上させる構成が知られている（例えば、特許文献１参照）。
特許文献１に記載の構成では、石膏ボードの室内側に、外サッシ（外窓）から室内側に突出する外開口枠（額縁）を囲むように、ふかし壁（断熱パネル）が設けられている。ふかし壁の端部（小口）は、外開口枠を囲む内開口枠を支持している。内開口枠の内部には、内サッシ枠（内窓枠）および内サッシ枠により支持された内サッシ障子（障子）を備える内サッシ（内窓）が取り付けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１６－０７５０９８号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、特許文献１に記載のような構成では、断熱改修時に、断熱パネル、内開口枠および内窓の施工が必要になり、施工に時間を要していた。
【０００５】
本発明の目的は、断熱性能の向上と施工の容易化を図れる壁体の断熱構造、および、壁体の断熱改修方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明の壁体の断熱構造は、開口部に外窓が取り付けられた壁体の断熱構造であって、前記開口部には、前記壁体の内壁から室内側に突出するように内窓が取り付けられ、前記内壁には、小口が前記内窓の外周面に当接するように、断熱パネルが取り付けられている、ことを特徴とする。
【０００７】
本発明の壁体の断熱改修方法は、開口部に外窓が取り付けられた壁体の断熱改修方法であって、内窓を、前記壁体の内壁から室内側に突出するように、前記開口部に取り付け、断熱パネルを、その小口が前記内窓の外周面に当接するように、前記内壁に取り付ける、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【０００８】
本発明によれば、断熱性能の向上と施工の容易化を図れる壁体の断熱構造、および、壁体の断熱改修方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
本発明の実施形態に係る壁体の断熱構造を示す縦断面図。
前記実施形態に係る壁体の断熱構造を示す横断面図。
壁体の断熱構造を室内側から見た図であり、（Ａ）は前記実施形態に係る図、（Ｂ）は変形例に係る図。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
［実施形態］
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図１および図２に示す建物の壁体１は、開口部１Ａを有する躯体１１と、躯体１１の開口部１Ａ以外の室内側に固定され、例えば石膏ボードにより構成された内壁１２と、躯体１１の開口部１Ａ以外の室外側に固定された外壁１３と、を備える。躯体１１は、まぐさ１１１、窓台１１２および左右の縦材１１３により構成された開口枠１１４を備える。開口枠１１４における互いに対向する面には、それぞれスペーサ１１５が取り付けられている。開口枠１１４およびスペーサ１１５は、開口部１Ａを構成する。開口部１Ａには、外窓２と、額縁５と、内窓６と、が取り付けられている。
（【００１１】以降は省略されています）

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