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公開番号
2025085237
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-05
出願番号
2023198961
出願日
2023-11-24
発明の名称
回転ガントリ、及びそれを用いた粒子線治療システム
出願人
株式会社日立製作所
,
国立大学法人北海道大学
代理人
弁理士法人開知
主分類
A61N
5/10 20060101AFI20250529BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】従来に比べて短時間で深度方向におけるマージンを低減させることが可能な回転ガントリ、及びそれを用いた粒子線治療システムを提供する。
【解決手段】出射点から照射対象までの間に設けられた1つ以上のポート切り替え電磁石3と、ポート切り替え電磁石3によって分岐した少なくとも二方向以上からビームを照射対象に照射する第1照射ポート11,第2照射ポート12と、第1照射ポート11,第2照射ポート12を通過したビームのエネルギーを計測する計測器21a,21bと、を備える。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
加速器から出射されたビームを、出射点から照射対象に向けて輸送する回転ガントリであって、
前記出射点から前記照射対象までの間に設けられた1つ以上のビーム分岐用電磁石と、
前記ビーム分岐用電磁石によって分岐した少なくとも二方向以上からビームを前記照射対象に照射するビーム経路と、
前記ビーム経路を通過したビームのエネルギーを計測するビーム計測器と、を備える
回転ガントリ。
続きを表示(約 640 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の回転ガントリにおいて、
前記ビーム経路と前記ビーム計測器とを同数備え、
前記ビーム計測器は、前記回転ガントリの回転角度に応じて移動する
回転ガントリ。
【請求項3】
請求項1に記載の回転ガントリにおいて、
前記ビームを散乱させてビームサイズを拡大する散乱体を更に備え、
前記散乱体は、透視画像撮像時、治療時に応じて前記ビーム経路内のビーム軸上に挿入/排出が可能となっている
回転ガントリ。
【請求項4】
請求項3に記載の回転ガントリにおいて、
前記散乱体は、前記ビーム分岐用電磁石の下流側に配置されている
回転ガントリ。
【請求項5】
請求項1に記載の回転ガントリにおいて、
前記ビーム経路は、少なくとも二方向以上から治療用イオンビームを照射可能である
回転ガントリ。
【請求項6】
前記ビームを生成する前記加速器と、
請求項1乃至5のいずれか1項の回転ガントリと、を備え、
少なくとも二方向以上の方向から照射する前記ビームのイオンの種類が変更可能である
粒子線治療システム。
【請求項7】
請求項6に記載の粒子線治療システムにおいて、
少なくとも二方向以上の方向から照射する前記イオンのエネルギーが変更可能である
粒子線治療システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、2ポート以上の照射ラインを有する回転ガントリ、及びそれを用いた粒子線治療システムに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、荷電粒子線として、陽子線およびヘリウム線を照射可能であり、患者を透過した陽子線のエネルギーを計測する残飛程計測装置と、残飛程計測装置によって計測された患者の陽子線に対する阻止能比分布を求め、求めた阻止能比分布に基づいてヘリウム線に対する阻止能比分布を演算する粒子線CT画像生成装置と、を備えている粒子線治療システムが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-146334号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
粒子線治療を行うにあたって、正常組織への照射量を低減し、患部に線量を集中させるため、あらかじめX線やCT等による透視画像を用いて治療計画が立てられる(例えば特許文献1参照)。
【0005】
しかしながら、X線透視画像、CT画像で得られた画像をもとに照射深度(ビームエネルギー)を決定した場合、画像生成X線と治療に用いるイオンとでエネルギー付与の仕方が大きく異なる。
【0006】
そのため従来では治療計画を立てる際に深度方向に余裕(マージン)を持たせていた。これはすなわち、がん患部を確実に照射する代わりに、正常組織の一部にもビームを照射することになる。
【0007】
この正常組織への照射量を低減するには多方向から照射することが有効であるが、病巣が放射線に弱い組織(例えば腸など)に近接している場合などは治療が困難となる場合があり、深度方向における余裕(マージン)の更なる低減が待たれていた。
【0008】
上述の特許文献1では、質量が比較的近い粒子線を用いて透過画像を取得することが記載されている。しかし、特許文献1では、透過画像を得るための照射と治療のための照射とを同じ照射ポートを用いるものであり、より短時間で透過画像を取得し、治療を行う余地があることが本発明者らの検討により明らかとなった。
【0009】
本発明は、従来に比べて短時間で深度方向におけるマージンを低減させることが可能な回転ガントリ、及びそれを用いた粒子線治療システムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、加速器から出射されたビームを、出射点から照射対象に向けて輸送する回転ガントリであって、前記出射点から前記照射対象までの間に設けられた1つ以上のビーム分岐用電磁石と、前記ビーム分岐用電磁石によって分岐した少なくとも二方向以上からビームを前記照射対象に照射するビーム経路と、前記ビーム経路を通過したビームのエネルギーを計測するビーム計測器と、を備える。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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