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公開番号
2025084132
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-02
出願番号
2024203189
出願日
2024-11-21
発明の名称
酵素処理及び低温熟成された低分子ヒアルロン酸加水分解物が有効成分として含有された刺激緩和及び保湿改善用化粧料組成物及びその加水分解物の製造方法
出願人
フゲル,インコーポレイテッド
,
Hugel, Inc.
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
C08B
37/08 20060101AFI20250526BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】酵素処理及び低温熟成された低分子ヒアルロン酸加水分解物が有効成分として含有された刺激緩和及び保湿改善用化粧料組成物及びその加水分解物の製造方法を提供する。
【解決手段】本発明は、蒸溜水にヒアルロン酸と、混合酵素としてプロテイナーゼ(Proteinase)及びペクチナーゼ(Pectinase)とを混合して酵素反応して混合酵素処理されたヒアルロン酸を得る段階(段階1)と、前記段階1で混合酵素処理されたヒアルロン酸を蒸熟処理した後、1~5日間5~20℃で低温熟成する段階(段階2)と、を含み、本発明の製造方法により製造される低分子化ヒアルロン酸は、重量平均分子量(Mw)500Da以下を達成することで、皮膚吸収率が顕著に向上し、肌刺激の緩和及び保湿効能が顕著に優れる。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
蒸溜水にヒアルロン酸と、混合酵素としてプロテイナーゼ(Proteinase)及びペクチナーゼ(Pectinase)とを混合して酵素反応して混合酵素処理されたヒアルロン酸を得る段階(段階1)と、
前記段階1で混合酵素処理されたヒアルロン酸を蒸熟処理した後、1~5日間5~20℃で低温熟成する段階(段階2)と、を含む、
低分子化ヒアルロン酸の製造方法。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記段階1のプロテイナーゼ(Proteinase)は、フレーバーザイム(Flavourzyme)、プロタメックス(Protamex)、α-キモトリプシン(α-chymotrypsin)、サブチリシンカールスバーグ(subtilisin Carlsberg)、サーモリシン(thermolysin)、パパイン(papain)、カビ由来のプロテアーゼ(fungal protease)、ペプシン(pepsin)であることを特徴とする請求項1に記載の低分子化ヒアルロン酸の製造方法。
【請求項3】
前記段階1のペクチナーゼ(Pectinase)は、ペクチネックスウルトラSP-L(Pectinex Ultra SP-L)、ビスコザイムL(Viscozyme L)、ウルトラザイムAFP(Ultrazyme AFP)、ペクチネックスウルトラAFP(Pectinex Ultra AFP)、ペクチネックスウルトラクリア(Pectinex Ultra clear)、α-ハーブザイム(α-herbzyme)であることを特徴とする請求項1に記載の低分子化ヒアルロン酸の製造方法。
【請求項4】
前記混合酵素は、ペクチナーゼ(Pectinase)1重量部を基準としてプロテイナーゼ(Proteinase)を1~5重量部含むことを特徴とする請求項1に記載の低分子化ヒアルロン酸の製造方法。
【請求項5】
前記混合酵素は、ペクチナーゼ(Pectinase)1重量部を基準としてプロテイナーゼ(Proteinase)を2~4重量部含むことを特徴とする請求項4に記載の低分子化ヒアルロン酸の製造方法。
【請求項6】
前記段階2における蒸熟処理は、70~90℃で2~4時間の間処理し、低温熟成は2~4日間14~18℃で処理することを特徴とする請求項1に記載の低分子化ヒアルロン酸の製造方法。
【請求項7】
前記低分子化ヒアルロン酸の製造方法により製造されるヒアルロン酸の重量平均分子量(Mw)は、500Da以下であることを特徴とする請求項1に記載の低分子化ヒアルロン酸の製造方法。
【請求項8】
請求項1に記載の製造方法により製造される平均分子量(Mw)500Da以下の低分子化ヒアルロン酸。
【請求項9】
請求項1に記載の製造方法により製造される低分子化ヒアルロン酸を含む肌刺激の緩和及び保湿用化粧料組成物。
【請求項10】
重量平均分子量(Mw)500Da以下の低分子化ヒアルロン酸を含む肌刺激の緩和及び保湿用化粧料組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、酵素処理及び低温熟成された低分子ヒアルロン酸加水分解物が有効成分として含有された刺激緩和及び保湿改善用化粧料組成物及びその加水分解物の製造方法に関し、より詳しくは、ヒアルロン酸を酵素処理及び低温熟成された加水分解物として製造する場合、重量平均分子量(Mw)500Da以下の低分子ヒアルロン酸加水分解物が得られ、そのヒスタミン阻害能、NO生成阻害能及び保湿改善の効果を確認した。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
ヒアルロン酸は、グリコサミノグリカンの一つであって、細胞外マトリックスに存在して組職の水分維持、細胞成長因子及び栄養成分の貯蔵及び拡散に関与し、角質形成細胞と線維芽細胞によって合成されるものと知られている。皮膚におけるヒアルロン酸の減少は、肌のハリ不足及びしわの増加の原因として知られている。
【0003】
従来の方法によって生産される大部分のヒアルロン酸は、重合度が高い50万ダルトン(500,000Da=500kDa)以上の高分子多糖類であるから、肌を通過することができない。すなわち、50万ダルトン以上のヒアルロン酸を肌に塗布すれば空気中の水分を吸収しようとする性質のため、肌からの水分の蒸発を防ぐことはできるが、肌を透過することができないから肌の表面に留まって容易に肌の表面から洗い流され、これにより肌の保湿効果を持続しにくい。このためにヒアルロン酸を低分子化しようとする多様な試みが報告されている。
【0004】
ヒアルロン酸を低分子化する先行文献として、特許文献1は、超低分子ヒアルロン酸を含むヒアルロン酸オリゴマー製造方法に関し、前記製造方法は、脱アセチル化反応を起こして低分子ヒアルロン酸を製造する方法を開示している。組成物は、線維芽細胞の活性とコラーゲンの合成を促進することでしわを緩和させて改善する効果を奏すると報告している。
【0005】
また、特許文献2は、ガンマ線の照射及びヒアルロン酸の分解酵素処理による低分子化製造方法に関し、組換えタンパク質酵素をヒアルロン酸で処理した後ガンマ線を照射して低分子のヒアルロン酸加水分解物を製造する方法を提供している。しかし、化学薬品を利用するか、精製がややこしい組換えタンパク質を用いて製造される方法であって、産業的適用に多少困難がある。
【0006】
これに、本発明者らはヒアルロン酸の性能を極大化するために鋭意研究した結果、ヒアルロン酸に酵素処理及び低温熟成を並行して加水分解物として製造する場合、ヒアルロン酸の低分子化並びに優れた刺激緩和及び保湿改善の効果を与えることができるという事実を見つけて本発明を完成するに至った。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
韓国登録特許公報第10-2548168号
韓国登録特許公報第10-2013603号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の第1の目的は、低分子化ヒアルロン酸の製造方法を提供することである。
【0009】
本発明の第2の目的は、前記製造方法により製造される重量平均分子量(Mw)500Da以下の低分子化ヒアルロン酸を提供することである。
【0010】
本発明の第3の目的は、前記製造方法により製造される低分子化ヒアルロン酸を含む肌刺激の緩和及び保湿用化粧料組成物を提供することである。
(【0011】以降は省略されています)
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