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公開番号2025083953
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-02
出願番号2023197657
出願日2023-11-21
発明の名称電子機器における液晶パネル導電接続構造
出願人アイホン株式会社
代理人個人
主分類H04M 1/02 20060101AFI20250526BHJP(電気通信技術)
要約【課題】基板の組み付け後であっても導電性ガスケットを視認することができ、導電性ガスケットの取付忘れや位置ずれを容易に確認することができる電子機器における液晶パネル導電接続構造を提供する。
【解決手段】前ケース2の後面に、導電性ガスケット10を保持するガスケット保持部として左右一対の保持爪13a、13bと、保持爪13a、13bに挟み込まれた導電性ガスケット10の上端が当接可能な係止爪14とを設けた。そして、導電性ガスケット10が、ガスケット保持部に保持された状態で、液晶パネル11とメイン基板31とにより前後から挟持されるようにした。また、メイン基板31に、窓32を設け、液晶パネル11とメイン基板31とにより前後から挟持された導電性ガスケット10が、窓32内に露出するようにした。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
電子機器の本体ケース内に配される液晶パネルと、前記本体ケース内において前記液晶パネルの後方に配される基板と、前記液晶パネルと前記基板とにより前後から挟持される導電性ガスケットとを備え、前記導電性ガスケットを介して前記液晶パネルの後面に設けられた金属外郭部と前記基板とを電気的に接続する電子機器における液晶パネル導電接続構造であって、
前記本体ケース内に、前記導電性ガスケットを保持するためのガスケット保持部が設けられ、前記ガスケット保持部が、前後方向へ延びる板状部を有していて前記導電性ガスケットを左右から挟み込む一対の挟み込み部と、前記挟み込み部よりも上方又は下方で、且つ、前記挟み込み部間となる位置において前後方向へ延びる板状部を有し、前記挟み込み部に挟み込まれた前記導電性ガスケットの上下方向での一端が当接可能な規制部とを備えており、
前記導電性ガスケットが、前記ガスケット保持部に保持された状態で、前記液晶パネルと前記基板とにより前後から挟持されている一方、
前記基板に、開口又は切り欠きが設けられており、
挟持された前記導電性ガスケットが、前記開口又は前記切り欠き内に露出していることを特徴とする電子機器における液晶パネル導電接続構造。
続きを表示(約 240 文字)【請求項2】
前記ガスケット保持部が、前記本体ケースと一体的に設けられている一方、
前記液晶パネルの後面を覆うように絶縁シートが配されているとともに、前記絶縁シートに、前記金属外郭部の少なくとも一部を露出させるための切り欠き又は開口が設けられており、
前記導電性ガスケットが、前記ガスケット保持部に保持された状態において、前記切り欠き又は前記開口内に露出する前記金属外郭部に当接していることを特徴とする請求項1に記載の電子機器における液晶パネル導電接続構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、たとえばインターホン親機等の電子機器における液晶パネル導電接続構造に関するものである。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、電子機器の一例であるインターホン親機には、インターホン子機で撮像された映像等を表示するための液晶パネルが搭載されてなるものがある。そして、そのようなインターホン親機では、液晶画面でのノイズ防止を目的として、液晶パネルの金属外郭部と、液晶パネルの動作を制御する基板のランド部とを導電性部材によって電気的に接続するとした液晶パネル導電接続構造を設けている(たとえば特許文献1)。
【0003】
また、近年では、導電性部材として導電性ガスケットを採用することがある。そのように導電性ガスケットを採用した液晶パネル導電接続構造においては、液晶パネルと、その後方に位置する基板との間に絶縁性を有する合成樹脂製のケース体を設置するとともに、該ケース体に窓を開設し、その窓内に導電性ガスケットを位置させてから基板を組み付けることによって、導電性ガスケットを液晶パネルと基板とにより前後から挟み込んで取り付けていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2003-15150号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、導電性部材として導電性ガスケットを採用した従来の液晶パネル導電接続構造では、液晶パネルと基板とにより挟み込まれた導電性ガスケットが、全体的に基板に覆われてしまうため、基板の組み付け後に導電性ガスケットの取付忘れや位置ずれを確認することができないという問題がある。
【0006】
そこで、本発明は、上記問題に鑑みなされたものであって、基板の組み付け後であっても導電性ガスケットを視認することができ、導電性ガスケットの取付忘れや位置ずれを容易に確認することができる電子機器における液晶パネル導電接続構造を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、電子機器の本体ケース内に配される液晶パネルと、本体ケース内において液晶パネルの後方に配される基板と、液晶パネルと基板とにより前後から挟持される導電性ガスケットとを備え、導電性ガスケットを介して液晶パネルの後面に設けられた金属外郭部と基板とを電気的に接続する電子機器における液晶パネル導電接続構造であって、本体ケース内に、導電性ガスケットを保持するためのガスケット保持部が設けられ、ガスケット保持部が、前後方向へ延びる板状部を有していて導電性ガスケットを左右から挟み込む一対の挟み込み部と、挟み込み部よりも上方又は下方で、且つ、挟み込み部間となる位置において前後方向へ延びる板状部を有し、挟み込み部に挟み込まれた導電性ガスケットの上下方向での一端が当接可能な規制部とを備えており、導電性ガスケットが、ガスケット保持部に保持された状態で、液晶パネルと基板とにより前後から挟持されている一方、基板に、開口又は切り欠きが設けられており、挟持された導電性ガスケットが、開口又は切り欠き内に露出していることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記ガスケット保持部が、前記本体ケースと一体的に設けられている一方、液晶パネルの後面を覆うように絶縁シートが配されているとともに、絶縁シートに、金属外郭部の少なくとも一部を露出させるための切り欠き又は開口が設けられており、導電性ガスケットが、ガスケット保持部に保持された状態において、切り欠き又は開口内に露出する金属外郭部に当接していることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、本体ケース内に設けられる導電性ガスケットを保持するためのガスケット保持部が、前後方向へ延びる板状部を有していて導電性ガスケットを左右から挟み込む一対の挟み込み部と、挟み込み部よりも上方又は下方で、且つ、挟み込み部間となる位置において前後方向へ延びる板状部を有し、挟み込み部に挟み込まれた導電性ガスケットの上下方向での一端が当接可能な規制部とを備えている。そして、導電性ガスケットが、ガスケット保持部に保持された状態で、液晶パネルと基板とにより前後から挟持されるようにした。また、基板に、開口又は切り欠きが設けられており、挟持された導電性ガスケットが、開口又は切り欠き内に露出するようにした。したがって、基板の組み付け後であっても導電性ガスケットを容易に視認することができ、導電性ガスケットの取付忘れや位置ずれを容易に確認することができる。さらに、導電性ガスケットがガスケット保持部に保持されるため、基板の組み付け時等に導電性ガスケットが位置ずれしづらく、電子機器の組み立て作業の簡略化を図ることができる。
また、ガスケット保持部が、本体ケースと一体的に設けられている一方、液晶パネルの後面を覆うように絶縁シートが配されているとともに、絶縁シートに、金属外郭部の少なくとも一部を露出させるための切り欠き又は開口が設けられており、導電性ガスケットが、ガスケット保持部に保持された状態において、切り欠き又は開口内に露出する金属外郭部に当接するようにした。したがって、従来のように導電性ガスケットを位置決めするような合成樹脂製のケース体を設置する必要がなく、本体ケースの薄型化、ひいては電子機器の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
インターホン親機の前面側を右斜め上方から示した斜視説明図である。
インターホン親機の後面側を左斜め下方から示した斜視説明図である。
後ケースを取り外したインターホン親機の後面側を左斜め下方から示した斜視説明図である。
メイン基板と、絶縁シートと、導電性ガスケットと、前ケース側とに分解した状態を示した斜視説明図である。
インターホン親機の前ケース側を示した斜視説明図である。
前ケースの基板掛止部を拡大して示した説明図である。
前ケースのガスケット保持部を拡大して示した説明図である。
導電性ガスケットをガスケット保持部に保持させた状態を示した説明図である。
メイン基板の組み付け後におけるガスケット保持部の箇所を拡大して示した説明図である。
(a)は、図9中のA-A線断面を示した説明図であり、(b)は、図9中のB-B線断面を示した説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の一実施形態であるインターホン親機について、図面にもとづき詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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