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公開番号2025083062
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-30
出願番号2023196729
出願日2023-11-20
発明の名称フィルタ部材及びレンズ
出願人パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G02B 5/22 20060101AFI20250523BHJP(光学)
要約【課題】ディスプレイ及び物体の両方の見え方を良くする。
【解決手段】ユーザが着用する部材が備えるフィルタ部材は、基材と、基材に分散された1種類以上の吸収色素と、を備える。フィルタ部材の透過スペクトルは、400nm以上450nm以下の範囲A1内に第1の極小波長が位置する第1の谷と、540nm以上600nm以下の範囲A2内に第2の極小波長が位置する第2の谷と、680nm以上800nm以下の範囲A3内に第3の極小波長が位置する第3の谷と、を有する。350nm以上400nm以下の範囲B1内の透過率の最大値は、第1ピーク波長における透過率の2.5倍以上である。450nm以上540nm以下の範囲B2内の透過率の最大値は、第2ピーク波長における透過率の3倍以上である。600nm以上680nm以下の範囲B3内の透過率の最大値は、第3ピーク波長における透過率の1.6倍以上である。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
ユーザが着用する部材が備えるフィルタ部材であって、
基材と、
前記基材に分散された1種類以上の吸収色素と、を備え、
前記フィルタ部材の透過スペクトルは、
400nm以上450nm以下の範囲内に第1の極小波長が位置する第1の谷と、
540nm以上600nm以下の範囲内に第2の極小波長が位置する第2の谷と、
680nm以上800nm以下の範囲内に第3の極小波長が位置する第3の谷と、を有し、
350nm以上400nm以下の範囲内における前記フィルタ部材の透過率の最大値は、前記第1の極小波長における前記フィルタ部材の透過率の2.5倍以上であり、
450nm以上540nm以下の範囲内における前記フィルタ部材の透過率の最大値は、前記第2の極小波長における前記フィルタ部材の透過率の3倍以上であり、
600nm以上680nm以下の範囲内における前記フィルタ部材の透過率の最大値は、前記第3の極小波長における前記フィルタ部材の透過率の1.6倍以上である、
フィルタ部材。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
350nm以上400nm以下の範囲内における前記フィルタ部材の透過率の最大値は、50%以上であり、
450nm以上540nm以下の範囲内における前記フィルタ部材の透過率の最大値は、70%以上であり、
600nm以上680nm以下の範囲内における前記フィルタ部材の透過率の最大値は、70%以上である、
請求項1に記載のフィルタ部材。
【請求項3】
前記フィルタ部材の視感透過率は、60%以上である、
請求項1に記載のフィルタ部材。
【請求項4】
前記第1の極小波長における前記フィルタ部材の透過率は、10%以上20%以下であり、
前記第2の極小波長における前記フィルタ部材の透過率は、10%以上30%以下であり、
前記第3の極小波長における前記フィルタ部材の透過率は、30%以上60%以下である、
請求項1~3のいずれか1項に記載のフィルタ部材。
【請求項5】
前記フィルタ部材に等エネルギー白色光を通過させた場合の透過光の目立ち指数FCI(Feeling of Contrast Index)は、110以上である、
請求項1~3のいずれか1項に記載のフィルタ部材。
【請求項6】
前記フィルタ部材に等エネルギー白色光を通過させた場合の透過光の色温度は、6200K以上である、
請求項1~3のいずれか1項に記載のフィルタ部材。
【請求項7】
前記基材は、樹脂基材である、
請求項1~3のいずれか1項に記載のフィルタ部材。
【請求項8】
請求項1~3のいずれか1項に記載のフィルタ部材を備える、
メガネ用、サングラス用又はゴーグル用のレンズ。
【請求項9】
前記レンズを正面から見た場合に、前記フィルタ部材の面積は、前記レンズの面積の半分以上である、
請求項8に記載のレンズ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、フィルタ部材及びレンズに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ディスプレイ用の色調整フィルタが開示されている。当該色調整フィルタは、吸収色素を含むことにより、ディスプレイの色調整を行っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-36033号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、ディスプレイ及び物体の両方の見え方を良くすることができるフィルタ部材及びレンズを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様に係るフィルタ部材は、ユーザが着用する部材が備えるフィルタ部材であって、基材と、前記基材に分散された1種類以上の吸収色素と、を備え、前記フィルタ部材の透過スペクトルは、400nm以上450nm以下の範囲内に第1の極小波長が位置する第1の谷と、540nm以上600nm以下の範囲内に第2の極小波長が位置する第2の谷と、680nm以上800nm以下の範囲内に第3の極小波長が位置する第3の谷と、を有し、350nm以上400nm以下の範囲内における前記フィルタ部材の透過率の最大値は、前記第1の極小波長における前記フィルタ部材の透過率の2.5倍以上であり、450nm以上540nm以下の範囲内における前記フィルタ部材の透過率の最大値は、前記第2の極小波長における前記フィルタ部材の透過率の3倍以上であり、600nm以上680nm以下の範囲内における前記フィルタ部材の透過率の最大値は、前記第3の極小波長における前記フィルタ部材の透過率の1.6倍以上である。
【0006】
本発明の一態様に係るレンズは、上記一態様に係るフィルタ部材を備えるメガネ用、サングラス用又はゴーグル用のレンズである。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係るフィルタ部材及びレンズによれば、ディスプレイ及び物体の両方の見え方を良くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施の形態に係るフィルタ部材を備えるレンズ、及び、当該レンズを備えるメガネの外観斜視図である。
図2は、実施の形態に係るレンズを備える作業システムの構成を示す図である。
図3は、実施例1及び2に係るレンズの透過特性を示す図である。
図4は、実施例1に係るフィルタ部材が含む吸収色素の吸収特性を示す図である。
図5は、実施例2に係るフィルタ部材が含む吸収色素の吸収特性を示す図である。
図6Aは、ディスプレイの発光スペクトルを示す図である。
図6Bは、実施例1及び2に係るフィルタ部材の有無によるディスプレイの色域の違いを説明するためのxy色度図である。
図7Aは、太陽光のスペクトルを示す図である。
図7Bは、実施例1及び2に係るフィルタ部材を通過した太陽光の透過光のスペクトルを示す図である。
図8Aは、白色LEDからの白色光のスペクトルを示す図である。
図8Bは、実施例1及び2に係るフィルタ部材を通過した白色光の透過光のスペクトルを示す図である。
図9は、実施の形態の変形例に係るフィルタ部材を備えるレンズ、及び、当該レンズを備えるメガネの外観斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下では、本発明の実施の形態に係るフィルタ部材及びレンズについて、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する趣旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
【0010】
また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。したがって、例えば、各図において縮尺などは必ずしも一致しない。また、各図において、実質的に同一の構成については同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
(【0011】以降は省略されています)

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