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公開番号2025082915
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-30
出願番号2023196475
出願日2023-11-20
発明の名称収容袋、及び、記録装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類B41J 2/175 20060101AFI20250523BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】マチ部における縦折れの発生を抑制することができる収容袋を提供することを目的とする。
【解決手段】収容袋は、袋体と、袋体に収容された液体を排出するための排出口と、を備える。袋体は、第1の面部と、第1の面部に対向する第2の面部と、第1の面部と第2の面部とを繋ぐマチ部となる第3の面部と、第3の面部に対向し、第1の面部と第2の面部とを繋ぐマチ部となる第4の面部と、を含む。第1の面部と第3の面部とは、第1の方向に延在する第1の結合部により結合される。第1の面部と第4の面部とは、第1の方向に延在する第2の結合部により結合される。第1の結合部は、第1の方向と交差する第2の方向に沿って、第1の面部の内側に向かって突出する第1の凸部を含む。第2の結合部は、第2の方向に沿って、第1の面部の内側に向かって突出する第2の凸部を含む。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
袋体と、前記袋体に収容された液体を排出するための排出口と、を備える収容袋であって、
前記袋体は、第1の面部と、前記第1の面部に対向する第2の面部と、前記第1の面部と前記第2の面部とを繋ぐマチ部となる第3の面部と、前記第3の面部に対向し、前記第1の面部と前記第2の面部とを繋ぐマチ部となる第4の面部と、を含み、
前記第1の面部と前記第3の面部とは、第1の方向に延在する第1の結合部により結合され、
前記第1の面部と前記第4の面部とは、第1の方向に延在する第2の結合部により結合され、
前記第1の結合部は、前記第1の方向と交差する第2の方向に沿って、前記第1の面部の内側に向かって突出する第1の凸部を含み、
前記第2の結合部は、前記第2の方向に沿って、前記第1の面部の内側に向かって突出する第2の凸部を含む、
ことを特徴とする収容袋。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記第2の面部と前記第3の面部とは、前記第1の方向に延在する第3の結合部により結合され、
前記第2の面部と前記第4の面部とは、前記第1の方向に延在する第4の結合部により結合され、
前記第3の結合部は、前記第2の方向に沿って、前記第2の面部の内側に向かって突出する第3の凸部を含み、
前記第4の結合部は、前記第2の方向に沿って、前記第2の面部の内側に向かって突出する第4の凸部を含む、
請求項1に記載の収容袋。
【請求項3】
前記第1の凸部と前記第3の凸部とは、前記第1の方向において同じ位置にあり、
前記第2の凸部と前記第4の凸部とは、前記第1の方向において同じ位置にある、
請求項2に記載の収容袋。
【請求項4】
前記第1の結合部において、前記第1の面部と前記第3の面部とは、溶着又は接着剤によって結合され、
前記第2の結合部において、前記第1の面部と前記第4の面部とは、溶着又は接着剤によって結合される、
請求項1乃至3の何れか1項に記載の収容袋。
【請求項5】
前記第1の結合部において、前記第1の凸部が、前記第1の方向、及び、前記第2の方向に延在する距離は、5mm以上30mm以下であり、
前記第2の結合部において、前記第2の凸部が、前記第1の方向、及び、前記第2の方向に延在する距離は、5mm以上30mm以下である、
請求項1乃至3の何れか1項に記載の収容袋。
【請求項6】
前記第1の凸部は、前記第3の面部の端部から前記第3の面部の内側に向かって、前記第1の方向に延在する10mm以上70mm以下の範囲内に設けられており、
前記第2の凸部は、前記第4の面部の端部から前記第4の面部の内側に向かって、前記第1の方向に延在する10mm以上70mm以下の範囲内に設けられている、
請求項1乃至3の何れか1項に記載の収容袋。
【請求項7】
前記第3の結合部において、前記第2の面部と前記第3の面部とは、溶着又は接着剤によって結合され、
前記第4の結合部において、前記第2の面部と前記第4の面部とは、溶着又は接着剤によって結合される、
請求項2に記載の収容袋。
【請求項8】
前記第3の結合部において、前記第3の凸部が、前記第1の方向、及び、前記第2の方向に延在する距離は、5mm以上30mm以下であり、
前記第4の結合部において、前記第4の凸部が、前記第1の方向、及び、前記第2の方向に延在する距離は、5mm以上30mm以下である、
請求項2又は7に記載の収容袋。
【請求項9】
前記第3の凸部は、前記第3の面部の端部から前記第3の面部の内側に向かって、前記第1の方向に延在する10mm以上70mm以下の範囲内に設けられており、
前記第4の凸部は、前記第4の面部の端部から前記第4の面部の内側に向かって、前記第1の方向に延在する10mm以上70mm以下の範囲内に設けられている、
請求項2又は7の何れか1項に記載の収容袋。
【請求項10】
前記第1の凸部の個数と前記第3の凸部の個数との合計数は、10個以下であり、
前記第2の凸部の個数と前記第4の凸部の個数との合計数は、10個以下である、
請求項2又は7の何れか1項に記載の収容袋。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、収容袋、及び、記録装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、上側マチ部と、下側マチ部と、を備えるインクパック(収容袋)が開示されている。特許文献1のインクパックによれば、上側マチ部の剛性よりも下側マチ部の剛性の方が大きいため、インクが使用されている間、上側マチ部よりも下側マチ部の方が遅れて折り畳まれる。この様な構成によれば、インクが使用されている間、インクパックの上側が潰された後、徐々にインクパックの下側が潰されていくことにより、インクの使い切り性の向上が実現される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-16825号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、特許文献1のインクパックでは、例えばインクパックにインクが注入されて、マチ部が膨らんだ場合、マチ部に設けられた折線に交差する縦折れが発生してしまうことがある。この様な縦折れは、インクが使用され、インクパックが潰されている間、折り畳みに対する抵抗となり、マチ部における円滑な折り畳みを阻害する虞がある。マチ部における円滑な折り畳みが阻害されると、インクを使い切ることが困難になる。
【0005】
そこで、本開示は、マチ部における縦折れの発生を抑制し、インクの使い切り性を向上させることができる収容袋を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の収容袋は、袋体と、前記袋体に収容された液体を排出するための排出口と、を備え、前記袋体は、第1の面部と、前記第1の面部に対向する第2の面部と、前記第1の面部と前記第2の面部とを繋ぐマチ部となる第3の面部と、前記第3の面部に対向し、前記第1の面部と前記第2の面部とを繋ぐマチ部となる第4の面部と、を含み、前記第1の面部と前記第3の面部とは、第1の方向に延在する第1の結合部により結合され、前記第1の面部と前記第4の面部とは、第1の方向に延在する第2の結合部により結合され、前記第1の結合部は、前記第1の方向と交差する第2の方向に沿って、前記第1の面部の内側に向かって突出する第1の凸部を含み、前記第2の結合部は、前記第2の方向に沿って、前記第1の面部の内側に向かって突出する第2の凸部を含む、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本開示の収容袋によれば、マチ部における縦折れの発生を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
一実施形態に適用することが可能な記録装置の模式図である。
一実施形態における収容袋の分解斜視図である。
縦折れの発生を説明する図である。
一実施形態における結合部を示した収容袋の斜視図である。
一実施形態における結合部を説明する図である。
(a)は、図5における領域VIの一部を示した平面図であり、(b)は、図6(a)のVIb―VIb線断面図であり、(c)は、図6(a)のVIc―VIc線断面図である。
結合部の変形例を示す図である。
一実施形態における結合部を示した収容袋の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[第1の実施形態]
図1は、本実施形態に適用することが可能な記録装置100の模式図である。
【0010】
図中の座標軸について説明する。本明細書で参照する図面において、X方向及びY方向は、水平面上で互いに直交する2方向を示す。Z方向は、鉛直方向を示す。-Y方向は、記録装置100の後方を、+Y方向は前方を、-X方向は前方に向かって左を、+X方向は右を、+Z方向は上方を、-Z方向は下方を、夫々示す。-Y方向は、記録媒体101の搬送方向の下流でもあり、+Y方向は、記録媒体101の搬送方向の上流でもある。適宜、Y方向を搬送方向と呼び、X方向を記録ヘッド103の走査方向と呼ぶ。X方向は収容袋200(図2参照)の幅を示し、Y方向は、後述する収容袋200が液体供給ユニット106に装着された姿勢において、収容袋200の長さ(奥行き)方向に相当し、Z方向は、収容袋200の高さ方向に相当する。以下の説明において、断りのない限り、上方、下方、及び、左右は、記録装置100及び収容袋200が通常の状態で使用される姿勢における方向を示す。
(【0011】以降は省略されています)

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