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公開番号
2025080578
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-26
出願番号
2023193829
出願日
2023-11-14
発明の名称
車両用パーキング装置
出願人
株式会社アイシン
代理人
個人
主分類
F16H
63/34 20060101AFI20250519BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】潤滑油を切替機構の筐体に封入することが可能な車両用パーキング装置を提供する。
【解決手段】この車両用パーキング装置100は、駆動源1と、出力機構2と、切替機構3と、切替機構3が内部に配置され、パークロッド31が挿通される孔部4aを有し、潤滑油Lが封入される筐体4と、孔部4aの内周面とパークロッド31との間に取り付けられるオイルシール5と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
車両のパーキングロック状態およびパーキングロック解除状態を切り替える駆動力を発生させる駆動源と、
前記駆動源の駆動力を出力する出力機構と、
前記出力機構の出力により軸方向の一方側に位置する前記車両をパーキング状態にするパーキングロック位置と、軸方向の他方側に位置する前記車両のパーキング状態を解除するパーキングロック解除位置とに軸方向に沿って直線状に往復移動するパークロッドと、前記パークロッドが前記パーキングロック位置に移動することにより、パークギアに噛み合うとともに、前記パークロッドが前記パーキングロック解除位置に移動することにより、前記パークギアとの噛み合い状態が解除されるパークポールとを含む、切替機構と、
前記切替機構が内部に配置され、前記パークロッドが挿通される孔部を有し、潤滑油が封入される筐体と、
前記孔部の内周面と前記パークロッドとの間に取り付けられるオイルシールと、を備え、
前記出力機構と前記切替機構が内部に配置された前記筐体とは、互いに別体で構成されている、車両用パーキング装置。
続きを表示(約 730 文字)
【請求項2】
前記切替機構は、前記筐体の内部から外部に向かう方向である前記パークロッドの突出方向に前記パークロッドを付勢するとともに前記パークロッドに取り付けられる付勢部材をさらに含み、
前記付勢部材の付勢力に抗して、前記出力機構が前記パークロッドを押圧する場合に、前記パークロッドが前記パーキングロック解除位置に移動するとともに、前記出力機構の前記パークロッドへの押圧が解除された場合に、前記付勢部材の付勢力により前記パークロッドが前記パーキングロック位置に移動するように構成されている、請求項1に記載の車両用パーキング装置。
【請求項3】
前記パークロッドが、前記パーキングロック解除位置から前記パーキングロック位置に移動する途中において、前記パークポールが、前記パークギアに噛み合わずに前記パークギアの歯先の面に当接するパーキングロック待ち状態において、前記出力機構の前記パークロッドへの押圧が解除されるように構成されている、請求項1に記載の車両用パーキング装置。
【請求項4】
前記出力機構は、前記駆動源に固定される第1リンク部材と、前記第1リンク部材に取り付けられるとともに、所定の回動中心回りに回動して前記パークロッドを押圧する第2リンク部材とを含み、
前記駆動源の駆動によって前記第1リンク部材が回動することにより、前記第2リンク部材が所定の回動中心回りに回動するとともに、前記第2リンク部材の先端部が前記パークロッドを押圧するように構成され、
前記パークロッドの前記第2リンク部材の前記先端部に当接する当接面は、曲面形状を有している、請求項1に記載の車両用パーキング装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用パーキング装置に関し、特に、駆動源を備える車両用パーキング装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、駆動源を備える車両用パーキング装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
上記特許文献1には、パークギアと、パークギアに噛み合うパークポールと、パークポールに当接してパークポールを移動させることによりパーキングロック状態とパーキングロック解除状態とを切り替えるパークロッドとを備える車両用パーキング装置が開示されている。上記車両用パーキング装置は、一端がパークロッドに接続され、他端が駆動源であるモータに接続されたリンク部材をさらに備えている。
【0004】
上記車両用パーキング装置では、駆動源は、レバー部材を揺動させることにより、レバー部材と相対回転可能に固定接続されたパークロッド(第2軸)がその軸を揺動しながらパーキングポールを移動させることで、パーキングロック状態とパーキングロック解除状態とが切り替わるように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-088011号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記特許文献1には開示されていないが、通常切替機構であるパークロッドおよびパークギアは、車両の変速機の筐体内に配置されており、変速機の潤滑や冷却のために筐体内には潤滑油が封入されている。また、メンテナンスを容易にするために、駆動機構であるモータの筐体とは別個の筐体にパークロッドおよびパークギア(切替機構)を配置することが好ましい。
【0007】
ここで、回動する出力機構と切替機構とが互いに固定されている車両用パーキング装置では、出力機構の一部を切替機構の筐体内に配置するとともに、切替機構の筐体に出力機構を回動可能に構成するため孔部を設ける必要がある。それに起因して、孔部から潤滑油が漏れる場合があり、潤滑油を筐体に封入することが困難であるという問題点がある。
【0008】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、潤滑油を切替機構の筐体に封入することが可能な車両用パーキング装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、この発明の一の局面における車両用パーキング装置は、車両のパーキングロック状態およびパーキングロック解除状態を切り替える駆動力を発生させる駆動源と、駆動源の駆動力を出力する出力機構と、出力機構の出力により軸方向の一方側に位置する車両をパーキング状態にするパーキングロック位置と、軸方向の他方側に位置する車両のパーキング状態を解除するパーキングロック解除位置とに軸方向に沿って直線状に往復移動するパークロッドと、パークロッドがパーキングロック位置に移動することにより、パークギアに噛み合うとともに、パークロッドがパーキングロック解除位置に移動することにより、パークギアとの噛み合い状態が解除されるパークポールとを含む、切替機構と、切替機構が内部に配置され、パークロッドが挿通される孔部を有し、潤滑油が封入される筐体と、孔部の内周面とパークロッドとの間に取り付けられるオイルシールと、を備え、出力機構と切替機構が内部に配置された筐体とは、互いに別体で構成されている。
【0010】
この発明の一の局面における車両用パーキング装置では、上記のように、出力機構の出力により軸方向の一方側に位置する車両をパーキング状態にするパーキングロック位置と、軸方向の他方側に位置する車両のパーキング状態を解除するパーキングロック解除位置とに軸方向に沿って直線状に往復移動するパークロッドと、パークロッドがパーキングロック位置に移動することにより、パークギアに噛み合うとともに、パークロッドがパーキングロック解除位置に移動することにより、パークギアとの噛み合い状態が解除されるパークポールとを含む切替機構と、切替機構が内部に配置され、パークロッドが挿通される孔部を有し、潤滑油が封入される筐体と、孔部の内周面とパークロッドとの間に取り付けられるオイルシールとを備える。これにより、パークロッドが直線移動することにより、パークロッドが揺動する、すなわちパークロッドの長手方向からみて上下または左右に移動する場合と異なり、筐体に設ける孔部をパークロッドの径に合わせて設定することができるため、孔部の径が大きくなることを抑制することができる。また、孔部の内周面とパークロッドとの間にオイルシールを設けることにより、孔部とパークロッドとの間に隙間が形成されて潤滑油が筐体の外部に漏れることを抑制することができる。この結果、潤滑油を切替機構の筐体に封入することができる。また、パークロッドの一部が筐体から露出していることにより、出力機構はパークロッドの露出している部分に当接して、駆動源の駆動力を出力することができるため、出力機構と切替機構とを別の筐体に配置することができる。また、出力機構と筐体とが別々であるため、出力機構と筐体とが一体である場合と異なり、出力機構または切替機構をメンテナンスする際に出力機構と切替機構とを分離してメンテナンスすることができる。このため、メンテナンスが容易となる。また、出力機構と筐体とが別々であるため、部品交換も容易に行うことができる。
(【0011】以降は省略されています)
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