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公開番号
2025080643
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-26
出願番号
2023193929
出願日
2023-11-14
発明の名称
レゾルバロータの固定方法およびレゾルバロータの固定構造
出願人
株式会社アイシン
代理人
個人
主分類
H02K
24/00 20060101AFI20250519BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】レゾルバロータをモータロータにかしめることにより固定する構成において、レゾルバロータの軸方向の抜け荷重を大きくすることが可能なレゾルバロータの固定方法およびレゾルバロータの固定構造を提供する。
【解決手段】このレゾルバロータ1の固定方法は、モータロータ2に設けられ、レゾルバロータ1が固定される固定部20の溝部20aに対して、半径方向の内側に向けて突出したレゾルバロータ1の突出部10を係合させる工程と、固定部20のうちの、モータロータ2の軸方向の一方側である第1方向側(X1方向側)のレゾルバロータ1の第1端面1aよりも第1方向側の第2端面20bにおける溝部20a近傍の部分20cに対して、第1方向から荷重を加えることによって、溝部20aのうちの第2端面20b側の内側面23同士の距離D5が小さくなるように溝部20aを変形させることにより、レゾルバロータ1をかしめる工程とを含む。
【選択図】図10
特許請求の範囲
【請求項1】
モータロータに対してレゾルバロータを固定するレゾルバロータの固定方法であって、
前記モータロータに設けられ、前記レゾルバロータが固定される固定部の溝部に対して、半径方向の内側に向けて突出した前記レゾルバロータの突出部を係合させる工程と、
前記溝部に前記突出部が係合された状態で、前記固定部のうちの、前記モータロータの軸方向の一方側である第1方向側の前記レゾルバロータの第1端面よりも前記第1方向側の第2端面における前記溝部近傍の部分に対して、前記第1方向から荷重を加えることによって、前記溝部のうちの前記第2端面側の内側面同士の距離が小さくなるように前記溝部を変形させることにより、前記レゾルバロータをかしめる工程とを含む、レゾルバロータの固定方法。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記レゾルバロータをかしめる工程において、前記第2端面のうちの、前記溝部近傍の部分と、前記溝部近傍以外の部分とに対して前記荷重を加えることによって、前記レゾルバロータを、周状に所定の間隔を隔てて同時にかしめる、請求項1に記載のレゾルバロータの固定方法。
【請求項3】
前記レゾルバロータをかしめる工程において、前記第2端面のうちの前記突出部が係合された前記溝部近傍における、周方向の前記溝部の両側の部分に対して前記荷重を加えることによって、前記レゾルバロータをかしめる、請求項2に記載のレゾルバロータの固定方法。
【請求項4】
前記レゾルバロータは、第1肉厚部と、前記第1肉厚部よりも半径方向の肉厚が大きい第2肉厚部とを有し、
前記レゾルバロータをかしめる工程において、前記第2端面のうちの、前記レゾルバロータの前記第2肉厚部に対応する部分に対して前記荷重を加えることによって、前記レゾルバロータをかしめる、請求項3に記載のレゾルバロータの固定方法。
【請求項5】
モータロータと、
前記モータロータの径方向の外側において、前記モータロータに固定されるレゾルバロータとを備え、
前記レゾルバロータは、半径方向の内側に向けて突出する突出部を有し、
前記モータロータは、前記レゾルバロータが固定される固定部を有し、
前記固定部は、前記突出部が係合される溝部を有し、
前記固定部は、前記溝部に対して前記突出部が係合された状態で、前記固定部のうちの、前記モータロータの軸方向の一方側である第1方向側の前記レゾルバロータの第1端面よりも前記第1方向側の第2端面における前記溝部近傍の部分に対して前記第1方向からかしめられることにより、前記溝部のうちの前記第2端面側の内側面同士の距離が小さくなるように変形されて、前記レゾルバロータを前記第1方向から固定する第1かしめ部を含む、レゾルバロータの固定構造。
【請求項6】
前記第1かしめ部は、周方向において、前記溝部の内側に向けて変形された第1変形部を含み、
前記第1変形部は、周方向において前記溝部の内側に向けて変形されることによって、前記第1方向側から前記第1端面に当接するとともに、周方向の両側から前記突出部の側面に当接した状態で前記レゾルバロータを固定するように設けられている、請求項5に記載のレゾルバロータの固定構造。
【請求項7】
前記固定部は、前記第2端面のうちの、前記溝部近傍の部分から周状に所定の間隔を隔てた前記溝部近傍以外の部分がかしめられることにより、前記第1かしめ部とともに前記第1方向側から前記レゾルバロータを固定する第2かしめ部をさらに含む、請求項6に記載のレゾルバロータの固定構造。
【請求項8】
前記レゾルバロータは、第1肉厚部と、前記第1肉厚部よりも半径方向の肉厚が大きい第2肉厚部とを有し、
前記第1かしめ部および前記第2かしめ部は、前記レゾルバロータの前記第2肉厚部に対応する部分に設けられている、請求項7に記載のレゾルバロータの固定構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、レゾルバロータの固定方法およびレゾルバロータの固定構造に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、レゾルバロータをモータロータに固定するレゾルバロータの固定方法が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
上記特許文献1には、センサ回転部材を含む回転角度センサを、出力側回転部材にかしめることにより、回転角度センサを出力側回転部材に固定するモータアッセンブリが開示されている。上記特許文献1に記載されているセンサ回転部材は、半径方向の内側に突出すると突起を含む。また、上記特許文献1に開示されている出力側回転部材は、センサ回転部材に設けられた突起と係合する溝部が設けられている。上記特許文献1に開示されている構成では、出力側回転部材に対してセンサ回転部材を固定する際に、突起を溝部に係合させた状態で、出力側回転部材のうちの、周方向における突起の両側の部分に対して荷重が加えられることにより、規制部が形成される。上記特許文献1に開示されている規制部は、周方向の両側から突起に当接することにより、センサ回転部材の周方向の移動(回転)を規制するように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-95512号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1に記載されているモータアッセンブリに形成されている規制部は、センサ回転部材(レゾルバロータ)の突起(突出部)に対して、周方向からのみ当接することにより、レゾルバロータの周方向の移動を規制する。そのため、上記特許文献1に開示されている規制部は、周方向におけるレゾルバロータの移動(回転)については規制するものの、軸方向におけるレゾルバロータの抜け荷重は小さくなる。したがって、レゾルバロータをモータロータにかしめることにより固定する構成において、レゾルバロータの軸方向の抜け荷重を大きくすることが望まれている。
【0006】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、レゾルバロータをモータロータにかしめることにより固定する構成において、レゾルバロータの軸方向の抜け荷重を大きくすることが可能なレゾルバロータの固定方法およびレゾルバロータの固定構造を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、この発明の第1の局面におけるレゾルバロータの固定方法は、モータロータに対してレゾルバロータを固定するレゾルバロータの固定方法であって、モータロータに設けられ、レゾルバロータが固定される固定部の溝部に対して、半径方向の内側に向けて突出したレゾルバロータの突出部を係合させる工程と、溝部に突出部が係合された状態で、固定部のうちの、モータロータの軸方向の一方側である第1方向側のレゾルバロータの第1端面よりも第1方向側の第2端面における溝部近傍の部分に対して、第1方向から荷重を加えることによって、溝部のうちの第2端面側の内側面同士の距離が小さくなるように溝部を変形させることにより、レゾルバロータをかしめる工程とを含む。
【0008】
この発明の第1の局面におけるレゾルバロータの固定方法は、上記のように、溝部に突出部が係合された状態で、固定部のうちの、モータロータの軸方向の一方側である第1方向側のレゾルバロータの第1端面よりも第1方向側の第2端面における溝部近傍の部分に対して、第1方向から荷重を加えることによって、溝部のうちの第2端面側の内側面同士の距離が小さくなるように溝部を変形させることにより、レゾルバロータをかしめる工程を含む。これにより、溝部のうちの第2端面側の内側面を突出部の両側面に当接させた状態で、かつ、溝部のうちの第2端面側の内側面を第1方向側からレゾルバロータの第1端面に当接させることができる。したがって、溝部のうちの第2端面側の内側面によって、レゾルバロータの周方向における移動(回転)を規制しつつ、第1方向側からレゾルバロータの移動を規制することができる。その結果、レゾルバロータの突出部に対して周方向の両側のみから当接することによりレゾルバロータの移動を規制する構成と比較して、レゾルバロータの軸方向の抜け荷重を大きくすることができる。
【0009】
上記第1の局面によるレゾルバロータの固定方法において、好ましくは、レゾルバロータをかしめる工程において、第2端面のうちの、溝部近傍の部分と、溝部近傍以外の部分とに対して荷重を加えることによって、レゾルバロータを、周状に所定の間隔を隔てて同時にかしめる。
【0010】
このように構成すれば、第2端面のうちの溝部近傍の部分と、溝部近傍以外の部分とを、1度のかしめ工程によってかしめることができる。したがって、溝部近傍の部分と、溝部近傍以外の部分とを、互いに異なる工程によってかしめる構成と比較して、作業工程を削減することができる。その結果、生産性を向上させることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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