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公開番号2025079548
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-22
出願番号2023192290
出願日2023-11-10
発明の名称窒化物構造体、及び、半導体装置
出願人株式会社東芝,東芝デバイス&ストレージ株式会社
代理人弁理士法人iX
主分類H10D 30/47 20250101AFI20250515BHJP()
要約【課題】特性の向上が可能な、窒化物構造体、及び、半導体装置を提供する。
【解決手段】実施形態によれば、窒化物構造体は、第1積層体と、第2積層体と、第1方向において前記第1積層体と前記第2積層体との間に設けられた中間層と、を含む。前記第1積層体は、複数の第1膜と、複数の第2膜と、を含む。前記第2積層体は、複数の第3膜と、複数の第4膜と、を含む。前記第1積層体は、複数のピットを含む。前記中間層の一部は、前記複数のピットの中に設けられる。前記第2積層体は、ピットを含まない。または、前記第2積層体におけるピットの第2密度は、前記第1積層体における前記複数のピットの第1密度よりも低い。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
第1積層体と、
第2積層体と、
第1方向において前記第1積層体と前記第2積層体との間に設けられAl
z1
Ga
1-z1
N(0≦z1≦1)を含む中間層と、
を備え、
前記第1積層体は、
Al
x1
Ga
1-x1
N(0<x1≦1)を含む複数の第1膜と、
Al
x2
Ga
1-x2
N(0≦x2<1、x2<x1)を含む複数の第2膜と、
を含み、
前記複数の第1膜の1つは、前記第1方向において、前記複数の第2膜の1つと、前記複数の第2膜の別の1つと、の間に設けられ、
前記複数の第2膜の前記1つは、前記第1方向において、前記複数の第1膜の前記1つと、前記複数の第1膜の別の1つと、の間に設けられ、
前記第2積層体は、
Al
x3
Ga
1-x3
N(0<x3≦1)を含む複数の第3膜と、
Al
x4
Ga
1-x4
N(0≦x4<1、x4<x3)を含む複数の第4膜と、
を含み、
前記複数の第3膜の1つは、前記第1方向において、前記複数の第4膜の1つと、前記複数の第4膜の別の1つと、の間に設けられ、
前記複数の第4膜の前記1つは、前記第1方向において、前記複数の第3膜の前記1つと、前記複数の第3膜の別の1つと、の間に設けられ、
前記第1積層体は、複数のピットを含み、
前記中間層の一部は、前記複数のピットの中に設けられ、
前記第2積層体は、ピットを含まない、または、前記第2積層体におけるピットの第2密度は、前記第1積層体における前記複数のピットの第1密度よりも低い、窒化物構造体。
続きを表示(約 2,000 文字)【請求項2】
前記第2積層体における第2転位密度は、前記第1積層体における第1転位密度よりも低い、請求項1に記載の窒化物構造体。
【請求項3】
前記中間層の前記第1方向に沿う中間層厚は、前記複数の第1膜の前記1つの第1厚よりも厚く、
前記中間層厚は、前記複数の第2膜の前記1つの第2厚よりも厚く、
前記中間層厚は、前記複数の第3膜の前記1つの第3厚よりも厚く、
前記中間層厚は、前記複数の第4膜の前記1つの第4厚よりも厚い、請求項1に記載の窒化物構造体。
【請求項4】
前記x1は、0.7以上1.0以下であり、前記第1厚は、3nm以上5nm以下であり、
前記x2は、0.1以上0.5以下であり、前記第2厚は、5nm以上25nm以下であり、
前記x3は、0.7以上1.0以下であり、前記第3厚は、3nm以上5nm以下であり、
前記x4は、0.0以上0.3以下であり、前記第4厚は、5nm以上25nm以下である、請求項3に記載の窒化物構造体。
【請求項5】
前記z1は、0以上0.05以下である、請求項1に記載の窒化物構造体。
【請求項6】
前記第1積層体は、複数の転位を含み、
前記複数の転位の少なくとも2つは、前記複数のピットの1つの中で合体する、請求項1~5いずれか1つに記載の窒化物構造体。
【請求項7】
前記第1積層体における炭素の濃度は、前記第2積層体における炭素の濃度よりも高い、請求項1に記載の窒化物構造体。
【請求項8】
第1積層体と、
第2積層体と、
第1方向において前記第1積層体と前記第2積層体との間に設けられAl
z1
Ga
1-z1
N(0≦z1≦1)を含む中間層と、
を備え、
前記第1積層体は、
Al
x1
Ga
1-x1
N(0<x1≦1)を含む複数の第1膜と、
Al
x2
Ga
1-x2
N(0≦x2<1、x2<x1)を含む複数の第2膜と、
を含み、
前記複数の第1膜の1つは、前記第1方向において、前記複数の第2膜の1つと、前記複数の第2膜の別の1つと、の間に設けられ、
前記複数の第2膜の前記1つは、前記第1方向において、前記複数の第1膜の前記1つと、前記複数の第1膜の別の1つと、の間に設けられ、
前記第2積層体は、
Al
x3
Ga
1-x3
N(0<x3≦1)を含む複数の第3膜と、
Al
x4
Ga
1-x4
N(0≦x4<1、x4<x3)を含む複数の第4膜と、
を含み、
前記複数の第3膜の1つは、前記第1方向において、前記複数の第4膜の1つと、前記複数の第4膜の別の1つと、の間に設けられ、
前記複数の第4膜の前記1つは、前記第1方向において、前記複数の第3膜の前記1つと、前記複数の第3膜の別の1つと、の間に設けられ、
前記第1積層体における炭素の濃度は、前記第2積層体における炭素の濃度よりも高い、窒化物構造体。
【請求項9】
前記第1積層体における炭素の濃度は、前記第2積層体における炭素の濃度の2倍以上10倍以下である、請求項8に記載の窒化物構造体。
【請求項10】
請求項1に記載の窒化物構造体と、
半導体部材と、
第1電極と、
第2電極と、
第3電極と、
を備え、
前記半導体部材は、
Al
α1
Ga
1-α1
N(0≦α1<1)を含む第1半導体層と、
Al
α2
Ga
1-α2
N(0<α2≦1、α1<α2)を含む第2半導体層と、
を含み、
前記第1半導体層は、前記第2積層体と前記第2半導体層との間に設けられ、
前記第1電極から前記第2電極への第2方向は、前記第1方向と交差し、
前記第3電極の前記第2方向における位置は、前記第1電極の前記第2方向における位置と、前記第2電極の前記第2方向にける位置と、の間にあり、
前記第2半導体層は、第1半導体部分と第2半導体部分と含み、
前記第1半導体部分から前記第2半導体部分への方向は、前記第2方向に沿い、
前記第1電極は、前記第1半導体部分と電気的に接続され、
前記第2電極は、前記第2半導体部分と電気的に接続された、半導体装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、窒化物構造体、及び、半導体装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、窒化物半導体に基づく半導体装置において、特性の向上が望まれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許7158842号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の実施形態は、特性の向上が可能な、窒化物構造体、及び、半導体装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の実施形態によれば、窒化物構造体は、第1積層体と、第2積層体と、第1方向において前記第1積層体と前記第2積層体との間に設けられAl
z1
Ga
1-z1
N(0≦z1≦1)を含む中間層と、を含む。前記第1積層体は、Al
x1
Ga
1-x1
N(0<x1≦1)を含む複数の第1膜と、Al
x2
Ga
1-x2
N(0≦x2<1、x2<x1)を含む複数の第2膜と、を含む。前記複数の第1膜の1つは、前記第1方向において、前記複数の第2膜の1つと、前記複数の第2膜の別の1つと、の間に設けられる。前記複数の第2膜の前記1つは、前記第1方向において、前記複数の第1膜の前記1つと、前記複数の第1膜の別の1つと、の間に設けられる。前記第2積層体は、Al
x3
Ga
1-x3
N(0<x3≦1)を含む複数の第3膜と、Al
x4
Ga
1-x4
N(0≦x4<1、x4<x3)を含む複数の第4膜と、を含む。前記複数の第3膜の1つは、前記第1方向において、前記複数の第4膜の1つと、前記複数の第4膜の別の1つと、の間に設けられる。前記複数の第4膜の前記1つは、前記第1方向において、前記複数の第3膜の前記1つと、前記複数の第3膜の別の1つと、の間に設けられる。前記第1積層体は、複数のピットを含む。前記中間層の一部は、前記複数のピットの中に設けられる。前記第2積層体は、ピットを含まない。または、前記第2積層体におけるピットの第2密度は、前記第1積層体における前記複数のピットの第1密度よりも低い。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、第1実施形態に係る窒化物構造体を例示する模式的断面図である。
図2は、第1実施形態に係る窒化物構造体を例示する模式的断面図である。
図3は、第2実施形態に係る半導体装置を例示する模式的断面図である。
図4は、第2実施形態に係る半導体装置を例示する模式的断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下に、本発明の各実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚さと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
【0008】
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る窒化物構造体を例示する模式的断面図である。
図1に示すように、実施形態に係る窒化物構造体210は、第1積層体60A、第2積層体60B及び中間層65を含む。中間層65は、第1方向D1において第1積層体60Aと第2積層体60Bとの間に設けられる。
【0009】
第1方向D1をZ軸方向とする。Z軸方向に対して垂直な1つの方向をX軸方向とする。Z軸方向及びX軸方向に対して垂直な方向をY軸方向とする。第1積層体60A、第2積層体60B及び中間層65は、X-Y平面に沿う層状である。
【0010】
中間層65は、Al
z1
Ga
1-z1
N(0≦z1≦1)を含む。1つの例において、組成比z1は、0以上0.30以下である。組成比z1は、0以上0.05以下でも良い。中間層65は、例えば、GaNを含んで良い。中間層65は、例えば、導電性を付与する不純物を含まなくて良い。
(【0011】以降は省略されています)

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