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公開番号2025079220
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-21
出願番号2023191773
出願日2023-11-09
発明の名称空調チャンバの気密性試験方法
出願人前田建設工業株式会社
代理人SSIP弁理士法人
主分類G01M 3/26 20060101AFI20250514BHJP(測定;試験)
要約【課題】容易に実行可能な空調チャンバの気密性試験方法を提供する。
【解決手段】空調対象空間の床下に形成される不要な隙間を有する空調チャンバの気密性を試験する空調チャンバの気密性試験方法は、床に形成される複数の貫通孔のうちの1つである通風孔に気密に吸引・送風装置を接続する接続ステップと、通風孔を除く複数の貫通孔を塞ぐ閉塞ステップと、接続ステップおよび閉塞ステップの後に、吸引・送風装置を駆動させる駆動ステップと、吸引・送風装置の駆動中に、空調チャンバの気圧と空調対象空間の気圧との差圧を取得する取得ステップと、を備える。
【選択図】図2


特許請求の範囲【請求項1】
空調対象空間の床下に形成される不要な隙間を有する空調チャンバの気密性を試験する空調チャンバの気密性試験方法であって、
前記床に形成される複数の貫通孔のうちの1つである通風孔に気密に吸引・送風装置を接続する接続ステップと、
前記通風孔を除く前記複数の貫通孔を塞ぐ閉塞ステップと、
前記接続ステップおよび前記閉塞ステップの後に、前記吸引・送風装置を駆動させる駆動ステップと、
前記吸引・送風装置の駆動中に、前記空調チャンバの気圧と前記空調対象空間の気圧との差圧を取得する取得ステップと、を備える、
空調チャンバの気密性試験方法。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
前記吸引・送風装置は、前記空調チャンバに予め設定された風量で送風可能に構成される風量一定型の送風装置であって、
前記接続ステップの前に、前記風量一定型の送風装置を前記空調対象空間に配置する配置ステップをさらに備える、
請求項1に記載の空調チャンバの気密性試験方法。
【請求項3】
前記風量一定型の送風装置は、空気を吐き出す本体部と、前記本体部と前記通風孔とを接続し内部を前記空気が流通するダクトと、を含み、
前記風量一定型の送風装置は、前記ダクトおよび前記通風孔ならびに前記隙間の仕様に伴う通風抵抗の違いに関わらず、前記空調チャンバに予め設定された風量で送風可能に構成される、
請求項2に記載の空調チャンバの気密性試験方法。
【請求項4】
前記風量一定型の送風装置は、前記空調チャンバに送風する予め設定された風量が0Pa以上160Pa以下の静圧の範囲において一定となるように構成されている、
請求項2または3に記載の空調チャンバの気密性試験方法。
【請求項5】
前記風量一定型の送風装置は、第1の風量と、前記第1の風量よりも小さい第2の風量で前記空調チャンバに送風可能に構成される、
請求項2または3に記載の空調チャンバの気密性試験方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、空調対象空間の床下に形成される不必要な隙間を有する空調チャンバの気密性を試験する空調チャンバの気密性試験方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
集合住宅や業務ビルは、二重床の床下空間を空調チャンバとし、この空調チャンバに空調機から吹き出された空調空気を流通させて、二重床に形成された貫通孔(床吹出口)から空調空気を吹き出す空調システム(床チャンバ空調システム)を採用する場合がある。このような空調システムは、床吹出口から所定の風量の空調空気が吹き出されるように、空調チャンバが一定の気密性を確保していることが要求される。このため、集合住宅や業務ビルを建築する際に、空調チャンバの気密性試験が実行されることが望ましい。特許文献1には、被測定体の隙間部の形状の影響を取り除くことで、被測定体の一部(例えば、建物のドアや窓の隙間部)の気密性を局所的に評価する気密性評価方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6644615号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の気密性評価方法は、空調チャンバという空間全体の気密性を試験するものではない。また、空調チャンバの気密性試験を容易化することにより、多数の空調チャンバの気密性を試験したいという要望がある。
【0005】
本開示は、上述の課題に鑑みてなされたものであって、容易に実行可能な空調チャンバの気密性試験方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本開示に係る空調チャンバの気密性試験方法は、空調対象空間の床下に形成される不必要な隙間を有する空調チャンバの気密性を試験する空調チャンバの気密性試験方法であって、前記床に形成される複数の貫通孔のうちの1つである通風孔に気密に吸引・送風装置を接続する接続ステップと、前記通風孔を除く前記複数の貫通孔を塞ぐ閉塞ステップと、前記接続ステップおよび前記閉塞ステップの後に、前記吸引・送風装置を駆動させる駆動ステップと、前記吸引・送風装置の駆動中に、前記空調チャンバの気圧と前記空調対象空間の気圧との差圧を取得する取得ステップと、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本開示の空調チャンバの気密性試験方法によれば、容易に実行可能な空調チャンバの気密性試験方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
一実施形態に係る空調チャンバの気密性試験方法の様子を概略的に示す図である。
一実施形態に係る空調チャンバの気密性試験方法のフローチャートである。
一実施形態に係る送風装置の風量と静圧の関係を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施の形態による空調チャンバの気密性試験方法について、図面に基づいて説明する。かかる実施の形態は、本開示の一態様を示すものであり、この開示を限定するものではなく、本開示の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。
【0010】
本開示に係る空調チャンバの気密性試験方法は、空調対象空間100の床下に形成される空調チャンバ50の気密性を試験する方法である。図1は、一実施形態に係る空調チャンバ50の気密性試験方法の様子を概略的に示す図である。
(【0011】以降は省略されています)

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