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公開番号2025078910
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-21
出願番号2022066026
出願日2022-04-13
発明の名称端末装置、基地局装置、および、通信方法
出願人シャープ株式会社
代理人個人,個人
主分類H04W 56/00 20090101AFI20250514BHJP(電気通信技術)
要約【課題】複数TRP(Transmission Reception Point又はTransmit/Receive Point)から構成されるサービングセルと効率的に通信を行う端末装置を提供する。
【解決手段】端末装置は、1つのサービングセルのために第一の時間同期タイマーと第二の時間同期タイマーを設定する無線リソース制御層処理部と、媒体アクセス制御層処理部と、を備える。第一のTAコマンドを受信することに少なくとも基づいて、媒体アクセス制御層処理部は、第一の時間同期タイマーを開始又は再開させ、第二のTAコマンドを受信することに少なくとも基づいて、第二の時間同期タイマーを開始又は再開させる。第一の時間同期タイマー又は第二の時間同期タイマーが期限切れとなる場合、媒体アクセス制御層処理部は、1つのサービングセルのための全てのHARQバッファをフラッシュする。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項１】
1つのサービングセルのために第一の時間同期タイマーと第二の時間同期タイマーを設
定する無線リソース制御層処理部と、
媒体アクセス制御層処理部と、を備え、
第一のTAコマンドが受信されることに少なくとも基づいて、前記媒体アクセス制御層処理部は、前記第一の時間同期タイマーを開始、または、再開させ、
第二のTAコマンドが受信されることに少なくとも基づいて、前記媒体アクセス制御層処理部は、前記第二の時間同期タイマーを開始、または、再開させ、
前記第一の時間同期タイマー、または、前記第二の時間同期タイマーが期限切れとなる場合、前記媒体アクセス制御層処理部は、前記1つのサービングセルのための全てのHARQ
バッファをフラッシュする
端末装置。
続きを表示（約 800 文字）【請求項２】
1つのサービングセルのために第一の時間同期タイマーと第二の時間同期タイマーを設
定する無線リソース制御層処理部と、
媒体アクセス制御層処理部と、を備え、
第一のTAコマンドが受信されることに少なくとも基づいて、前記媒体アクセス制御層処理部は、前記第一の時間同期タイマーを開始、または、再開させ、
第二のTAコマンドが受信されることに少なくとも基づいて、前記媒体アクセス制御層処理部は、前記第二の時間同期タイマーを開始、または、再開させ、
前記第一の時間同期タイマー、または、前記第二の時間同期タイマーが期限切れとなる場合、前記媒体アクセス制御層処理部は、前記1つのサービングセルのための全てのHARQ
バッファをフラッシュする
基地局装置。
【請求項３】
端末装置に用いられる通信方法であり、
無線リソース制御層処理部において、1つのサービングセルのために第一の時間同期タ
イマーと第二の時間同期タイマーを設定する第一のステップと、
媒体アクセス制御層処理部における第二のステップと、を備え、
前記第一のステップでは、第一のTAコマンドが受信されることに少なくとも基づいて、前記媒体アクセス制御層処理部は、前記第一の時間同期タイマーを開始、または、再開させ、
前記第一のステップでは、第二のTAコマンドが受信されることに少なくとも基づいて、前記媒体アクセス制御層処理部は、前記第二の時間同期タイマーを開始、または、再開させ、
前記第一のステップでは、前記第一の時間同期タイマー、または、前記第二の時間同期タイマーが期限切れとなる場合、前記媒体アクセス制御層処理部は、前記1つのサービン
グセルのための全てのHARQバッファをフラッシュする
通信方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、端末装置、基地局装置、および、通信方法に関する。
続きを表示（約 2,900 文字）【背景技術】
【０００２】
セルラー移動通信の無線アクセス方式および無線ネットワーク（以下、「Long Term Evolution （LTE）」、または、「EUTRA：Evolved Universal Terrestrial Radio Access」とも呼称される）が、第三世代パートナーシッププロジェクト（3GPP:3
rd
Generation Partnership Project）において検討されている。LTEにおいて、基地局装置はeNodeB（evolved NodeB）、端末装置はUE（User Equipment）とも呼称される。LTEは、基地局装置がカバーするエリアをセル状に複数配置するセルラー通信システムである。単一の基地局装置は複数のサービングセルを管理してもよい。
【０００３】
３GPPでは、国際電気通信連合（ITU:International Telecommunication Union）が策定する次世代移動通信システムの規格であるIMT（International Mobile Telecommunication）―２０２０に提案するため、次世代規格（NR: New Radio）の検討が行われている（非特許文献１）。NRは、単一の技術の枠組みにおいて、eMBB（enhanced Mobile BroadBand
）、mMTC（massive Machine Type Communication）、URLLC（Ultra Reliable and Low Latency Communication）の３つのシナリオを想定した要求を満たすことが求められている。
【０００４】
３GPPにおいて、NRによってサポートされるサービスの拡張の検討が行われている（非
特許文献２）。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【０００５】
"New SID proposal: Study on New Radio Access Technology"， RP-160671， NTT docomo， 3GPP TSG RAN Meeting #71，Goteborg， Sweden， 7th ― 10th March， 2016．
“Release 17 package for RAN”, RP-193216, RAN chairman, RAN1 chairman, RAN2 chairman, RAN3 chairman, 3GPP TSG RAN Meeting #86, Sitges, Spain, 9th ― 12th December, 2019
“Release 18 package summary”, RP-213469, RAN chairman, RAN1 chairman, RAN2 chairman, RAN3 chairman, 3GPP TSG RAN Meeting #94-e, 6th ― 17th December, 2021
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
本発明は、効率的に通信を行う端末装置、該端末装置に用いられる通信方法、効率的に通信を行う基地局装置、該基地局装置に用いられる通信方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
（１）本発明の第１の態様は、端末装置であって、第一のランダムアクセスにおいて第一のランダムアクセスプリアンブルを送信し、第二のランダムアクセスにおいて第二のランダムアクセスプリアンブルを送信する送信部と、前記第一のランダムアクセスにおいて第一のTAコマンドを受信し、前記第二のランダムアクセスにおいて第二のTAコマンドを受信する受信部と、を備え、前記第一のTAコマンドに少なくとも基づいて、第一の上りリンクタイミングが1つのサービングセルにおいて調整され、前記第二のTAコマンドに少なく
とも基づいて、第二の上りリンクタイミングが前記1つのサービングセルにおいて調整さ
れ、ある情報に基づいて、前記第一の上りリンクタイミングと前記第二の上りリンクタイミングの一方が用いられる。
【０００８】
（２）また、本発明の第２の態様は、基地局装置であって、第一のランダムアクセスにおいて第一のランダムアクセスプリアンブルを受信し、第二のランダムアクセスにおいて第二のランダムアクセスプリアンブルを受信する受信部と、前記第一のランダムアクセスにおいて第一のTAコマンドを送信し、前記第二のランダムアクセスにおいて第二のTAコマンドを送信する送信部と、を備え、前記第一のTAコマンドに少なくとも基づいて、第一の上りリンクタイミングが1つのサービングセルにおいて調整され、前記第二のTAコマンド
に少なくとも基づいて、第二の上りリンクタイミングが前記1つのサービングセルにおい
て調整され、ある情報に基づいて、前記第一の上りリンクタイミングと前記第二の上りリンクタイミングの一方が用いられる。
【０００９】
（３）また、本発明の第３の態様は、端末装置に用いられる通信方法であって、第一のランダムアクセスにおいて第一のランダムアクセスプリアンブルを送信し、第二のランダムアクセスにおいて第二のランダムアクセスプリアンブルを送信するステップと、前記第一のランダムアクセスにおいて第一のTAコマンドを受信し、前記第二のランダムアクセスにおいて第二のTAコマンドを受信するステップと、を備え、前記第一のTAコマンドに少なくとも基づいて、第一の上りリンクタイミングが1つのサービングセルにおいて調整され
、前記第二のTAコマンドに少なくとも基づいて、第二の上りリンクタイミングが前記1つ
のサービングセルにおいて調整され、ある情報に基づいて、前記第一の上りリンクタイミングと前記第二の上りリンクタイミングの一方が用いられる。
【００１０】
（４）また、本発明の第４の態様は、基地局装置に用いられる通信方法であって、第一のランダムアクセスにおいて第一のランダムアクセスプリアンブルを受信し、第二のランダムアクセスにおいて第二のランダムアクセスプリアンブルを受信するステップと、前記第一のランダムアクセスにおいて第一のTAコマンドを送信し、前記第二のランダムアクセスにおいて第二のTAコマンドを送信するステップと、を備え、前記第一のTAコマンドに少なくとも基づいて、第一の上りリンクタイミングが1つのサービングセルにおいて調整さ
れ、前記第二のTAコマンドに少なくとも基づいて、第二の上りリンクタイミングが前記1
つのサービングセルにおいて調整され、ある情報に基づいて、前記第一の上りリンクタイミングと前記第二の上りリンクタイミングの一方が用いられる。
（【００１１】以降は省略されています）

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