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公開番号
2025078881
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-20
出願番号
2025039327,2021000963
出願日
2025-03-12,2021-01-06
発明の名称
半導体装置
出願人
富士電機株式会社
代理人
弁理士法人酒井総合特許事務所
主分類
H10D
84/80 20250101AFI20250513BHJP()
要約
【課題】順方向電圧の劣化やターンオン時の損失を減少できる半導体装置を提供することを目的とする。
【解決手段】縦型MOSFETは、第1導電型の半導体基板2と、第1導電型の第1半導体層1と、第2導電型の第2半導体層16と、第1導電型の第1半導体領域17と、第1トレンチ31および第2トレンチ32と、第1トレンチ31の内部にゲート絶縁膜19を介して設けられたゲート電極20と、第2トレンチ32の内部に設けられたショットキー電極29と、を備える。第1トレンチ31は、平面視でストライプ状に設けられ、第2トレンチ32は、第1トレンチ31を取り囲んでいる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1導電型の半導体基板と、
前記半導体基板のおもて面に設けられた、前記半導体基板よりも不純物濃度の低い第1導電型の第1半導体層と、
前記第1半導体層の、前記半導体基板側に対して反対側に設けられた第2導電型の第2半導体層と、
前記第2半導体層の内部に選択的に設けられた、前記半導体基板よりも不純物濃度の高い第1導電型の第1半導体領域と、
前記第1半導体領域および前記第2半導体層を貫通して前記第1半導体層に達する第1トレンチおよび第2トレンチと、
前記第1トレンチの内部にゲート絶縁膜を介して設けられたゲート電極と、
前記第2トレンチの内部に設けられたショットキー電極と、
を備え、
前記第1トレンチは、平面視でストライプ状に設けられ、
前記第2トレンチは、平面視で前記第1トレンチと平行なストライプ状の部分と、前記ストライプ状の部分を接続し、前記第1トレンチのそれぞれの端を取り囲んでいる外周の部分と、を有し、
前記第2トレンチは、それぞれの前記第1トレンチを取り囲んでおり、
前記第1トレンチ下と前記第2トレンチ下にそれぞれ第2導電型領域を備え、
前記第1トレンチを取り囲んでいる前記第2トレンチは、該第2トレンチの両側面のそれぞれにショットキー接合を有することを特徴とする半導体装置。
続きを表示(約 550 文字)
【請求項2】
オン状態のときに電流が流れる活性領域の周囲を囲んで耐圧を保持するエッジ領域に、耐圧を向上させるための接合終端構造を備え、
前記第1トレンチの端と、前記第2トレンチの前記外周の部分との距離は、前記第1トレンチと前記第2トレンチとの間の間隔以上であり、かつ、前記第1トレンチの端は、前記接合終端構造より前記活性領域側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記第2トレンチは、ポリシリコンとのヘテロ接合で構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記第2トレンチの一部は、前記ゲート電極とゲートランナーとを接続するゲートコンタクト領域と深さ方向に対向する位置に設けられていることを特徴とする請求項1~3のいずれか一つに記載の半導体装置。
【請求項5】
前記第1トレンチと前記第2トレンチは同じ深さであることを特徴とする請求項1~4のいずれか一つに記載の半導体装置。
【請求項6】
前記第1トレンチ下と前記第2トレンチ下のそれぞれの前記第2導電型領域は同じ深さであることを特徴とする請求項1~5のいずれか一つに記載の半導体装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、半導体装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、パワー半導体素子においては、素子のオン抵抗の低減を図るため、トレンチ構造を有する縦型MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor:絶縁ゲート型電解効果トランジスタ)が作製(製造)されている。縦型MOSFETでは、チャネルが基板表面に対して平行に形成されるプレーナー構造よりも基板表面に対して垂直に形成されるトレンチ構造の方が単位面積当たりのセル密度を増やすことができるため、単位面積当たりの電流密度を増やすことができ、コスト面において有利である。
【0003】
縦型MOSFETは、ソース・ドレイン間にボディダイオードとしてp型ベース層とn型ドリフト層とで形成される寄生pnダイオードを内蔵する。このため、インバータに用いる還流ダイオード(FWD:Free Wheeling Diode)を省略することができ、低コスト化および小型化に貢献する。しかしながら、半導体基板として炭化珪素基板を用いる場合、シリコン(Si)基板を用いた場合に比べて寄生pnダイオードが高いビルトインポテンシャルを持つため、寄生pnダイオードのオン抵抗が高くなり損失増大を招く。また、寄生pnダイオードがオンして通電した場合、寄生pnダイオードのバイポーラ動作により経時的に特性が変化(経年劣化)し、順方向劣化やターンオン損失の増加が生じる。
【0004】
この問題について、回路上にショットキーバリアダイオード (SBD:Schottky Barrier Diode)をMOSFETと並列に接続し、還流時にはSBDに電流が流れ、寄生pnダイオードに電流が流れないようにすることができる。しかしながら、SBDのチップがMOSFETと同数程度必要になるためコスト増になる。
【0005】
このため、基板表面にp型のチャネル部を貫通するコンタクトトレンチを形成し、トレンチ内壁にSBDを内包させ、還流時の電流をPiNダイオードではなく内蔵SBDに流す技術が提案されている(例えば、下記特許文献1参照)。
【0006】
図24は、従来のSBD内蔵の炭化珪素半導体装置の構造を示す上面図である。図25は、従来のSBD内蔵の炭化珪素半導体装置の構造を示す図24のC-C’部分の断面図である。図24に示すように、SBD内蔵の炭化珪素半導体装置150は、素子構造が形成されオン状態のときに電流が流れる活性領域140と、活性領域140の周囲を囲んで耐圧を保持するエッジ領域142と、活性領域140とエッジ領域142との間のツナギ領域141と、を備える。活性領域140は図24において破線で囲まれた領域である。
【0007】
また、図25に示すように、炭化珪素からなる半導体基体(以下、炭化珪素基体とする)のおもて面(後述するp型ベース層116側の面)側に一般的なトレンチゲート構造のMOSゲートを備える。炭化珪素基体(半導体チップ)は、炭化珪素からなるn
+
型炭化珪素基板(以下、n
+
型炭化珪素基板とする)102上にn
-
型ドリフト層101、電流拡散領域であるn型領域115およびp型ベース層116となる各炭化珪素層を順にエピタキシャル成長させてなる。
【0008】
n
+
型炭化珪素基板102上にn
-
型ドリフト層101となるn
-
型層をエピタキシャル成長させて、n
+
型炭化珪素基板102のおもて面(n
-
型ドリフト層101側の面)側に、p型ベース層116、n
+
型ソース領域117、トレンチゲート131、ゲート絶縁膜119およびゲート電極120からなるMOSゲート構造が設けられている。また、符号118、121および122は、それぞれp
++
型コンタクト領域、層間絶縁膜およびソース電極である。
【0009】
n型領域115には、トレンチゲート131の底面全体を覆うように第1p
+
型領域103が選択的に設けられている。また、n型領域115には、トレンチSBD132の底面全体を覆うように第1p
+
型領域103が選択的に設けられている。第1p
+
型領域103は、n
-
型ドリフト層101に達しない深さで設けられている。また、エッジ領域142では、第1p
+
型領域103の全面上に第2p
+
型領域104が設けられている。
【0010】
また、トレンチSBD132は、内壁がソース電極122と接続するショットキーメタル129で覆われ、内壁に露出する半導体領域と当該ショットキーメタル129とのショットキーを形成したトレンチである。このように、図24では、ソース・ドレイン間に寄生pnダイオードと並列に寄生ショットキーダイオード(内蔵SBD)を設けている。
(【0011】以降は省略されています)
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