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公開番号2025077927
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-19
出願番号2023204228
出願日2023-12-01
発明の名称太陽電池モジュールの強化ガラスの自動分離装置
出願人リセットカンパニー カンパニー リミテッド,Resetcompany Co.,Ltd.
代理人個人
主分類B09B 3/30 20220101AFI20250512BHJP(固体廃棄物の処理;汚染土壌の再生)
要約【課題】 使用の年限が終了になった片面又は両面形の太陽電池モジュールのソーラーセールから強化ガラスを板状に分離してリサイクル価値を向上させることができる太陽電池モジュールの強化ガラスの自動分離装置を提供すること。
【解決手段】ベース上に形成された第1ユニットが太陽電池モジュールの左右及び前後を整列し第2ユニットがベースの上面に沿って整列された太陽電池モジュールを搬送し第3ユニットが太陽電池モジュールの第1強化ガラスから第2強化ガラス及びソーラーセールを分離除去する構造である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ベースと、
前記ベースの上面の一側に設けられ、前記ベースの上面の一側から上面の他側に向かう第1方向に沿って搬入された太陽電池モジュールに対し、前記第1方向に対し直交する第2方向に移動し前記太陽電池モジュールの両側の縁を前記ベースの上面上に整列する第1サイドアライメント手段と、前記ベースの上面の他側から上面の一側に向かう前記第1方向に移動し前記太陽電池モジュールの両側縁の端部を連結する縁を前記ベースの上面上に整列する第2サイドアライメント手段と、を含む第1ユニットと、
ソーラーセールの一面に第1強化ガラスが配置され表面を形成し前記ソーラーセールの他面に第2強化ガラスが配置され裏面を形成する前記太陽電池モジュールの前記表面が前記ベースの上面に対向するように安着させ前記ベースの上面の一端部側から他端部側まで前記第1方向に沿って往復する移送パネルを含む第2ユニットと、
前記ベースの上面の一端部と他端部との間に配置され、前記移送パネルにより移送されている前記太陽電池モジュールの前記第2強化ガラスを押し下がりながら前記第1方向への移送を許容する垂直ローラーと、加熱された状態で前記第2強化ガラスと前記ソーラーセールとを前記第1強化ガラスから分離させるホットナイフと、を含む第3ユニットと、を含む
ことを特徴とする太陽電池モジュールの強化ガラスの自動分離装置。
続きを表示(約 3,000 文字)【請求項2】
前記第1サイドアライメント手段は、
前記ベースの上面の上部に配置される上部フレームに固定され前記第2方向に設けられ前記ベースの上面の上部の左右両側に各々一列に配置される第1レールバーと、
前記ベースの上面の上部の左側に配置された前記第1レールバーの先端部と、前記ベースの上面の上部の右側に配置された前記第1レールバーの先端部と、に各々装着され前記第1レールバーに沿ってお互い接近又は離隔自在に前記第2方向に往復する第1移動体と、
前記ベースの上面の上部の左側に配置された前記第1レールバーの末端部と、前記ベースの上面の上部の右側に配置された前記第1レールバーの末端部と、に各々装着され前記第1移動体の各々の往復に必要な駆動力を伝達する第1アクチュエーターと、
前記第1移動体の各々に連結され前記第1移動体と連動しお互い接近又は離隔自在に前記第2方向に往復する第1往復体と、
前記第1往復体の各々の下部側に設けられ前記第1方向に沿って配置され、前記ベースの上面に対面する下面を持つ第1アライメントバーと、
を含み、
前記第1往復体の下部と前記第1アライメントバーとは、前記ベースの上面に載置される前記太陽電池モジュールを左右両側の縁を整列する第1ストッパーを形成する
請求項1に記載の太陽電池モジュールの強化ガラスの自動分離装置。
【請求項3】
前記第1往復体は、
前記第1往復体の各々の上面に結合され前記第1方向に延びる第1上部バーと、
前記第1上部バーの両端部に各々直交されるように結合され前記第2方向に延びる第1サイドバーと、
前記第1サイドバーの各々の端部に各々直交されるように結合され前記第1方向及び前記第2方向と直交する第3方向に延びる第1支持バーと、
を含み、
前記第1支持バーの各々の下端部は前記第1アライメントバーの上面に結合され、
前記第1ストッパーは一対の前記第1支持バーと前記第1アライメントバーにより形成される
請求項2に記載の太陽電池モジュールの強化ガラスの自動分離装置。
【請求項4】
前記第2サイドアライメント手段は、
前記ベースの上面の上部に配置される上部フレームに固定され前記第1方向に設けられ前記ベースの上面の上部の中心に配置される第2レールバーと、
前記第2レールバーの先端部に装着され前記第2レールバーに沿って前記第1方向に往復する第2移動体と、
前記第2レールバーの末端部に装着され前記第2移動体の往復に必要な駆動力を伝達する第2アクチュエーターと、
前記第2移動体に連結され前記第2移動体と連動し前記第1方向に往復する第2往復体と、
前記第2往復体の各々の下部側に設けられ前記第2方向に沿って配置されとともに、前記ベースの上面に直交する第2アライメントバーと、
前記第2アライメントバーの一面の両側に各々形成され前記太陽電池モジュールを支える支え片と、
を含み、
前記第2アライメントバーと一対の前記支え片は、前記ベースの上面に載置される前記太陽電池モジュールの他端部の縁を整列する第2ストッパーを形成する
請求項1に記載の太陽電池モジュールの強化ガラスの自動分離装置。
【請求項5】
前記第2往復体は、
前記第2移動体の上面に結合され前記第2方向に延びる第2上部バーと、
前記第2上部バーの両端部に各々直交されるように結合され前記ベースの上面側に延びる第2支持バーと、
を含み、
前記第2支持バーの各々の下端部は前記第2アライメントバーの他面の両側に各々結合される
請求項4に記載の太陽電池モジュールの強化ガラスの自動分離装置。
【請求項6】
一対の前記支え片は前記第2アライメントバーの一面の両側に対し前記第1の方向及び前記第2方向に直交する第3方向に沿って高さの調整ができる
請求項4に記載の太陽電池モジュールの強化ガラスの自動分離装置。
【請求項7】
前記第2ユニットは、
前記ベースの上面の一端部の縁から他端部の縁まで前記第1方向に形成される第3レールバーと、
前記第3レールバーに沿って往復移動可であり前記移送パネルを支える第3移動体と、
前記移送パネルの左右両側中左側又は右側縁の一側に装着され前記第3移動体が前記第3レールバーに沿って往復する駆動力を発生させる第3アクチュエーターと、
前記移送パネルに形成され前記搬入される太陽電池モジュールの寸法及び大きさに応じ前記太陽光発電モジュールを支持し前記移送パネルに対し前記太陽光発電モジュールが固着された状態を維持させる載置固定手段と、を更に含む
請求項1に記載の太陽電池モジュールの強化ガラスの自動分離装置。
【請求項8】
前記第2ユニットは、
前記移送パネルの一端部の縁の内側に前記第2方向に沿って突出し形成され前記移送パネルの上面に安着され整列された前記搬入された太陽電池モジュールの一端部の縁が掛けられ固定されるバー形状の入口ストッパーと、を更に含む
請求項1に記載の太陽電池モジュールの強化ガラスの自動分離装置。
【請求項9】
前記載置固定手段は、
前記移送パネルの上面に複数の行と列をなされ形成された通孔と、
前記通孔の内径より小さい外径を有し前記通孔の各々を介して前記移送パネルの上面から出入り可能に備われ、前記太陽電池モジュールの表面に接する上端部面を持つ円柱状に形成された載置用の載置ピンと、
複数の前記載置ピンの各々の下端部に連結され前記複数の載置ピンの一部又は全部を昇降させる駆動力を発生させるピンアクチュエーターと、
前記ベースの一側に形成される負圧発生源と、
前記移送パネルの下面に形成され複数の前記通孔の各々と前記負圧発生源とを連結し、前記通孔の内周面と前記載置ピンの外周面との間を通じ前記移送パネルの上面から下面に向かって負圧を発生させることにより、前記太陽光発電モジュールを前記移送パネルの上面に接触し固定させる真空吸着部と、を含む
請求項7に記載の太陽電池モジュールの強化ガラスの自動分離装置。
【請求項10】
前記複数の行と列をなされ形成された通孔中最外郭に配置された通孔と残りの通孔から突出する前記載置ピンにより支えられた太陽光発電モジュールは前記移送パネル上に載置可能な最大である第1サイズを有し、
前記最外郭に配置された通孔を除外した残りの通孔から突出する前記載置ピンにより支えられた太陽光発電モジュールは前記第1サイズより小さい第2サイズを有し、或は、
前記複数の行と列をなされ形成された通孔中一部の行又は列を除外することにより前記載置ピンにより支えられる太陽光発電モジュールの大きさは徐々に小さくなる
請求項9に記載の太陽電池モジュールの強化ガラスの自動分離装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は太陽電池モジュールの強化ガラスの自動分離装置に関し、特に使用の年限が終了になった片面又は両面形の太陽電池モジュールのソーラーセールから強化ガラスを板状に分離してリサイクル価値を向上させることができる太陽電池モジュールの強化ガラスの自動分離装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
太陽電池モジュールは太陽光発電設備の中核をなすものであり、このような太陽電池モジュールの寿命は大略20年乃至30年程度であり、現在世界中廃棄される太陽電池モジュールの処分が重要な課題となっている。
【0003】
しかし、太陽光発電設備の使用の年限の超過により廃棄される設備を効率的に統合しリサイクルする技術はまだ広く研究されていなし状態である。
ここでは、太陽電池パネルは外部からの衝撃や悪天候から保護されるため頑丈なアルミフレームにモジュール化させる。
このような太陽電池パネルはバックシート、EVA接着層、ソーラーセール、EVA接着層及び強化ガラスが含む。
【0004】
このような太陽電池パネルをリサイクルするため発明されたものとして、特許文献1:特許第5938309号の「太陽電池パネルのリサイクル方法」(以下、「先行技術」という)などが挙げられる。
【0005】
先行技術は太陽電池パネルのガラス基板に含まれる有用金属や有害金属を分離し回収するために太陽電池を破砕する金属研削盤、破砕物を回収する回収フード、金属成分の含有量を測定するセンサーを含む装置を開示している。
先行技術は、電子バルブがセンサーから受信した金属成分に関する情報に基づいて太陽電池の粉砕物を分類する。
【0006】
しかし、太陽電池パネルでリサイクルできる部品はアルミフレーム、強化ガラス、太陽電池内の材料や太陽電池に接続された銅導体が一般的である。
したがって、先行技術と同様に、太陽電池パネルの全体を細断して分離するプロセスはソーラーセールや強化ガラスの回収において効率が悪くなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特許第5938309号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は前記のような問題点を改善するために、使用の年限が終了になった片面又は両面形の太陽電池モジュールのソーラーセールから強化ガラスを板状に分離してリサイクル価値を向上させることができる太陽電池モジュールの強化ガラスの自動分離装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記のような目的を果たすために、本発明は、ベースと、前記ベースの上面の一側に設けられ、前記ベースの上面の一側から上面の他側に向かう第1方向に沿って搬入された太陽電池モジュールに対し、前記第1方向に対し直交する第2方向に移動し前記太陽電池モジュールの両側の縁を前記ベースの上面上に整列する第1サイドアライメント手段と、前記ベースの上面の他側から上面の一側に向かう前記第1方向に移動し前記太陽電池モジュールの両側縁の端部を連結する縁を前記ベースの上面上に整列する第2サイドアライメント手段と、を含む第1ユニットと、ソーラーセールの一面に第1強化ガラスが配置され表面を形成し前記ソーラーセールの他面に第2強化ガラスが配置され裏面を形成する前記太陽電池モジュールの前記表面が前記ベースの上面に対向するように安着させ前記ベースの上面の一端部側から他端部側まで前記第1方向に沿って往復する移送パネルを含む第2ユニットと、及び、前記ベースの上面の一端部と他端部との間に配置され、前記移送パネルにより移送されている前記太陽電池モジュールの前記第2強化ガラスを押し下がりながら前記第1方向への移送を許容する垂直ローラーと、加熱された状態で前記第2強化ガラスと前記ソーラーセールとを前記第1強化ガラスから分離させるホットナイフと、を含む第3ユニットと、を含むことを特徴とする太陽電池モジュールの強化ガラスの自動分離装置を提供することができる。
【0010】
ここで、前記第1サイドアライメント手段は、前記ベースの上面の上部に配置される上部フレームに固定され前記第2方向に設けられ前記ベースの上面の上部の左右両側に各々一列に配置される第1レールバーと、前記ベースの上面の上部の左側に配置された前記第1レールバーの先端部と、前記ベースの上面の上部の右側に配置された前記第1レールバーの先端部と、に各々装着され前記第1レールバーに沿ってお互い接近又は離隔自在に前記第2方向に往復する第1移動体と、前記ベースの上面の上部の左側に配置された前記第1レールバーの末端部と、前記ベースの上面の上部の右側に配置された前記第1レールバーの末端部と、に各々装着され前記第1移動体の各々の往復に必要な駆動力を伝達する第1アクチュエーターと、前記第1移動体の各々に連結され前記第1移動体と連動しお互い接近又は離隔自在に前記第2方向に往復する第1往復体と、前記第1往復体の各々の下部側に設けられ前記第1方向に沿って配置され、前記ベースの上面に対面する下面を持つ第1アライメントバーと、を含み、前記第1往復体の下部と前記第1アライメントバーとは、前記ベースの上面に載置される前記太陽電池モジュールを左右両側の縁を整列する第1ストッパーを形成することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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