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公開番号2025076582
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-16
出願番号2023188197
出願日2023-11-02
発明の名称タイヤ騒音評価方法
出願人TOYO TIRE株式会社
代理人弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類G01M 17/02 20060101AFI20250509BHJP(測定;試験)
要約【課題】タイヤの加速走行時における騒音評価を短時間で行うことができ、当該騒音評価に要する労力及びコストも低減できるタイヤ騒音評価方法を提供すること。
【解決手段】本開示のタイヤ騒音評価方法は、加速走行時におけるタイヤの騒音を評価する方法である。本開示のタイヤ騒音評価方法は、車両の駆動力が変化したときの騒音の変化量を当該駆動力の変化量で割った値に基づく駆動力感度を、タイヤの特性に基づいて推定し、推定した駆動力感度に基づいて加速走行時における騒音を評価する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
車両の加速走行時におけるタイヤの騒音を評価する方法であって、
前記車両の駆動力が変化したときの前記騒音の変化量を当該駆動力の変化量で割った値に基づく駆動力感度を、前記タイヤの特性に基づいて推定し、推定した前記駆動力感度に基づいて前記加速走行時における前記騒音を評価する、タイヤ騒音評価方法。
続きを表示（約 280 文字）【請求項２】
前記車両が惰行走行時に生じる第１騒音に前記駆動力感度に前記駆動力を乗じた第２騒音を足した第３騒音を、前記車両が前記駆動力で加速走行している際の前記騒音として見積もる、請求項１に記載のタイヤ騒音評価方法。
【請求項３】
前記駆動力感度を１以上の設計要因に基づいて推定する、請求項１又は２に記載のタイヤ騒音評価方法。
【請求項４】
前記駆動力感度を複数の前記設計要因に基づいて推定し、
前記駆動力感度に対する前記設計要因毎の寄与を実験計画法に基づいて評価する、請求項３に記載のタイヤ騒音評価方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、タイヤ騒音評価方法に関する。
続きを表示（約 1,100 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、タイヤ回転時のタイヤ騒音評価方法としては、特許文献１に開示されているように、擬似路面を外周面に具えた回転ドラム上にタイヤを接触させて走行させることで生じたタイヤの騒音を、騒音測定器で測定する方法が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１３－１３４２１３号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１のタイヤ騒音評価方法では、タイヤを試験機に設置して、騒音を収集しなければならず、タイヤの騒音評価を短時間で行うことができず、タイヤの騒音評価に要する労力及びコストも大きくなる。また、タイヤ騒音は、駆動力が作用する加速時に増加することが知られている。よって、車両の加速走行時における加速騒音を正確に評価したいという要請がある。そこで、本開示の目的は、タイヤの加速走行時における騒音評価を短時間で行うことができ、当該騒音評価に要する労力及びコストも低減できるタイヤ騒音評価方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
上記課題を解決するため、本開示のタイヤ騒音評価方法は、車両の加速走行時におけるタイヤの騒音を評価する方法であって、前記車両の駆動力が変化したときの前記騒音の変化量を当該駆動力の変化量で割った値に基づく駆動力感度を、前記タイヤの特性に基づいて推定し、推定した前記駆動力感度に基づいて前記加速走行時における前記騒音を評価する。
【０００６】
本開示によれば、タイヤの特性に起因して試験を行わずに推定した駆動力感度に基づいて加速走行時におけるタイヤの騒音を試験することなく見積もり評価する。よって、加速走行時における騒音評価を短時間で行うことができ、当該騒音評価に要する労力及びコストも低減できる。
【０００７】
また、前記車両が惰行走行時に生じる第１騒音に前記駆動力感度に前記駆動力を乗じた第２騒音を足した第３騒音を、前記車両が前記駆動力で加速走行している際の前記騒音として見積もってもよい。
【０００８】
本構成によれば、特定の駆動力に対する第３騒音（加速走行時におけるタイヤの騒音に該当）を見積もる際、第３騒音を算出する一次式であって駆動力を変数とする一次式に駆動力を代入するだけで、その駆動力における第３騒音を瞬時に見積もることができる。
【０００９】
また、前記駆動力感度を１以上の設計要因に基づいて推定してもよい。
【００１０】
本構成によれば、駆動力感度を設計要因を用いて体系的かつ客観的に推定し易い。
（【００１１】以降は省略されています）

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