特許ウォッチ

公開番号2025075509
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-15
出願番号2023186730
出願日2023-10-31
発明の名称洗濯機
出願人三星電子株式会社,Samsung Electronics Co.,Ltd.
代理人個人
主分類D06F 37/24 20060101AFI20250508BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約【課題】洗濯槽の振り子共振時に発生する洗濯槽の並進方向の振幅を低減する。
【解決手段】洗濯槽と、洗濯槽内部に回転可能に取り付けられた脱水槽と、洗濯槽を収容する筐体と、筐体に洗濯槽を略鉛直方向に吊り下げるサスペンションと、洗濯槽と筐体との間に取り付けられた減衰装置とを備え、減衰装置は、並進方向に減衰力を作用させる並進ダンパと、並進ダンパの両端に略鉛直方向への並進ダンパの自由度を確保しながら接続され、回転方向に減衰力を作用させる2つの回転ダンパであって、筐体の下部に略鉛直方向の第1回転軸を中心として回転するように配置された第1回転ダンパと、洗濯槽の底面に略鉛直方向の第2回転軸を中心として回転するように配置された第2回転ダンパとを含む2つの回転ダンパとを備える、洗濯機。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
洗濯槽と、
前記洗濯槽内部に回転可能に取り付けられた脱水槽と、
前記洗濯槽を収容する筐体と、
前記筐体に前記洗濯槽を略鉛直方向に吊り下げるサスペンションと、
前記洗濯槽と前記筐体との間に取り付けられた減衰装置と
を備え、
前記減衰装置は、
並進方向に減衰力を作用させる並進ダンパと、
前記並進ダンパの両端に略鉛直方向への当該並進ダンパの自由度を確保しながら接続され、回転方向に減衰力を作用させる２つの回転ダンパであって、前記筐体の下部に略鉛直方向の第１回転軸を中心として回転するように配置された第１回転ダンパと、前記洗濯槽の底面に略鉛直方向の第２回転軸を中心として回転するように配置された第２回転ダンパとを含む２つの回転ダンパと
を備える、洗濯機。
続きを表示（約 1,200 文字）【請求項２】
前記減衰装置は、前記第１回転ダンパの前記第１回転軸の周りに減衰を有し、前記第２回転ダンパの前記第２回転軸の周りに減衰を有する、請求項１に記載の洗濯機。
【請求項３】
前記並進ダンパは、前記第１回転ダンパに対して略水平方向の第３回転軸を中心として回転し、前記第２回転ダンパに対して略水平方向の第４回転軸を中心として回転する、請求項１記載の洗濯機。
【請求項４】
前記減衰装置は、前記並進ダンパの前記第１回転ダンパに対する前記第３回転軸の周りに減衰を有し、前記並進ダンパの前記第２回転ダンパに対する前記第４回転軸の周りに減衰を有する、請求項３に記載の洗濯機。
【請求項５】
前記洗濯槽が並進移動した際に、前記並進ダンパは、伸縮しながら減衰力を作用させ、前記第１回転ダンパは、前記第１回転軸を中心として回転することによって減衰力を作用させ、前記第２回転ダンパは、前記第２回転軸を中心として回転することによって減衰力を作用させる、請求項１に記載の洗濯機。
【請求項６】
前記並進ダンパは、前記脱水槽の回転軸に向けて並進するように配置されている、請求項１に記載の洗濯機。
【請求項７】
前記第１回転ダンパは、前記筐体の下部の角部付近に配置されている、請求項１に記載の洗濯機。
【請求項８】
前記第２回転ダンパは、鉛直方向から見た場合に、前記第１回転ダンパから当該第２回転ダンパへの方向が、排水ホースの中心軸の方向に対して、略平行になるように配置されている、請求項７に記載の洗濯機。
【請求項９】
前記第２回転ダンパは、鉛直方向から見た場合に、前記第１回転ダンパから当該第２回転ダンパへの方向が、排水ホースの中心軸の方向に対して、略垂直になるように配置されている、請求項７に記載の洗濯機。
【請求項１０】
前記２つの回転ダンパの何れかである回転ダンパは、
略鉛直方向の第１側の部分が前記回転ダンパが配置される前記洗濯機の部位に接続され、略鉛直方向の第２側の部分が内側に延伸し、略鉛直方向のホルダ開口部を有するホルダと、
略鉛直方向の第１側の部分が前記ホルダ開口部に挿入され、略鉛直方向の第２側の部分が前記並進ダンパに接続され、略鉛直方向のアーム開口部を有するアームと、
略鉛直方向の第１側の部分が外側に延伸し、略鉛直方向の第２側の部分が前記アーム開口部に挿入されて前記アームに固定されるキャップと、
前記ホルダと前記アームとの間で、当該ホルダの略鉛直方向の第２側の部分と前記キャップの略鉛直方向の第１側の部分とにより略鉛直方向に保持された摩擦材と
を備える、請求項１に記載の洗濯機。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、洗濯機に関する。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、筐体と、筐体内に設置される洗浄槽アセンブリと、洗浄槽アセンブリの底部に設置される底部制震装置を含み、底部制震装置はショックアブソーバと装着フレームを含み、ショックアブソーバの両端は２つの装着フレームにそれぞれ回動可能に接続され、一方の装着フレームは集水室の底部の外壁に設置され、他方の装着フレームは筐体の底部に設置されるパルセータ洗濯機が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特表２０２１－５１３４１０号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
洗濯槽と筐体との間に並進ダンパを設けただけで、回転ダンパを設けない構成を採用した場合、洗濯槽の振り子共振時に発生する洗濯槽の並進方向の振幅を低減することができない。
【０００５】
本発明の目的は、洗濯槽の振り子共振時に発生する洗濯槽の並進方向の振幅を低減することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
かかる目的のもと、本発明は、洗濯槽と、洗濯槽内部に回転可能に取り付けられた脱水槽と、洗濯槽を収容する筐体と、筐体に洗濯槽を略鉛直方向に吊り下げるサスペンションと、洗濯槽と筐体との間に取り付けられた減衰装置とを備え、減衰装置は、並進方向に減衰力を作用させる並進ダンパと、並進ダンパの両端に略鉛直方向への並進ダンパの自由度を確保しながら接続され、回転方向に減衰力を作用させる２つの回転ダンパであって、筐体の下部に略鉛直方向の第１回転軸を中心として回転するように配置された第１回転ダンパと、洗濯槽の底面に略鉛直方向の第２回転軸を中心として回転するように配置された第２回転ダンパとを含む２つの回転ダンパとを備える、洗濯機を提供する。
【０００７】
減衰装置は、第１回転ダンパの第１回転軸の周りに減衰を有し、第２回転ダンパの第２回転軸の周りに減衰を有する、ものであってよい。
【０００８】
並進ダンパは、第１回転ダンパに対して略水平方向の第３回転軸を中心として回転し、第２回転ダンパに対して略水平方向の第４回転軸を中心として回転する、ものであってよい。その場合は、減衰装置は、並進ダンパの第１回転ダンパに対する第３回転軸の周りに減衰を有し、並進ダンパの第２回転ダンパに対する第４回転軸の周りに減衰を有する、ものであってよい。
【０００９】
洗濯槽が並進移動した際に、並進ダンパは、伸縮しながら減衰力を作用させ、第１回転ダンパは、第１回転軸を中心として回転することによって減衰力を作用させ、第２回転ダンパは、第２回転軸を中心として回転することによって減衰力を作用させる、ものであってよい。
【００１０】
並進ダンパは、脱水槽の回転軸に向けて並進するように配置されている、ものであってよい。
（【００１１】以降は省略されています）

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