TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025075482
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-15
出願番号2023186683
出願日2023-10-31
発明の名称空気調和装置
出願人ダイキン工業株式会社
代理人弁理士法人前田特許事務所
主分類F24F 11/86 20180101AFI20250508BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】空調性能と省エネ効果とを両立する。
【解決手段】空気調和装置(1)は、圧縮機(12)と、圧縮機(12)を制御する制御器(C)と、を備える。制御器(C)は、空調能力値が上限値以下となるよう圧縮機(12)の回転数を制御する第1モードを実行可能であり、第1モードは、室内温度と目標温度との差が第1所定値以下になる条件が成立した状態の空調能力値を基準能力値として設定し、基準能力値よりも低い第1値を上限値として設定する、モードである。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
冷房運転および暖房運転の少なくとも一方が可能な空気調和装置であって、
圧縮機(12)と、
前記圧縮機(12)を制御する制御器(C)と、
を備え、
前記制御器(C)は、空調能力値が上限値以下となるよう前記圧縮機(12)の回転数を制御する第1モードを実行可能であり、
前記第1モードは、
室内温度と目標温度との差が第1所定値以下になる条件が成立した状態の空調能力値を基準能力値として設定し、
前記基準能力値よりも低い第1値を前記上限値として設定する、
モードである空気調和装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
請求項1に記載の空気調和装置において、
前記第1値は、前記基準能力値に基づいて変動する変動値である空気調和装置。
【請求項3】
請求項2に記載の空気調和装置において、
前記第1値は、空調負荷が低いときよりも前記空調負荷が高いときの方が高い空気調和装置。
【請求項4】
請求項3に記載の空気調和装置において、
前記制御器(C)は、前記空調負荷が高くなるときには、前記上限値を前記第1値よりも高い第2値に変更して、前記圧縮機(12)の回転数を制御する空気調和装置。
【請求項5】
請求項4に記載の空気調和装置において、
前記制御器(C)は、前記空調負荷が低くなるときには、前記上限値を前記第2値よりも低い第3値に変更して、前記圧縮機(12)の回転数を制御する空気調和装置。
【請求項6】
請求項1に記載の空気調和装置において、
前記制御器(C)は、前記冷房運転時において、室内温度が前記目標温度以下の状態が所定時間以上継続したとき、または前記暖房運転時において、室内温度が前記目標温度以上の状態が所定時間以上継続したときには、前記上限値を前記第1値よりも低い第4値に変更して、前記圧縮機(12)の回転数を制御する空気調和装置。
【請求項7】
請求項1に記載の空気調和装置において、
前記第1値は、ユーザの設定により変動する値である空気調和装置。
【請求項8】
請求項1~7のいずれか1つに記載の空気調和装置において、
前記制御器(C)は、
所定のサーモオフ条件を満たしたときには、前記圧縮機(12)を停止させるとともに、前記基準能力値および前記上限値をリセットし、
前記サーモオフ条件を満たした状態から前記サーモオフ条件を満たさない状態となったときには、前記圧縮機(12)を作動させるとともに、前記サーモオフ条件を満たさない状態となった後の空調能力値に基づいて、前記基準能力値および前記第1値を再設定して、再設定後の前記第1値を前記上限値として、前記圧縮機(12)の回転数を制御する空気調和装置。
【請求項9】
請求項1~7のいずれか1つに記載の空気調和装置において、
前記制御器(C)は、
前記冷房運転時において前記目標温度がより低い温度に変更されたとき、または前記暖房運転時において前記目標温度がより高い温度に変更されたときには、前記基準能力値および前記上限値をリセットし、
室内温度と変更後の前記目標温度との差が所定値以下になる条件が成立した状態の空調能力値に基づいて、前記基準能力値および前記第1値を再設定して、再設定後の前記第1値を前記上限値として、前記圧縮機(12)の回転数を制御する空気調和装置。
【請求項10】
請求項1~7のいずれか1つに記載の空気調和装置において、
前記制御器(C)は、前記第1モードの実行中に、前記冷房運転時において、室内温度が前記目標温度に対して前記第1所定値よりも大きい第2所定値以上高くなったとき、または前記暖房運転時において、室内温度が前記目標温度に対して前記第2所定値以上低くなったときには、前記第1モードを中断する空気調和装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、空気調和装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、圧縮機の電流を電流閾値以下になるよう制御する制御部を備えた空気調和装置が開示している。特許文献1に記載の空気調和装置では、電流閾値は、電流の設計最大値に基づいて設定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-124228号広報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載のように、圧縮機に供給する電流に上限値を設定すれば、電力消費率の悪化を抑制することができ、省エネ効果が期待される。しかし、電流閾値が小さすぎると空調性能を十分に発揮することができない。逆に、電流閾値が大きすぎると、電流が電流閾値に到達することがほとんどなくなってしまい省エネ効果が小さくなる。
【0005】
本開示は、空調性能と省エネ効果とを両立することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様は、冷房運転および暖房運転の少なくとも一方が可能な空気調和装置を対象とする。空気調和装置は、圧縮機(12)と、前記圧縮機(12)を制御する制御器(C)と、を備える。前記制御器(C)は、空調能力値が上限値以下となるよう前記圧縮機(12)の回転数を制御する第1モードを実行可能であり、前記第1モードは、室内温度と目標温度との差が第1所定値以下になる条件が成立した状態の空調能力値を基準能力値として設定し、前記基準能力値よりも低い第1値を前記上限値として設定する、モードである。
【0007】
第1の態様では、室内温度が目標温度に近い状態になるまでは、圧縮機(12)を高い回転数で動作させることができ、空調性能を十分に発揮することができる。一方で、室内温度が目標温度に近い状態では、空調負荷は比較的低くなるため、圧縮機(12)の回転数は低くてもよい。空調能力値を基準能力値よりも更に低く抑えるよう圧縮機(12)の回転数を低くすることで、省エネ効果を高くすることができる。したがって、空調性能と省エネ効果とを両立することができる。
【0008】
第2の態様は、第1の態様において、前記第1値は、前記基準能力値に基づいて変動する変動値である。
【0009】
例えば、外気温と目標温度との差が大きいときは、差が小さいときと比較して、目標温度が同じであっても空調能力値は高くなりやすい。第2の態様のように、第1値を変動値とすることで、空調性能を十分に発揮しつつ、省エネ効果も高くすることができる。
【0010】
第3の態様は、第2の態様において、前記第1値は、空調負荷が低いときよりも前記空調負荷が高いときの方が高い。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

ダイキン工業株式会社
加湿装置
6日前
ダイキン工業株式会社
加湿装置
6日前
ダイキン工業株式会社
撥水剤組成物
10日前
ダイキン工業株式会社
空気調和装置
10日前
ダイキン工業株式会社
加湿ユニット
2日前
ダイキン工業株式会社
冷却システム
10日前
ダイキン工業株式会社
パルプ組成物
10日前
ダイキン工業株式会社
パルプ組成物
10日前
ダイキン工業株式会社
評価方法及び評価装置
10日前
ダイキン工業株式会社
SF5含有シラン化合物
1か月前
ダイキン工業株式会社
フルオロポリエーテル化合物
4日前
ダイキン工業株式会社
スクロール圧縮機及び冷凍装置
10日前
ダイキン工業株式会社
提案装置、提案方法及びプログラム
11日前
ダイキン工業株式会社
ポリテトラフルオロエチレン造粒粉体
13日前
ダイキン工業株式会社
貯蔵システムおよび庫内冷却システム
1か月前
ダイキン工業株式会社
重合体、撥水剤、繊維製品、及び繊維製品の製造方法
10日前
ダイキン工業株式会社
重合体、撥水剤、繊維製品、及び繊維製品の製造方法
10日前
ダイキン工業株式会社
撥剤
1か月前
ダイキン工業株式会社
重合体、撥水剤、繊維製品、及び繊維製品の製造方法
10日前
ダイキン工業株式会社
積層形ヘッダを有する熱交換器、及び、熱交換器の製造方法
13日前
ダイキン工業株式会社
熱交換ユニット
1か月前
ダイキン工業株式会社
データ処理システム、データ処理方法、及びデータ処理プログラム
2日前
ダイキン工業株式会社
冷媒回路システム
12日前
ダイキン工業株式会社
データ処理システム、データ処理方法、及びデータ処理プログラム
2日前
ダイキン工業株式会社
データ処理システム、データ処理方法、及びデータ処理プログラム
2日前
ダイキン工業株式会社
ハロオレフィン類組成物
23日前
ダイキン工業株式会社
回転式圧縮機及び冷凍装置
23日前
ダイキン工業株式会社
圧縮機システム及び冷凍装置
12日前
ダイキン工業株式会社
パーフルオロアルキン化合物の製造方法
1か月前
ダイキン工業株式会社
含フッ素エラストマー水性分散液の製造方法および組成物
1か月前
ダイキン工業株式会社
加工助剤、マスターバッチ、熱可塑性樹脂組成物及びフィルム
12日前
ダイキン工業株式会社
加工助剤、熱可塑性樹脂組成物及びフィルム並びにそれらの製造方法
12日前
ダイキン工業株式会社
フルオロエタン化合物の製造方法及びフルオロオレフィンの製造方法
1か月前
ダイキン工業株式会社
中空微粒子の製造方法、中空微粒子、相分離微粒子、水分散体及び組成物
23日前
国立研究開発法人産業技術総合研究所
酸化ストレス抑制剤、酸化ストレス抑制用組成物、および、酸化ストレス抑制装置
4日前
ダイキン工業株式会社
電気化学デバイス用合剤シート、電気化学デバイス、及び、電気化学デバイス用合剤シートの製造方法
1か月前
続きを見る