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公開番号2025075253
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-15
出願番号2023186293
出願日2023-10-31
発明の名称データ処理装置
出願人日本電波工業株式会社
代理人弁理士法人創光国際特許事務所
主分類H03K 5/00 20060101AFI20250508BHJP(基本電子回路)
要約【課題】ADコンバータを動作させるために用いるクロックと、DAコンバータを動作させるために用いるクロックとが同期しなくなることを抑制する。
【解決手段】データ処理装置1は、第1分配器11と、第2分配器12と、第3分配器13と、ADコンバータと、DAコンバータと、第1デジタル回路16と、第2デジタル回路19とを有する。第1分配器11は、出力する複数の第1クロックを同期させる設定の入力を受け付けることにより複数の第1クロックを同期させ、複数の第1クロックが同期した後に、複数の第1クロックのいずれかを第2分配器12及び第3分配器13に入力し、第2分配器12は、第1分配器11から入力された第1クロックと同期した第2クロックをADコンバータに入力し、第3分配器13は、第1クロックと同期した第3クロックをDAコンバータに入力する。
【選択図】図1



特許請求の範囲【請求項1】
第1分配器と、第2分配器と、第3分配器と、ADコンバータと、DAコンバータと、第1デジタル回路と、第2デジタル回路とを有するデータ処理装置であって、
前記第1分配器は、出力する複数の第1クロックを同期させる設定の入力を受け付けることにより前記複数の第1クロックを同期させ、前記複数の第1クロックが同期した後に、前記複数の第1クロックのいずれかを前記第2分配器及び前記第3分配器に入力し、
前記第2分配器は、前記第1分配器から入力された前記第1クロックと同期した第2クロックを前記ADコンバータに入力し、
前記ADコンバータは、前記第2クロックに同期して、入力されたアナログ信号をデジタルデータに変換し、前記第2クロックに同期して前記デジタルデータを前記第1デジタル回路に入力し、
前記第3分配器は、前記第1クロックと同期した第3クロックを前記DAコンバータに入力し、
前記DAコンバータは、前記第3クロックに同期して、前記第2デジタル回路から入力されたデジタルデータをアナログ信号に変換し、前記第3クロックに同期して前記デジタルデータを変換したアナログ信号を出力する、
データ処理装置。
続きを表示(約 220 文字)【請求項2】
前記第1分配器は、前記複数の第1クロックそれぞれの遅延量を設定することにより、前記複数の第1クロックそれぞれの変化点が同じになるように設定する、
請求項1に記載のデータ処理装置。
【請求項3】
前記第1分配器、前記第2分配器及び前記第3分配器は、出力するクロックを同期させる設定の入力を受け付けることにより、出力するクロックの変化点を同期させる、
請求項1又は2に記載のデータ処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、データ処理装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、アナログ信号を取得し、ADコンバータによりデジタルデータに変換してデジタル回路に入力するとともに、デジタル回路から受信したデータをDAコンバータによりアナログ信号に変換して出力するデータ処理装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-131097号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
データ処理装置において扱う信号が車両の位置情報を特定する信号等である場合、ADコンバータが信号を処理するタイミングと、DAコンバータが信号を処理するタイミングとを合わせることによりデータ精度を向上させることができる。
【0005】
ADコンバータが信号を処理するタイミングと、DAコンバータが信号を処理するタイミングとを合わせるためには、ADコンバータを動作させるために用いるクロックと、DAコンバータを動作させるために用いるクロックとを同期させる必要がある。しかしながら、DAコンバータ及びADコンバータに入力するクロックを生成するクロック生成回路の温度特性により、ADコンバータを動作させるために用いるクロックと、DAコンバータを動作させるために用いるクロックとが同期しなくなるという問題がある。
【0006】
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、ADコンバータを動作させるために用いるクロックと、DAコンバータを動作させるために用いるクロックとが同期しなくなることを抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1の態様に係るデータ処理装置は、第1分配器と、第2分配器と、第3分配器と、ADコンバータと、DAコンバータと、第1デジタル回路と、第2デジタル回路とを有するデータ処理装置であって、前記第1分配器は、出力する複数の第1クロックを同期させる設定の入力を受け付けることにより前記複数の第1クロックを同期させ、前記複数の第1クロックが同期した後に、前記複数の第1クロックのいずれかを前記第2分配器及び前記第3分配器に入力し、前記第2分配器は、前記第1分配器から入力された前記第1クロックと同期した第2クロックを前記ADコンバータに入力し、前記ADコンバータは、前記第2クロックに同期して、入力されたアナログ信号をデジタルデータに変換し、前記第2クロックに同期して前記デジタルデータを前記第1デジタル回路に入力し、前記第3分配器は、前記第1クロックと同期した第3クロックを前記DAコンバータに入力し、前記DAコンバータは、前記第3クロックに同期して、前記第2デジタル回路から入力されたデジタルデータをアナログ信号に変換し、前記第3クロックに同期して前記デジタルデータを変換したアナログ信号を出力する。
【0008】
前記第1分配器は、前記複数の第1クロックそれぞれの遅延量を設定することにより、前記複数の第1クロックそれぞれの変化点が同じになるように設定してもよい。
前記第1分配器、前記第2分配器及び前記第3分配器は、出力するクロックを同期させる設定の入力を受け付けることにより、出力するクロックの変化点を同期させてもよい。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、複数のADコンバータ間又は複数のDAコンバータ間で、動作に用いるクロックが同期しなくなることを抑制することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
データ処理装置の構成を示す図である。
第1分配器、第2分配器及び第3分配器から出力されるクロックのタイミングチャートを示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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