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公開番号
2025073375
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-13
出願番号
2023184102
出願日
2023-10-26
発明の名称
多層塗膜、およびその製造方法
出願人
PLジャパン株式会社
代理人
弁理士法人WisePlus
主分類
C09D
201/00 20060101AFI20250502BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】遮熱性能を長期にわたり維持できる多層塗膜を提供する。
【解決手段】基材、遮熱層、および保護層をこの順で含む、多層塗膜。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
基材、遮熱層、および保護層をこの順で含む、多層塗膜。
続きを表示(約 400 文字)
【請求項2】
前記遮熱層が紫外線吸収材を実質的に含まない、請求項1に記載の多層塗膜。
【請求項3】
前記保護層がポリウレア樹脂からなる、請求項1または2に記載の多層塗膜。
【請求項4】
前記基材が金属からなる、請求項1または2に記載の多層塗膜。
【請求項5】
基材上に遮熱層を形成する工程、および
前記遮熱層の上に保護層を形成する工程を含む、
請求項1または2に記載の多層塗膜の製造方法。
【請求項6】
遮熱層の上に保護層を形成する工程において、ポリウレア形成用塗料組成物を遮熱層の上に塗布して硬化させることにより、ポリウレア樹脂からなる保護層を形成する、
請求項5に記載の多層塗膜の製造方法。
【請求項7】
ポリウレア形成用塗料組成物が1液型である、請求項6に記載の多層塗膜の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、多層塗膜、およびその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
国内の塗料市場の規模は約6000億円/年と考えられる。そのうち建築塗料は1500億円/年と最大規模であり、その中の事業カテゴリーである非住宅改修市場は450億円/年という巨大市場である。ここでいう非住宅改修とは、住宅以外の、工場、倉庫、ビルなどの改修を意味する。
【0003】
工場、倉庫などの屋根には、ガルバニウムと呼ばれる亜鉛、アルミニウム合金のメッキ鋼板が多く用いられており、これらは熱伝導率が高く、夏場には80℃近くまで表面温度が上昇し、金属屋根と直接接する工場内部の温度も上げているのが実態である。エアコンにより工場、倉庫内の気温調節を行うことは可能であるが、CO
2
の排出を抑制しつつ内部を快適な気温に保つ技術が求められている。その解決策のひとつとして、酸化チタンや酸価ニッケルなどの金属酸化物を配合した遮熱塗料の屋根への塗装が挙げられる(特許文献1、2)。さらに、遮熱機能を長期にわたり維持するために、シリコン系塗料、フッ素系塗料などの高耐候性塗料をベースにした遮熱塗料が市場導入されている。
【0004】
しかし、特許文献1、2に記載された遮熱塗料は、その性質から、太陽光の当たる塗装物の最表面に塗る必要があると考えられてきた。そのため、遮熱機能を発揮する期間が塗膜の耐久性に依存し、比較的短期間で遮熱機能が低下してしまう傾向があった。また、比較的、平面に近い工場や倉庫の屋根には、大気中を浮遊する自動車の排気ガスなどの汚染物質が堆積する結果、太陽光中の近赤外線の吸収率が上昇し、遮熱機能が低下しやすい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特公昭59-31545号公報
特許第2593968号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、遮熱性能を長期にわたり維持できる多層塗膜を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、塗膜の層構成および機能を検討することにより、前記課題を解決できることを見出し、本発明を完成させた。
【0008】
すなわち、本発明は、以下の態様を含む。
<1>
基材、遮熱層、および保護層をこの順で含む、多層塗膜。
<2>
前記遮熱層が紫外線吸収材を実質的に含まない、項1に記載の多層塗膜。
<3>
前記保護層がポリウレア樹脂からなる、項1または2に記載の多層塗膜。
<4>
前記基材が金属からなる、項1または2に記載の多層塗膜。
<5>
基材上に遮熱層を形成する工程、前記遮熱層の上に保護層を形成する工程を含む、項1または2に記載の多層塗膜の製造方法。
<6>
遮熱層の上に保護層を形成する工程において、ポリウレア形成用塗料組成物を遮熱層の上に塗布して硬化させることにより、ポリウレア樹脂からなる保護層を形成する、項5に記載の多層塗膜の製造方法。
<7>
ポリウレア形成用塗料組成物が1液型である、項6に記載の多層塗膜の製造方法。
【発明の効果】
【0009】
本発明の多層塗膜は、遮熱性能を長期にわたり維持できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の多層塗膜の一態様を示す。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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