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公開番号2025072796
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-12
出願番号2023183135
出願日2023-10-25
発明の名称5Gネットワークの制御プレーンにおける監視
出願人KDDI株式会社,トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類H04W 24/00 20090101AFI20250501BHJP(電気通信技術)
要約【課題】5Gネットワークの制御プレーンにおける端末単位の監視方法を提供すること。
【解決手段】AMFと(R)ANとの間のN2インターフェース、及びSMFとUPFとの間のN4インターフェースのメッセージに、トレースIDを含むトレースコンテキスト・インフォメーション・エレメントのフィールドを設ける。また、AMF又はSMFにおいて、スパンの属性にSUPIを付与する。制御プレーンとユーザプレーンとの間のメッセージに、トレースID及びSUPIが含まれることになるので、端末単位で、1つのトランザクションを認識することが可能となる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
UE、(R)AN、又はUPFと制御プレーンのネットワークファンクションとの間のメッセージに、トレースIDを含むトレースコンテキスト・インフォメーション・エレメントのフィールドを設けた、5Gシステム。
続きを表示(約 470 文字)【請求項2】
NGAPプロトコル及び/又はPFCPプロトコルのメッセージに、トレースIDを含むトレースコンテキスト・インフォメーション・エレメントのフィールドを設けた、請求項1に記載された5Gシステム。
【請求項3】
AMF又はUDMにおいて、スパンの属性にSUPIを付与する、請求項1に記載された5Gシステム。
【請求項4】
5Gシステムにおける監視方法であって、
UE、(R)AN、又はUPFと制御プレーンのネットワークファンクションとの間のメッセージに、トレースIDを含むトレースコンテキスト・インフォメーション・エレメントのフィールドを設ける、監視方法。
【請求項5】
NGAPプロトコル及び/又はPFCPプロトコルのメッセージに、トレースIDを含むトレースコンテキスト・インフォメーション・エレメントのフィールドを設ける、請求項4に記載された監視方法。
【請求項6】
AMF又はUDMにおいて、スパンの属性にSUPIを付与する、請求項4に記載された監視方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、5Gネットワークの制御プレーンにおける端末単位の監視に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
2020年3月から、5G(第5世代移動通信システム)ネットワークのサービスが開始されている。5Gは、「高速大容量」、「多数同時接続」、「低遅延」という特徴を有している。この特徴を活かして、携帯電話ユーザだけでなく、機械、物(例えば、自動車)、デバイスについても5Gネットワークに接続されることになると予測されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
図1は、端末から5Gネットワークを経由してシステムドメインに至る通信を示したものである。太い矢印により1つのトランザクションを表している。1つのトランザクションは、複数のアプリケーションを通っており、例えば、アプリ#1からアプリ#2が呼ばれている。図1は、アプリ#2の所で障害が発生した状態を示している。
【0004】
今後、マイクロサービス化が進むことで、E2E(End to End)で各処理やデータベースが複雑に連携することが予想される。また、監視データ(アプリケーションログ等)の肥大化により、リアルタイムな監視や分析が困難になることが予想される。
【0005】
第1の問題点としては、肥大化するアプリケーションログのために、リアルタイム処理が困難になることが挙げられる。アプリケーションログの量が増え、処理負荷が増大することにより、リアルタイムの検知処理が困難になる。このため、アプリケーションの障害やパフォーマンスの低下を検出することが難しくなると予測される。
【0006】
第2の問題点としては、ネットワークを含む、E2E視点での障害検知や正常性確認が困難になることが挙げられる。既存の監視は、外形監視やログ解析により実現している。しかし、構成の複雑化や監視データの肥大化により、スケール性に課題が生ずる。つまり、サービス監視の粒度(サービス、端末単位など)を細かくできない。
【0007】
マイクロサービス化された環境におけるサービス監視においては、プラットフォームとサービス・アプリの両方の監視データと、膨大な量のデータを効率的に分析する仕組みが必要である。
【0008】
現在の監視は、通信セッションの詳細情報(CDL:Call Detail Log)に頼っており、且つ、そのCDLが制御プレーンのコンポーネントに分散している。E2Eにおける正常性確認や障害分析のためには、CDLを結合してセッション全体の詳細情報を作成することが必要である。また、CDLには、障害分析には不要な情報が大量に含まれているという問題がある。
【0009】
したがって、現状のCDLを用いた監視手法の問題点としては、次の2点が上げられる。
・膨大なCDLを収集し分析するには、大量のストレージが必要である。
・ログ結合や結合ロジックの作成に時間がかかるために、リアルタイム性に難がある。
【0010】
本発明は、CDLに頼らない新しい監視手法を提案することとした。
新しい監視手法では、E2Eの制御プレーン処理の経路や各コンポーネント同士の関係が分かるトレーシングによる監視を行う。また、各スパン(Span)は1つの処理終了後に直ちに処理・送信され、分析・監視化をリアルタイムに行う。また、サービスの監視に必要な最低限のデータのみを付与する。
(【0011】以降は省略されています)

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