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公開番号2025095478
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-26
出願番号2023211505
出願日2023-12-14
発明の名称Xnインタフェースの自動確立を確実に実行するためのネットワークノード、基地局装置、制御方法、及びプログラム
出願人KDDI株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類H04W 72/29 20230101AFI20250619BHJP(電気通信技術)
要約【課題】Xnインタフェースの自動確立を確実に実行可能とすること。
【解決手段】3GPPのセルラ通信規格に準拠したAMFとして機能するネットワークノードは、1つの基地局装置がプライマリのネットワークに対応するその1つの基地局装置の第1の識別子とプライマリでないネットワークに対応するその1つの基地局装置の第2の識別子とを含んだ複数の識別子に対応する場合に、その複数の識別子をその1つの基地局装置と関連付けて記憶し、第1の基地局装置から、第2の基地局装置に対応する複数の識別子のうちの1つの識別子を含んだ、Internet Protocol(IP)アドレスの取得に使用される所定のメッセージを受信した場合に、その1つの識別子が第2の基地局装置に対応する複数の識別子のうちのいずれであるかによらず、第2の基地局装置のIPアドレスを第1の基地局装置へ通知する。
【選択図】 図8
特許請求の範囲【請求項1】
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)のセルラ通信規格に準拠したAccess and Mobility Management Function(AMF)として機能するネットワークノードであって、
1つの基地局装置がプライマリのネットワークに対応する当該1つの基地局装置の第1の識別子とプライマリでないネットワークに対応する当該1つの基地局装置の第2の識別子とを含んだ複数の識別子に対応する場合に、当該複数の識別子を当該1つの基地局装置と関連付けて記憶する記憶手段と、
第1の基地局装置から、第2の基地局装置に対応する前記複数の識別子のうちの1つの識別子を含んだ、Internet Protocol(IP)アドレスの取得に使用される所定のメッセージを受信した場合に、当該1つの識別子が前記第2の基地局装置に対応する前記複数の識別子のうちのいずれであるかによらず、当該第2の基地局装置のIPアドレスを前記第1の基地局装置へ通知する通知手段と、
を有することを特徴とするネットワークノード。
続きを表示(約 2,300 文字)【請求項2】
前記プライマリのネットワークでは、前記第2の基地局装置によってシステム情報が報知されず、前記プライマリでないネットワークでは、前記第2の基地局装置によってシステム情報が報知される、ことを特徴とする請求項1に記載のネットワークノード。
【請求項3】
前記所定のメッセージは、前記第1の基地局装置に接続されている端末装置が前記第2の基地局装置へハンドオーバする際に、前記第2の基地局装置から報知されたシステム情報に含まれる前記第2の識別子に対応するセル識別子の情報を前記端末装置が受信して、当該端末装置から前記第1の基地局装置へ当該セル識別子が通知されたことに応じて、前記第1の基地局装置から前記ネットワークノードへ送信される、ことを特徴とする請求項2に記載のネットワークノード。
【請求項4】
前記記憶手段は、前記1つの基地局装置と前記ネットワークノードとの間での通信のためのインタフェースを確立する際に、当該1つの基地局装置において使用される前記複数の識別子の情報を当該1つの基地局装置から取得して記憶する、ことを特徴とする請求項1に記載のネットワークノード。
【請求項5】
前記複数の識別子は、それぞれ異なるPublic Land Mobile Network Identifier(PLMN-ID)と当該複数の識別子を使用する基地局装置を識別する共通の基地局識別子とを含んで構成される、ことを特徴とする請求項1に記載のネットワークノード。
【請求項6】
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)のセルラ通信規格に準拠し、プライマリのネットワークに対応する第1の識別子とプライマリでないネットワークに対応する第2の識別子とを含んだ複数の識別子に対応する基地局装置であって、
Access and Mobility Management Function(AMF)として機能するネットワークノードとの間での通信のためのインタフェースを確立する際に、前記複数の識別子と前記基地局装置を関連付けて記憶させるための前記複数の識別子の通知を前記AMFへ送信する送信手段を有し、
前記複数の識別子のうちの1つの識別子が含まれた他の基地局装置からのInternet Protocol(IP)アドレスの取得に使用される所定のメッセージが前記AMFにおいて受信された際に、当該1つの識別子が前記複数の識別子のいずれであるかによらず、前記AMFから前記他の基地局装置へ前記基地局装置のIPアドレスが通知される、ことを特徴とする基地局装置。
【請求項7】
前記プライマリのネットワークでは、前記基地局装置によってシステム情報が報知されず、前記プライマリでないネットワークでは、前記基地局装置によってシステム情報が報知される、ことを特徴とする請求項6に記載の基地局装置。
【請求項8】
前記複数の識別子は、それぞれ異なるPublic Land Mobile Network Identifier(PLMN-ID)と、共通の前記基地局装置の基地局識別子とを含んで構成される、ことを特徴とする請求項6に記載の基地局装置。
【請求項9】
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)のセルラ通信規格に準拠したAccess and Mobility Management Function(AMF)として機能するネットワークノードによって実行される制御方法であって、
1つの基地局装置がプライマリのネットワークに対応する当該1つの基地局装置の第1の識別子とプライマリでないネットワークに対応する当該1つの基地局装置の第2の識別子とを含んだ複数の識別子に対応する場合に、当該複数の識別子を当該1つの基地局装置と関連付けて記憶することと、
第1の基地局装置から、第2の基地局装置に対応する前記複数の識別子のうちの1つの識別子を含んだ、Internet Protocol(IP)アドレスの取得に使用される所定のメッセージを受信した場合に、当該1つの識別子が前記第2の基地局装置に対応する前記複数の識別子のうちのいずれであるかによらず、当該第2の基地局装置のIPアドレスを前記第1の基地局装置へ通知することと、
を含むことを特徴とする制御方法。
【請求項10】
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)のセルラ通信規格に準拠し、プライマリのネットワークに対応する第1の識別子とプライマリでないネットワークに対応する第2の識別子とを含んだ複数の識別子に対応する基地局装置によって実行される制御方法であって、
Access and Mobility Management Function(AMF)として機能するネットワークノードとの間での通信のためのインタフェースを確立する際に、前記複数の識別子と前記基地局装置を関連付けて記憶させるための前記複数の識別子の通知を前記AMFへ送信すること、を含み、
前記複数の識別子のうちの1つの識別子が含まれた他の基地局装置からのInternet Protocol(IP)アドレスの取得に使用される所定のメッセージが前記AMFにおいて受信された際に、当該1つの識別子が前記複数の識別子のいずれであるかによらず、前記AMFから前記他の基地局装置へ前記基地局装置のIPアドレスが通知される、ことを特徴とする制御方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、Xnインタフェースの自動確立技術に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
第三世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))における第5世代(5G)のセルラ通信規格では、基地局装置間で直接通信するための通信インタフェースとして、Xnインタフェースが定義されている。このようなインタフェースが用いられることにより、基地局装置間での高速かつ柔軟な情報交換を行うことができ、それにより、例えば端末装置のハンドオーバを高速化することができる。
【0003】
Xnインタフェースは、例えば端末装置のハンドオーバを契機として自動で確立されうる。この場合、端末装置が、第1の基地局装置から第2の基地局装置へのハンドオーバを行う際に、第2の基地局装置のセルグローバル識別子(CGI)を取得して第1の基地局装置へ通知する。そして、第1の基地局装置は、そのCGIに対応するGlobal gNB IDを用いて、Access and Mobility Management Function(AMF)から第2の基地局装置のIP(Internet Protocol)アドレスを取得し、そのIPアドレスを用いて、第2の基地局装置との間で所定の通信を行うことにより、Xnインタフェースを確立する
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
Xnインタフェースの自動確立は、AMFにおいて記憶されている第2の基地局装置のGlobal gNB IDに対応するCGIを端末装置が取得することができることを前提としている。このため、端末装置がそのようなCGIを取得することができない場合には、ハンドオーバ先の基地局装置のIPアドレスを取得することができず、ハンドオーバ元の基地局装置とハンドオーバ先の基地局装置との間でXnインタフェースの自動確立を完遂することができない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、Xnインタフェースの自動確立を確実に実行可能とする技術を提供する。
【0006】
本発明の一態様によるネットワークノードは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)のセルラ通信規格に準拠したAccess and Mobility Management Function(AMF)として機能するネットワークノードであって、1つの基地局装置がプライマリのネットワークに対応する当該1つの基地局装置の第1の識別子とプライマリでないネットワークに対応する当該1つの基地局装置の第2の識別子とを含んだ複数の識別子に対応する場合に、当該複数の識別子を当該1つの基地局装置と関連付けて記憶する記憶手段と、第1の基地局装置から、第2の基地局装置に対応する前記複数の識別子のうちの1つの識別子を含んだ、Internet Protocol(IP)アドレスの取得に使用される所定のメッセージを受信した場合に、当該1つの識別子が前記第2の基地局装置に対応する前記複数の識別子のうちのいずれであるかによらず、当該第2の基地局装置のIPアドレスを前記第1の基地局装置へ通知する通知手段と、を有する。
【0007】
本発明の一態様による基地局装置は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)のセルラ通信規格に準拠し、プライマリのネットワークに対応する第1の識別子とプライマリでないネットワークに対応する第2の識別子とを含んだ複数の識別子に対応する基地局装置であって、Access and Mobility Management Function(AMF)として機能するネットワークノードとの間での通信のためのインタフェースを確立する際に、前記複数の識別子と前記基地局装置を関連付けて記憶させるための前記複数の識別子の通知を前記AMFへ送信する送信手段を有し、前記複数の識別子のうちの1つの識別子が含まれた他の基地局装置からのInternet Protocol(IP)アドレスの取得に使用される所定のメッセージが前記AMFにおいて受信された際に、当該1つの識別子が前記複数の識別子のいずれであるかによらず、前記AMFから前記他の基地局装置へ前記基地局装置のIPアドレスが通知される。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、Xnインタフェースの自動確立を確実に実行することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
無線通信システムの構成例を示す図である。
従来のXnインタフェースの自動確立手順を説明する図である。
Xnインタフェースの自動確立に失敗する場合の処理の流れの例を示す図である。
装置のハードウェア構成例を示す図である。
基地局装置の機能構成例を示す図である。
AMFの機能構成例を示す図である。
端末装置の機能構成例を示す図である。
無線通信システムにおいて実行される処理の流れの例を示す図である。
無線通信システムにおいて実行される処理の流れの例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴のうち二つ以上の特徴は任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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