TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025102466
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-08
出願番号
2023219929
出願日
2023-12-26
発明の名称
規制セルを含んだセル間のハンドオーバの適切な制御のための、端末装置、基地局装置、制御方法、およびプログラム
出願人
KDDI株式会社
代理人
弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類
H04W
48/16 20090101AFI20250701BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】規制が行われるセルが存在する環境下において端末装置のハンドオーバを適切に実行すること。
【解決手段】端末装置は、接続中の第1の基地局装置によって提供されている第1のセルに隣接する第2のセルを提供する第2の基地局装置から送出されたシステム情報を復号して、その第2のセルにおける接続の規制に関する規制情報を取得し、第1の基地局装置へ、その規制情報を提供する。
【選択図】 図6
特許請求の範囲
【請求項1】
端末装置であって、
接続中の第1の基地局装置と通信する通信手段と、
前記第1の基地局装置によって提供されている第1のセルに隣接する第2のセルを提供する第2の基地局装置から送出されたシステム情報を復号して、当該第2のセルにおける接続の規制に関する規制情報を取得する取得手段と、
前記第1の基地局装置へ、前記通信手段を介して前記規制情報を提供する提供手段と、
を有することを特徴とする端末装置。
続きを表示(約 1,900 文字)
【請求項2】
前記規制情報は、いずれの基地局装置にも接続されていない他の端末装置がアクセスクラス(AC)によらず前記第2のセルへの接続を要求しないBarred状態もしくは特定のACの前記他の端末装置のみが前記第2のセルへの接続を要求するReserved状態となっていることを示す情報、又は、前記他の端末装置が当該第2のセルへの接続を要求する確率を示す疎通率の情報を含む、ことを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
【請求項3】
前記通信手段は、前記第2のセルの前記システム情報のタイミングに対応する、Measurement Gapと、Connected Discontinuous ReceptionのActive期間およびInactive期間との少なくともいずれかの設定を、前記第1の基地局装置から受信する、ことを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
【請求項4】
前記取得手段は、前記規制情報の取得を行う指示が前記通信手段によって前記第1の基地局装置から受信された場合に前記第2のセルの前記規制情報の取得のために前記システム情報を復号し、当該指示が受信されなかった場合、前記第2のセルの前記規制情報の取得のための前記システム情報の復号を行わない、ことを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
【請求項5】
第1のセルを提供する基地局装置であって、
前記第1のセルにおいて端末装置と接続して通信を行う通信手段と、
前記端末装置から、前記第1のセルに隣接する第2のセルを提供する他の基地局装置から送出されたシステム情報に含まれる、当該第2のセルにおける接続の規制に関する規制情報を取得する取得手段と、
前記規制情報に基づいて、前記端末装置の前記第2のセルへのハンドオーバの制御を行う制御手段と、
を有することを特徴とする基地局装置。
【請求項6】
前記規制情報は、いずれの基地局装置にも接続されていない他の端末装置がアクセスクラス(AC)によらず前記第2のセルへの接続を要求しないBarred状態もしくは特定のACのデータを通信する前記他の端末装置のみが前記第2のセルへの接続を要求するReserved状態となっていることを示す情報、又は、前記他の端末装置が当該第2のセルへの接続を要求する確率を示す疎通率の情報を含む、ことを特徴とする請求項5に記載の基地局装置。
【請求項7】
前記制御手段は、
前記Barred状態の前記第2のセルについては、前記他の端末装置が送信するデータのACによらずに前記他の基地局装置へハンドオーバ要求を送信しないこと、
前記Reserved状態の前記第2のセルについては、前記他の端末装置が通信するデータが前記特定のACである場合に前記他の基地局装置へハンドオーバ要求を送信し、かつ、前記他の端末装置が通信するデータが前記特定のACでない場合に前記他の基地局装置へハンドオーバ要求を送信しないこと、
前記第2のセルについて、前記疎通率が設定されている場合に、当該疎通率に対応する確率で前記他の基地局装置へハンドオーバ要求を送信すること、
の少なくともいずれかの制御を行う、ことを特徴とする請求項6に記載の基地局装置。
【請求項8】
前記制御手段は、前記規制が行われている前記第2のセルについて、当該第2のセルへのハンドオーバが行われる確率が低くなる値に設定されたCell Individual Offset(CIO)を前記端末装置へ通知し、又は、前記端末装置による測定報告の送信が行われなくなるセルのリストであるブラックセルリストに当該第2のセルを含めて当該ブラックセルリストを前記端末装置へ通知する、ことを特徴とする請求項5に記載の基地局装置。
【請求項9】
前記通信手段は、前記第2のセルの前記システム情報のタイミングに対応する、Measurement Gapと、Connected Discontinuous ReceptionのActive期間およびInactive期間との少なくともいずれかの設定を、前記端末装置へ送信する、ことを特徴とする請求項5に記載の基地局装置。
【請求項10】
前記取得手段は、前記通信手段によって前記規制情報の取得を行う指示を前記端末装置へ送信することにより、前記端末装置から前記規制情報を取得する、ことを特徴とする請求項5に記載の基地局装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、規制セルを含んだセル間のハンドオーバに関連する制御技術に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
セルラ通信システムにおいては、様々な要因により、特定のセルに対する端末装置の接続が規制されることがある。そのセルを提供している基地局装置は、例えばバックホール回線や基地局装置自身の輻輳の防止又は緩和のために、そのような規制を行いうる。このような規制は、例えば、全ての端末装置における接続が規制されるBarredと、特定のアクセスクラスのデータを送信する端末装置を除いて端末装置の接続が規制されるReservedを含む。また、例えば呼の種別(例えばシグナリング/データの別)に応じて一定の確率で接続が確立されるようにするための疎通率の設定が、そのような規制として行われうる。これらの規制の情報は、基地局装置から送出されるシステム情報を用いて端末装置へ通知される。未接続状態の端末装置がいずれかのセルに接続する際に、その端末装置は、例えば、Barred状態のセルには接続せず、また、自装置が送信するデータのアクセスクラスが特定のアクセスクラスでない場合にはReserved状態のセルに接続しない。また、端末装置は、疎通率が設定されているセルに対して、その疎通率に応じて接続を試行するか否かを決定しうる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
いずれかのセルに接続中の端末装置がハンドオーバする際、その端末装置は、ハンドオーバ先の候補となるセルから送出された同期信号の無線品質を測定する。端末装置は、そのハンドオーバ先の候補のセルについての無線品質の測定結果を、接続中のセルを提供している基地局装置へ通知する。基地局装置は、その通知に基づいてハンドオーバ先のセルを決定して、そのセルを提供する他の基地局装置へ、ハンドオーバの要求を送信する。しかしながら、そのハンドオーバ先のセルにおいて上述のような規制が行われている場合があり、その場合、ハンドオーバ先のセルを提供する基地局装置は、ハンドオーバの要求を拒否しうる。この場合、例えば規制が行われていない他のセルへ端末装置をハンドオーバさせることにより、端末装置の接続を維持することができるが、端末装置が最終的にハンドオーバを完了するまでの時間が長期化してしまいうる。また、規制が行われているセルにおいてハンドオーバの要求が受け入れられるようにした場合、バックホール回線やそのセルにおける輻輳の防止又は緩和を達成することができず、規制の効果が薄くなってしまいうる。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、規制が行われるセルが存在する環境下において端末装置のハンドオーバを適切に実行可能とする技術を提供する。
【0005】
本発明の一態様による端末装置は、接続中の第1の基地局装置と通信する通信手段と、前記第1の基地局装置によって提供されている第1のセルに隣接する第2のセルを提供する第2の基地局装置から送出されたシステム情報を復号して、当該第2のセルにおける接続の規制に関する規制情報を取得する取得手段と、前記第1の基地局装置へ、前記通信手段を介して前記規制情報を提供する提供手段と、を有する。
【0006】
本発明の一態様による基地局装置は、第1のセルを提供する基地局装置であって、前記第1のセルにおいて端末装置と接続して通信を行う通信手段と、前記端末装置から、前記第1のセルに隣接する第2のセルを提供する他の基地局装置から送出されたシステム情報に含まれる、当該第2のセルにおける接続の規制に関する規制情報を取得する取得手段と、前記規制情報に基づいて、前記端末装置の前記第2のセルへのハンドオーバの制御を行う制御手段と、を有する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、規制が行われるセルが存在する環境下において端末装置のハンドオーバを適切に実行することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
無線通信システムの構成例を示す図である。
装置のハードウェア構成例を示す図である。
端末装置の機能構成例を示す図である。
基地局装置の機能構成例を示す図である。
規制情報の収集及び提供を行う外部装置の機能構成例を示す図である。
無線通信システムにおいて実行される処理の流れの例を示す図である。
無線通信システムにおいて実行される処理の流れの例を示す図である。
無線通信システムにおいて実行される処理の流れの例を示す図である。
無線通信システムにおいて実行される処理の流れの例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴のうち二つ以上の特徴は任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【0010】
(システム構成)
図1に、本実施形態に係る無線通信システムの構成例を示す。図1の無線通信システムは、例えば、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))の第5世代(5G)規格又はその後継規格に準拠したセルラ無線通信システムであり、基地局装置101~103と端末装置121~122とを含んで構成される。ここで、基地局装置101はセル111を提供し、基地局装置102はセル112を提供し、基地局装置103はセル113を提供している。また、端末装置121はセル111(基地局装置101)と接続を確立しており、セル112およびセル113の方向へ移動するものとする。端末装置122は、セル112の範囲内に滞在しているものとする。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
音響装置
1か月前
個人
携帯端末保持具
1か月前
日本精機株式会社
投影システム
2か月前
サクサ株式会社
中継装置
1日前
日本無線株式会社
音声通信方式
1か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
14日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
1か月前
キヤノン株式会社
通信装置
1か月前
日本精機株式会社
画像投映システム
3日前
個人
補聴器のイヤピース耳穴挿入具
1か月前
ヤマハ株式会社
音響出力装置
2か月前
ヤマハ株式会社
音響出力装置
2か月前
キヤノン電子株式会社
モバイル装置
1日前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
1か月前
電気興業株式会社
無線中継器
21日前
ヤマハ株式会社
信号処理装置
14日前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
1か月前
日本放送協会
映像伝送システム
1か月前
キヤノン株式会社
画像処理装置
1か月前
オムロン株式会社
スレーブ装置
2か月前
キヤノン株式会社
画像処理装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像表示装置
1か月前
キヤノン株式会社
通信システム
29日前
リオン株式会社
電気機械変換器
1か月前
株式会社シグマ
撮像素子及び撮像装置
1か月前
株式会社ヴィーネックス
カメラ
1か月前
キヤノン株式会社
映像表示装置
2か月前
キヤノン株式会社
撮影システム
1か月前
シャープ株式会社
電子機器
1か月前
株式会社クーネル
音響装置
1か月前
シャープ株式会社
表示装置
1か月前
エルメック株式会社
信号伝送回路
1か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取システム
1か月前
株式会社バッファロー
無線通信装置
1か月前
個人
外部ヘッダ変換通信装置および通信網
14日前
株式会社国際電気
無線通信システム
1か月前
続きを見る
他の特許を見る