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公開番号
2025072655
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-09
出願番号
2025024667,2023205000
出願日
2025-02-19,2014-03-18
発明の名称
ファン取付部付きシート
出願人
株式会社セフト研究所
代理人
個人
,
個人
主分類
A41D
27/00 20060101AFI20250430BHJP(衣類)
要約
【課題】シート状部材にファン取付部を容易に作製することができるファン取付部付きシートを提供する。
【解決手段】ファン取付部付きシート1は、シート状部材10と、シート状部材10に形成された、ファンの筒状部を通すための開口孔20と、開口孔20の周囲におけるシート状部材10の端部に固着された、筒状部の外縁の形状と略同じ形状の内縁を有する伸縮性のない扁平な環状の補強部材30とを備える。補強部材30の各面のうちシート状部材10の端部に固着された一つの面以外の面はシート状部材10で覆われることなく露出している。ファンの筒状部を補強部材30の内縁の中に挿入し、開口孔20の周囲におけるシート状部材10の端部及び補強部材30の端部をファンの所定部位で挟み込むことにより、ファンがファン取付部に取り付けられる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
筒状部とその筒状部の側面と略垂直な方向に突出するように前記筒状部に設けられた突出部とを有するファン本体と、前記筒状部の外側に差し込んで前記突出部と対向する状態で前記ファン本体に装着される係止部材とを備えるファンを取り付けるためのファン取付部付きシートであって、
前記ファンの前記筒状部を通すための開口孔が形成されたシート状部材と、
前記ファンの前記筒状部の外縁の形状と略同じ形状の開口部を有し、表面及び裏面のうち一方の面が前記開口孔の周囲における前記シート状部材の端部に固着され、内側面が露出している伸縮性のない扁平な環状の補強手段と、
を備え、
前記筒状部を前記補強手段の前記開口部に挿入すると共に前記係止部材を前記ファン本体に装着し、前記開口孔の周囲における前記シート状部材の端部及び前記補強手段の端部のうち少なくも前記補強手段の端部を前記突出部と前記係止部材との間で挟み込むことにより、前記ファンが取り付けられることを特徴とするファン取付部付きシート。
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【請求項2】
前記ファンが取り付けられたときに、前記補強手段の裏面と前記係止部材又は前記突出部とが直接接することを特徴とする請求項1記載のファン取付部付きシート。
【請求項3】
前記補強手段は、洗濯可能なものであって、プラスチック、樹脂含浸布、人工皮革、伸縮性のないゴムのいずれかの素材で作製されたものであることを特徴とする請求項1又は2記載のファン取付部付きシート。
【請求項4】
前記補強手段は縫合可能な素材で作製されており、前記補強手段と前記開口孔の周囲における前記シート状部材の端部とを縫合することにより前記補強手段が前記シート状部材に固着されていることを特徴とする請求項1、2又は3記載のファン取付部付きシート。
【請求項5】
前記補強手段と前記シート状部材とは溶着可能な素材で作製されており、前記補強手段と前記開口孔の周囲における前記シート状部材の端部とを溶着することにより前記補強手段が前記シート状部材に固着されていることを特徴とする請求項1又は2記載のファン取付部付きシート。
【請求項6】
前記シート状部材の素材と前記補強手段の素材とが同じであることを特徴とする請求項1、2又は3記載のファン取付部付きシート。
【請求項7】
前記補強手段と前記シート状部材とは一体的に成型されていることを特徴とする請求項6記載のファン取付部付きシート。
【請求項8】
前記シート状部材は織布からなり、前記開口孔の周囲における前記シート状部材の端部にはほつれ留めが施され、前記補強手段と前記開口孔の周囲における前記シート部の端部とを縫合することにより前記補強手段が前記シート状部材に固着されていることを特徴とする請求項1又は2記載のファン取付部付きシート。
【請求項9】
前記開口孔の大きさは前記補強手段の前記開口部の大きさと略同じであり、前記補強手段の表面の全体が前記開口孔の周囲における前記シート状部材の端部に接していることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項記載のファン取付部付きシート。
【請求項10】
前記シート状部材は縫合可能な素材で作製されていることを特徴とする請求項1、2、3、5、6、7記載のファン取付部付きシート。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば空気を流通させることにより人体から出た汗を蒸発させる空気流通式マットや空調服等に使用されるファンを布等のシート状部材に取り付けるためのファン取付部を有するファン取付部付きシートに関するものである。
続きを表示(約 2,900 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、空気を流通させることにより人体から出た汗を蒸発させる空気流通式マットや空調服等が実用化されている(例えば、特許文献1及び2参照。)。例えば、空調服は空気が漏れにくい素材で縫製され、その空調服の後側部の下方にはファンを取り付けるための二つのファン取付部が設けられている。ファンをファン取付部に取り付け、ファンを作動させると、大量の外気がファンから空調服内に取り込まれる。その取り込まれた外気は、人体に平行に上方に流通し、例えば襟周りや袖口から排出される。外気が空調服内に流通する間に人体から出た汗を蒸発させ、その蒸発するときの気化熱により体表面の温度を下げることができる(例えば、特許文献3参照。)。
【0003】
次に、空調服の製造方法について説明する。ここでは、空調服が作業用空調服である場合を考える。説明に先立ち、まず、一般的な作業服の製造方法について簡単に説明する。一般的な作業服を製造するには、最初に、その製造する作業服に対応した型紙に合わせて生地を裁断し、各部位の布パーツを作製する。一般的な作業服の場合、布パーツは十数点に及ぶ。次に、所定の部位の布パーツに、ファスナーやボタン等を取り付ける。その後、布パーツ同士を縫製することにより、一般的な作業服が完成する。
【0004】
空調服の製造方法が一般的な作業服の製造方法と大きく異なる点は、空調服における後側部の下方に相当する部位の布パーツに、ファンを取り付けるためのファン取付部を設ける工程を備える点である。ここで、布や布パーツ等のシート状部材にファン取付部が設けられたものが、ファン取付部付きシートである。空調服の製造方法には、大きく分けて二つの方法がある。そのうちの一つの方法は、空調服における後側部の下方に相当する部位の布パーツそのものに、ファン取付部を直に作製する方法である。もう一つの方法は、空調服の布パーツではなく、小さな布等のシート状部材にファン取付部が設けられたファン取付部付きシートを予め作製しておき、これを、空調服における後側部の下方に相当する部位の布パーツに縫製により取り付ける方法である。以下では、便宜上、前者の方法を自シート方式による方法、後者の方法を他シート方式による方法と称する。
【0005】
自シート方式による方法では、縫製現場にてファン取付部を布パーツに作製する必要があるが、その布パーツとして、空調服そのものに使用する布を裁断したものを用いるので、外観上の違和感は少ない。一方、他シート方式による方法では、例えばファンの大きさに応じて適正な大きさの四角形の布を材料として、縫製現場とは別の場所でファン取付部付きシートを量産することができる。このため、かかる量産されたファン取付部付きシートを利用することにより、ファン取付部の加工に必要な設備や技能を所有しない一般的な縫製業者でも空調服を製造することが可能になる。ここで、経済的な観点からは、材料となる布として、空調服そのものに使用する布を使用することは合理的でなく、別の素材の布を使用することが望ましい。この場合、空調服に使用する布と、ファン取付部付きシートに使用される布とは異なる素材であるので、外観上の違和感が発生する場合もあるが、製造コストの面からは有利である。
【0006】
尚、従来、ほとんどの空調服では、ファンが後側部の二箇所に取り付けられている。しかしながら、腰が冷えすぎることや、自動車等に乗るときにファンが邪魔になることもあり、ファンを胴部分の真横の部位に取り付けることが要望される場合が多くある。図12は一般的作業服の概略側面図である。通常、一般的作業服では、図12に示すように、真横の位置で布パーツ200同士が縫合されている。ここで、その縫合により形成された縫い目210を破線で示している。空調服でも一般的作業服と同様に真横の位置で布パーツ200同士が縫合されているため、その縫合された部分には、自シート方式による方法でファン取付部を作製することが困難である。これに対し、他シート方式による方法では、ファン取付部付きシートを隣り合う布パーツ200にまたがって容易に取り付けることができるので、ファンを真横の位置に取り付けることが可能である。
【0007】
自シート方式、他シート方式のいずれの方法を用いて空気流通式マットや空調服等を製造することにしても、それに使用されるファンについては、空調効果を高めるため、ファン取付部から空気が漏れることがないようにファンをシート状部材にしっかりと取り付ける必要がある。一方、空気流通式マットや空調服等を洗濯する場合には、使用者がファンをシート状部材から簡単に取り外すことができるようにする必要がある。
【0008】
このため、空調服等に使用されるファンとしては、特許文献2における図12に示された構造のものを用いることが望ましい。かかるファンは、ファン本体とこのファン本体をシート状部材に取り付けるための環状の係止部材とを備える。このファン本体は、中空状の筒状部と、筒状部の上端から筒状部の側面と略垂直な方向に突出するフランジ部とを有する。筒状部の外側に環状の係止部材を差し込んで、フランジ部の裏面と環状の係止部材におけるフランジ部に対向する端面とによってシート状部材に形成された開口孔の周囲におけるシート状部材の端部を挟み込むと共に、筒状部に設けられた係止片と環状の係止部材に設けられた突起とを係合させることにより、ファンがシート状部材に取り付けられる。
【0009】
空調服等に用いられるシート状部材は伸縮するので、ファン取付部として、単にシート状部材にファンを取り付けるための開口孔を形成しただけのものを用いたのでは、ファンに強い力が働いたときにファンがシート状部材から容易に取り外れてしまう。このため、特許文献2には、ファン取付部として、ファンを取り付けるための開口孔と、その開口孔の周囲におけるシート状部材の端部に設けられた非伸縮性素材とを備えるものを用いることが提案されている。具体的に、この非伸縮性素材を備えるファン取付部は、次のようして作製される。すなわち、まず、シート状部材の所定箇所に孔を形成した後、その孔の周囲におけるシート状部材の部分を裏側に折り返す。次に、その折り返したことにより重なっているシート状部材の間に、リング状の非伸縮性素材を挿入する。その後、非伸縮性素材が挿入されたシート状部材の部分に裏側から布地をあてがい、当該部分においてシート状部材及び布地を糸で縫う。こうして、開口孔が形成されると共にその周囲に非伸縮性素材が縫い込まれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
特許第4399765号公報
再公表特許第WO2006/009108号公報
特開2005-54299号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)
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