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公開番号
2025070750
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-02
出願番号
2023181268
出願日
2023-10-20
発明の名称
放射性廃液処理装置
出願人
日立GEニュークリア・エナジー株式会社
,
城北化学工業株式会社
代理人
ポレール弁理士法人
主分類
G21F
9/12 20060101AFI20250424BHJP(核物理;核工学)
要約
【課題】α核種、β核種及びγ核種を含む放射性廃液からα核種を除去する際に生じる、α核種を含む吸着材の量を低減するとともに、α核種を除去した放射性廃液の処理を容易にする。
【解決手段】α核種を含有する放射性廃液からα核種を除去する放射性廃液処理装置であって、放射性廃液と吸着材とを接触させる構成を有し、吸着材は、オキシン添着活性炭である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
α核種を含有する放射性廃液から前記α核種を除去する装置であって、
前記放射性廃液と吸着材とを接触させる構成を有し、
前記吸着材は、オキシン添着活性炭である、放射性廃液処理装置。
続きを表示(約 380 文字)
【請求項2】
前記放射性廃液と前記吸着材とを接触させる処理をする吸着槽設備と、
前記吸着槽設備に前記吸着材を供給する吸着材供給設備と、
前記吸着材供給設備にて前記放射性廃液と前記吸着材とを接触させた結果生じる使用済みの吸着材を前記放射性廃液から分離する固液分離設備と、を備え、
前記オキシン添着活性炭は、粒径が45μm以上150μm未満であり、オキシンの添着率が15wt.%以上20wt.%以下である、請求項1記載の放射性廃液処理装置。
【請求項3】
前記放射性廃液を貯留する廃液貯留槽と、
前記吸着材を内蔵する吸着塔設備と、を備え、
前記オキシン添着活性炭は、粒径が150μm以上840μm以下であり、オキシンの添着率が15wt.%以上20wt.%以下である、請求項1記載の放射性廃液処理装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、放射性廃液処理装置に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
放射性廃液から放射性核種を除去する技術としては、吸着材を用いるものがある。
【0003】
特許文献1には、α核種を含む放射性廃液にpH調整剤を注入し、α核種及びpH調整剤を含む放射性廃液にα核種吸着材を供給し、放射性廃液からα核種を除去する方法が開示されている。
【0004】
特許文献2には、コロイド状物質、コロイド状物質よりも粒径が大きい粒子状物質及び放射性物質を含む放射性廃液を、ろ過装置に供給して粒子状物質を除去し、ろ過装置から排出された放射性廃液に含まれるコロイド状物質を静電フィルタで除去し、コロイド状物質が除去された放射性廃液に含まれる放射性物質を吸着装置で除去する、放射性廃液の処理方法が開示されている。
【0005】
特許文献3には、配管部を制御して第1吸着塔及び第2吸着塔の一方を上流側とし他方を下流側として直列に接続して放射性汚染水を通水する場合に、第1吸着塔と第2吸着塔との間に設けた測定部による測定値が設定値を超えたときには、上流側の吸着塔の交換が必要である旨を出力する、放射性汚染水除染システムが開示されている。
【0006】
また、特許文献1~3には、吸着材の例としてオキシン添着活性炭が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2020-187030号公報
特開2015-040826号公報
特開2014-016211号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
福島第1原子力発電所(以下「1F」という。)の廃止措置の一環として、燃料デブリの取出し作業の実施が予定されている。燃料デブリの取出し作業時には、原子炉格納容器(PCV)内に多量の炉注水がなされ、その水が燃料デブリと接触することにより、燃料デブリ成分、すなわち、Pu(プルトニウム)、Am(アメリシウム)、Cm(キュリウム)、U(ウラン)、Np(ネプツニウム)等のα核種であるアクチノイドが水に溶出する。
【0009】
また、原子炉の運転に伴い生じる核分裂生成物は、アルカリ金属であるCs(γ核種)やアルカリ土類金属であるSr(β核種)が多く、1F汚染水中にも存在量が多いことが報告されている。
【0010】
したがって、1FのPCV内に溜まっている汚染水や、燃料デブリの取出し作業に伴って生じるα核種含有廃液には、α核種だけでなく、β核種及びγ核種も溶け込んでいる。
(【0011】以降は省略されています)
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