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公開番号2025070268
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-02
出願番号2023180450
出願日2023-10-19
発明の名称放射性廃液処理システム
出願人日立GEニュークリア・エナジー株式会社
代理人ポレール弁理士法人
主分類G21F 9/06 20060101AFI20250424BHJP(核物理;核工学)
要約【課題】α核種を含む放射性廃液を処理する放射性廃液処理システムの構成要素の周囲を適切に遮蔽する。
【解決手段】α核種を含む放射性廃液を処理する放射性廃液処理システムであって、α核種を含む固体成分、液体成分又はスラリーを貯留する容器と、α核種を含む固体成分、液体成分又はスラリーが流通する配管と、遮蔽体と、を備え、遮蔽体は、容器及び配管の一部又は全部の周囲に配置されている。
【選択図】図2A
特許請求の範囲【請求項1】
α核種を含む放射性廃液を処理するシステムであって、
前記α核種を含む固体成分、液体成分又はスラリーを貯留する容器と、
前記α核種を含む前記固体成分、前記液体成分又は前記スラリーが流通する配管と、
遮蔽体と、を備え、
前記遮蔽体は、前記容器及び前記配管の一部又は全部の周囲に配置されている、放射性廃液処理システム。
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
前記遮蔽体は、前記容器及び前記配管のそれぞれを個別に覆う構成を有する、請求項1記載の放射性廃液処理システム。
【請求項3】
前記容器は、複数配置され、
前記遮蔽体は、複数の前記容器及び前記配管を一連のものとしてこれらの全体又は一部を覆う構成を有する、請求項1記載の放射性廃液処理システム。
【請求項4】
前記固体成分は、前記α核種を含む吸着材又は沈殿物を含み、
前記液体成分は、前記α核種のイオン又はコロイドを含む、請求項1記載の放射性廃液処理システム。
【請求項5】
前記容器は、吸着材及び凝集剤のうち少なくとも一方を用いて前記α核種を除去する構成を有する、請求項1記載の放射性廃液処理システム。
【請求項6】
前記容器は、吸着材を用いて前記α核種を除去する構成を有し、
前記吸着材は、バッチ式又はカラム式の構成で用いられる、請求項1記載の放射性廃液処理システム。
【請求項7】
前記容器は、着脱可能な構成を有する、請求項1記載の放射性廃液処理システム。
【請求項8】
前記遮蔽体は、鉛合金で形成されている、請求項1記載の放射性廃液処理システム。
【請求項9】
前記遮蔽体は、前記容器及び前記配管のうち少なくとも側面部を覆っている、請求項1記載の放射性廃液処理システム。
【請求項10】
前記遮蔽体は、前記容器及び前記配管の上面部を覆っている、請求項1記載の放射性廃液処理システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、放射性廃液処理システムに関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
非特許文献1に公開されているように、燃料デブリの取り出しに向けた技術開発が進められている。
【0003】
特許文献1には、α核種を含む放射性廃液を処理するα核種除去システムにおいて、脱溶存炭酸剤の注入を行うことにより、α核種を含む放射性廃液の水質を調整し、その後、吸着材を用いてα核種を吸着除去する技術が開示されている。
【0004】
特許文献2には、結晶性シリコチタネートとチタン酸塩とを含む吸着材を所定の粒径に成形し、吸着塔に所定の層高で充填して、放射性セシウム及び放射性ストロンチウムを含有する放射性廃液を通水することにより処理する方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第7273682号公報
特開2017-106817号公報吸着材吸着材
【非特許文献】
【0006】
技術研究組合 国際廃炉研究開発機構(IRID)公開資料:https://irid.or.jp/wp-content/uploads/2022/09/2021011anzensystem.pdf
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
非特許文献1においては、燃料デブリの取り出しの際にRO膜を用いることも検討されていることが記載されている。しかしながら、RO膜を用いる場合、RO膜そのもの及び濃縮水を処理するための設備が必要になる。その場合、設備の規模が大きくなるという課題がある。また、RO膜の交換は、遠隔操作が困難であり、有人作業が必要となる見込みであるため、作業被ばくが大きくなるという課題がある。このため、可能であれば、RO膜を用いないシステムが望ましい。
【0008】
燃料デブリの取り出し作業で生じる放射性廃液は、α核種を含むため、放射性廃液を処理するためのシステムの操作などは、可能な限り遠隔で行うことが求められるものの、作業者が接近して行うべき作業も残ると考えられる。
【0009】
特許文献1及び2には、放射性廃液処理システムの構成要素の遮蔽に関する記載はない。
【0010】
本開示の目的は、α核種を含む放射性廃液を処理する放射性廃液処理システムの構成要素の周囲を適切に遮蔽することにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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