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公開番号
2025068855
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-30
出願番号
2023178907
出願日
2023-10-17
発明の名称
肥料とその製造方法
出願人
株式会社フジタ
代理人
弁理士法人高橋・林アンドパートナーズ
主分類
C05G
5/30 20200101AFI20250422BHJP(肥料;肥料の製造)
要約
【課題】肥料とその製造方法を提供すること。
【解決手段】肥料は母材を含み、母材は、多孔質炭化物と第1のバインダを含むコア、およびコアの少なくとも一部を覆い、マグネシウム化合物と第2のバインダを含むコーティング層を有する。コーティング層は、母材の総質量に対して1質量%以上30質量%以下のマグネシウムを含む。母材の全リン酸濃度は0.1質量%以上30質量%以下である。前記母材のク溶性リン酸濃度は0.1質量%以上30質量%以下でもよい。
【選択図】図1B
特許請求の範囲
【請求項1】
母材を含み、
前記母材は、
多孔質炭化物と第1のバインダを含むコア、および
前記コアの少なくとも一部を覆い、マグネシウム化合物と第2のバインダを含むコーティング層を含み、
前記コーティング層は、前記母材の総質量に対して1質量%以上30質量%以下のマグネシウムを含み、
前記母材の全リン酸濃度は0.1質量%以上30質量%以下である肥料。
続きを表示(約 590 文字)
【請求項2】
前記母材のク溶性リン酸濃度は0.1質量%以上30質量%以下である、請求項1に記載の肥料。
【請求項3】
前記母材の全窒素濃度は0.1%以上5.0%以下である、請求項1に記載の肥料。
【請求項4】
前記マグネシウム化合物は、リン酸マグネシウムアンモニウムを含む、請求項1に記載の肥料。
【請求項5】
前記多孔質炭化物は、前記総質量に対して20質量%以上99質量%以下の組成で含まれる、請求項1に記載の肥料。
【請求項6】
前記第1のバインダは、前記総質量に対して1質量%以上50質量%以下の組成で含まれる、請求項1に記載の肥料。
【請求項7】
前記第2のバインダは、前記総質量に対して0.1質量%以上5質量%以下の組成で含まれる、請求項1に記載の肥料。
【請求項8】
前記第1のバインダと前記第2のバインダの各々は、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム、酸化ケイ素、石膏、およびセメントから選択される材料を含む、請求項1に記載の肥料。
【請求項9】
前記第1のバインダと前記第2のバインダは、同一の材料を含む、請求項1に記載の肥料。
【請求項10】
肥料助剤をさらに含む、請求項1に記載の肥料。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態の一つは、肥料とその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
バイオマスから調製された炭素を基本材料として有する多孔質炭化物と鉄を含む吸着材は、リン酸に由来するリン酸イオンを吸着することが可能であることから、河川や湖沼、海などの水域における水質改善に利用できることが知られている。また、この水質改善後の吸着材にはリンが固定されているため、リンが固定された吸着材を肥料として利用することもできる(例えば、特許文献1、2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-138550号公報
特開2022-138628号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の実施形態の一つは、新規な構造を有する肥料とその製造方法を提供することを課題の一つとする。あるいは、本発明の実施形態の一つは、当該肥料を利用することで大気中の二酸化炭素固定を介して炭素を貯留するためのシステムを提供することを課題の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の実施形態の一つは、肥料である。この肥料は母材を含み、母材は、多孔質炭化物と第1のバインダを含むコア、およびコアの少なくとも一部を覆い、マグネシウム化合物と第2のバインダを含むコーティング層を有する。コーティング層は、母材の総質量に対して1質量%以上30質量%以下のマグネシウムを含む。母材の全リン酸濃度は0.1質量%以上30質量%以下である。
【0006】
本発明の実施形態の一つは、肥料の製造方法である。この製造方法は、前駆体をリンと窒素の少なくとも一つを含む水で処理することで母材を調製することを含む。前駆体は、孔質炭化物と第1のバインダを含むコア、およびコアの少なくとも一部を覆い、マグネシウム化合物と第2のバインダを含むコーティング層を有する。コーティング層は、母材の総質量に対して1質量%以上30質量%以下のマグネシウムを含む。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の実施形態の一つに係る肥料に含まれる母材の模式的斜視図。
本発明の実施形態の一つに係る肥料に含まれる母材の模式的端面図。
本発明の実施形態の一つである二酸化炭素貯留システムを示す概念図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の各実施形態について、図面などを参照しつつ説明する。ただし、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲において様々な態様で実施することができ、以下に例示する実施形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。
【0009】
図面は、説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状などについて模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。
【0010】
本明細書および請求項において、「ある構造体が他の構造体から露出するという」という表現は、ある構造体の一部が他の構造体によって覆われていない態様を意味し、この他の構造体によって覆われていない部分は、さらに別の構造体によって覆われる態様も含む。
(【0011】以降は省略されています)
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