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公開番号
2025101833
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-08
出願番号
2023218882
出願日
2023-12-26
発明の名称
コンクリートの作製方法
出願人
株式会社フジタ
代理人
弁理士法人高橋・林アンドパートナーズ
主分類
C04B
28/02 20060101AFI20250701BHJP(セメント;コンクリート;人造石;セラミックス;耐火物)
要約
【課題】乾燥収縮が抑制されたコンクリートを低コストで作製するための方法を提供すること。
【解決手段】このコンクリートの作製方法は、骨材を金属の炭酸塩または炭酸水素塩の水溶液または水懸濁液で処理すること、セメント、上記処理後の骨材、および水を混合してレディーミクストコンクリートを調製すること、ならびにレディーミクストコンクリートを硬化することを含む。この作製方法は、上記処理において、二酸化炭素含有ガスを水溶液または前記懸濁液に加えることをさらに含んでもよい。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
骨材を金属の炭酸塩または炭酸水素塩の水溶液または水懸濁液で処理すること、
セメント、前記処理後の前記骨材、および水を混合してレディーミクストコンクリートを調製すること、ならびに
前記レディーミクストコンクリートを硬化することを含む、コンクリートの作製方法。
続きを表示(約 650 文字)
【請求項2】
前記骨材は、粘土鉱物を含む、請求項1に記載の作製方法。
【請求項3】
前記処理において、二酸化炭素含有ガスを前記水溶液または前記水懸濁液に加えることをさらに含む、請求項1に記載の作製方法。
【請求項4】
前記金属は、アルカリ金属とアルカリ土類金属から選択される、請求項1に記載の作製方法。
【請求項5】
前記混合の前に、前記処理後の骨材を乾燥することをさらに含む、請求項1に記載の作製方法。
【請求項6】
耐圧容器内で骨材を二酸化炭素含有ガスで処理すること、
セメント、前記処理後の前記骨材、および水を混合してレディーミクストコンクリートを調製すること、ならびに
前記レディーミクストコンクリートを硬化することを含む、コンクリートの作製方法。
【請求項7】
前記骨材は、粘土鉱物を含む、請求項6に記載の作製方法。
【請求項8】
前記処理において、前記耐圧容器内の前記二酸化炭素含有ガスの圧力は、0.1MPa以上2.0MPa以下である、請求項6に記載の作製方法。
【請求項9】
前記二酸化炭素含有ガスは、前記耐圧容器内を排気したのちに前記耐圧容器内に導入される、請求項6に記載の作製方法。
【請求項10】
前記二酸化炭素含有ガスの湿度は、40%以上80%以下である、請求項6に記載の作製方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態の一つは、コンクリートの作製方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
コンクリートは、主にセメント水和物、骨材、水、および添加剤によって構成され、その優れた機械的特性、耐候性、取り扱いの容易さ、経済性などに起因し、社会的生産基盤、経済基盤を創成するための重要な構造材料の一つとして様々な分野で幅広く利用されている。特許文献1には、コンクリートの作製時に骨材として石灰岩を用いることで、コンクリートの乾燥収縮やこれに起因するひび割れの発生を抑制できることが開示されている。例えば、乾燥収縮率の小さい石灰石骨材を活用する、あるいは、収縮低減剤を利用することにより、コンクリートの乾燥収縮を抑制することができる。しかしながら、前者の方法では、石灰石骨材が調達できない地域では石灰石骨材を運搬するコストが増大し、運搬に伴う二酸化炭素の排出も問題になる。後者の方法では、高価な収縮低減剤を多量に使用する必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-4174号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の実施形態の一つは、コンクリートの新規作製方法を提供することを課題の一つとする。あるいは、本発明の実施形態の一つは、乾燥収縮が抑制されたコンクリートを低コストで作製するための方法を提供することを課題の一つとする。あるいは、本発明の実施形態の一つは、骨材の乾燥収縮を抑制する方法を提供することを課題の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の実施形態の一つは、コンクリートの作製方法である。この作製方法は、骨材を金属の炭酸塩または炭酸水素塩の水溶液または水懸濁液で処理すること、セメント、上記処理後の骨材、および水を混合してレディーミクストコンクリートを調製すること、ならびにレディーミクストコンクリートを硬化することを含む。
【0006】
本発明の実施形態の一つは、コンクリートの作製方法である。この作製方法は、耐圧容器内で骨材を二酸化炭素含有ガスで処理すること、セメント、上記処理後の骨材、および水を混合してレディーミクストコンクリートを調製すること、ならびにレディーミクストコンクリートを硬化することを含む。
【0007】
本発明の実施形態の一つは、コンクリートの製造に用いる骨材の処理方法である。この処理方法は、骨材を金属の炭酸塩または炭酸水素塩の水溶液または水懸濁液で処理することを含む。
【0008】
本発明の実施形態の一つは、コンクリートの製造に用いる骨材の処理方法である。この処理方法は、耐圧容器内で骨材を二酸化炭素含有ガスで処理することを含む。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態の一つに係るコンクリートの作製方法を示すフローチャート。
本発明の実施形態の一つに係るコンクリートの作製方法を実施するための前処理システムの模式図。
試料1を用いた実施例と比較例のひずみ率変化プロット。
試料1を用いた実施例と比較例のひずみ率変化プロット。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の各実施形態について、図面などを参照しつつ説明する。ただし、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲において様々な態様で実施することができ、以下に例示する実施形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。
(【0011】以降は省略されています)
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