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公開番号
2025082173
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-28
出願番号
2023195465
出願日
2023-11-16
発明の名称
培養液、イチゴ栽培施設およびイチゴ栽培方法
出願人
日清紡ホールディングス株式会社
,
国立大学法人千葉大学
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C05C
3/00 20060101AFI20250521BHJP(肥料;肥料の製造)
要約
【課題】長期間にわたってイチゴの循環式養液栽培を続けても、培養液の成分濃度の変化を抑制することが可能な培養液を提供する。
【解決手段】イチゴの循環式養液栽培に用いられる培養液は、窒素成分と、硫酸イオンとを含み、窒素成分として、アンモニウムイオンと硝酸イオンとを含み、アンモニウムイオンの濃度が0.3me/L以上であり、培養液中の窒素成分の濃度に占めるアンモニウムイオンの濃度の割合が5%以上30%以下であり、窒素成分の濃度が10me/Lのとき、硫酸イオンの濃度が0.5me/L以上1.5me/L以下となる割合で硫酸イオンを含んでいる。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
イチゴの循環式養液栽培に用いられる培養液であって、
窒素成分と、硫酸イオンとを含み、
前記窒素成分として、アンモニウムイオンと硝酸イオンとを含み、
前記アンモニウムイオンの濃度が0.3me/L以上であり、
前記培養液中の窒素成分の濃度に占める前記アンモニウムイオンの濃度の割合が5%以上30%以下であり、
前記窒素成分の濃度が10me/Lのとき、前記硫酸イオンの濃度が0.5me/L以上1.5me/L以下となる割合で前記硫酸イオンを含む、培養液。
続きを表示(約 700 文字)
【請求項2】
前記窒素成分の濃度が10me/Lのとき、前記硫酸イオンの濃度が0.5me/L以上1.2me/L以下となる割合で前記硫酸イオンを含む、請求項1に記載の培養液。
【請求項3】
前記培養液中の窒素成分の濃度に占める前記アンモニウムイオンの濃度の割合が8%以上20%以下である、請求項1または2に記載の培養液。
【請求項4】
閉鎖型のイチゴ栽培施設であって、
イチゴに光を照射する光照射装置と、
イチゴを栽培する容器と、
請求項1または2に記載の培養液と、
前記培養液を貯留する貯留タンクと、
前記容器と前記貯留タンクとの間で前記培養液の循環を行う循環用ポンプとを備える、イチゴ栽培施設。
【請求項5】
循環中の前記培養液のEC値を測定するEC測定器を備える、請求項4に記載のイチゴ栽培施設。
【請求項6】
イチゴに光を照射する光照射装置を備えた閉鎖型のイチゴ栽培施設において、請求項1または2に記載の培養液を、イチゴを栽培する容器と、前記培養液を貯留する貯留タンクとの間で循環させ、
前記培養液を循環させる間、または前記培養液の循環を一時停止させたときに、前記培養液のEC値を測定し、測定された前記EC値に基づき、循環中の前記培養液に未使用の前記培養液を加え、循環中の前記培養液のEC値を所定の目標EC値の範囲に調整する、イチゴ栽培方法。
【請求項7】
前記目標EC値の範囲が0.75dS/m以上0.85dS/m以下である、請求項6に記載のイチゴ栽培方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、イチゴの栽培に用いる培養液、およびイチゴの栽培施設に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、屋内で容器内に収容した培養液を用いてイチゴを栽培する技術が知られている。
【0003】
たとえば特許文献1には、イチゴ等の植物を栽培する容器とタンクとの間で培養液を循環させる栽培設備が開示されている。
【0004】
特許文献1に記載の栽培設備のように、培養液を循環させることで、培養液の腐敗やイチゴの根腐れを防止できるとともに、培養液の使用量を削減することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-061763号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、培養液は一般に、栽培を続けるにつれて成分濃度が変化し、さらに成分変化によりpHが上昇する傾向にある。その結果、培養液がイチゴの栽培に適さない状態になるため、pH調整剤の使用によるpH調整や、培養液の交換が必要で、栽培に要するコストが嵩んでしまうという問題があった。
【0007】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、長期間にわたってイチゴの循環式養液栽培を続けても、培養液の成分濃度の変化を抑制することが可能な培養液、イチゴ栽培施設、およびイチゴ栽培方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するため、本発明の一態様は、以下の態様を包含する。
【0009】
[1]イチゴの循環式養液栽培に用いられる培養液であって、窒素成分と、硫酸イオンとを含み、前記窒素成分として、アンモニウムイオンと硝酸イオンとを含み、前記アンモニウムイオンの濃度が0.3me/L以上であり、前記培養液中の窒素成分の濃度に占める前記アンモニウムイオンの濃度の割合が5%以上30%以下であり、前記窒素成分の濃度が10me/Lのとき、前記硫酸イオンの濃度が0.5me/L以上1.5me/L以下となる割合で前記硫酸イオンを含む、培養液。
【0010】
[2]前記窒素成分の濃度が10me/Lのとき、前記硫酸イオンの濃度が0.5me/L以上1.2me/L以下となる割合で前記硫酸イオンを含む、[1]に記載の培養液。
(【0011】以降は省略されています)
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