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公開番号
2025059457
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-10
出願番号
2023169546
出願日
2023-09-29
発明の名称
コンクリート構造体およびコンクリート構造体の製造方法
出願人
デンカ株式会社
代理人
個人
主分類
B32B
13/12 20060101AFI20250403BHJP(積層体)
要約
【課題】観察性および外観性の性能バランスが向上したコンクリート構造体を提供する。
【解決手段】コンクリート50と、コンクリート用組成物からなる層10と、を備えるコンクリート構造体100であって、コンクリート用組成物からなる層10側からコンクリート構造体100の表面のうち70mm×150mmの任意の領域を見たとき、可視光領域ではコンクリート50の表面全体を観察することができず、近赤外線領域ではコンクリート50の表面の一部または全体を観察することが可能である、コンクリート構造体100。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
コンクリートと、コンクリート用組成物からなる層と、を備えるコンクリート構造体であって、
前記コンクリート用組成物からなる層側から前記コンクリート構造体の表面のうち70mm×150mmの任意の領域を見たとき、可視光領域では前記コンクリートの表面全体を観察することができず、近赤外線領域では前記コンクリートの表面の一部または全体を観察することが可能である、コンクリート構造体。
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【請求項2】
前記コンクリート用組成物は樹脂(A)と、顔料(B)とを含む、請求項1に記載のコンクリート構造体。
【請求項3】
前記樹脂(A)は、変性シリコーン樹脂、ウレタン樹脂、ウレア樹脂、ウレタンウレア樹脂、エポキシ樹脂、および、(メタ)アクリル樹脂からなる群から選択される少なくとも一種を含む、請求項2に記載のコンクリート構造体。
【請求項4】
前記コンクリート用組成物中の前記顔料(B)の含有量は、前記コンクリート用組成物中の前記樹脂(A)の含有量を100質量部としたとき、0.005質量部以上40質量部以下である、請求項2または3に記載のコンクリート構造体。
【請求項5】
前記顔料(B)は近赤外線透過顔料を含む、請求項2または3に記載のコンクリート構造体。
【請求項6】
前記顔料(B)は、黒色系顔料(B-1)および白色系顔料(B-2)からなる群から選択される一種または二種以上を含む、請求項2または3に記載のコンクリート構造体。
【請求項7】
前記黒色系顔料(B-1)は、金属酸化物系顔料、フタロシアニン系顔料、アゾ系顔料、メラニン系顔料、カーボンブラック、金属酸窒化物系顔料、金属窒化物系顔料、ビスベンゾフラノン系顔料、アゾメチン系顔料、および、ペリレン系顔料からなる群から選択される少なくとも一種を含む、請求項6に記載のコンクリート構造体。
【請求項8】
前記白色系顔料(B-2)は、炭酸カルシウム、酸化チタン、シリカ、アルミナ、酸化亜鉛、ジルコニア、ガラス、架橋(メタ)アクリル粒子、架橋ポリスチレン樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリカーボネート、および、フッ素系化合物からなる群から選択される少なくとも一種を含む、請求項6に記載のコンクリート構造体。
【請求項9】
プライマー用組成物からなる層をさらに備え、
前記プライマー用組成物からなる層は、前記コンクリートと、前記コンクリート用組成物からなる層との間に位置する、請求項1または2に記載のコンクリート構造体。
【請求項10】
上塗り用組成物からなる層をさらに備え、
前記上塗り用組成物からなる層は、前記コンクリート用組成物からなる層の前記コンクリート側とは反対側に位置する、請求項1または2に記載のコンクリート構造体。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明はコンクリート構造体およびコンクリート構造体の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)
【背景技術】
【0002】
コンクリートを保護、補強または補修することが可能なコンクリート用組成物について種々の検討がなされている。コンクリート用組成物に関する技術として、例えば、特許文献1および2に記載の技術が挙げられる。
【0003】
特許文献1には、(1)ラジカル重合性単量体、(2)ビニル系芳香族炭化水素と共役ジエン化合物との共重合体、(3)重合開始剤及び(4)重合促進剤を含有し、(2)ビニル系芳香族炭化水素と共役ジエン化合物との共重合体を、(1)及び(2)の合計100質量部に対して1~10質量部含有する組成物が記載されている。
特許文献1に記載の組成物によれば、硬化性と透明性が優れる組成物が得られることが記載されている。
【0004】
特許文献2には、多孔質体の表面に塗布する表面保護用組成物であって、JSCE K 532に準拠し、所定のひび割れ追従性試験の手順で測定される表面保護層の伸びが、0.5mm以上である、表面保護用組成物が記載されている。
特許文献2に記載の表面保護用組成物によれば、施工安定性に優れた表面保護用組成物が提供されることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-20983号公報
特開2023-46902号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
以下、コンクリートと、コンクリート用組成物からなる層とを備える構造体のことをコンクリート構造体という。
【0007】
コンクリート構造体は、コンクリートの変状管理を行う観点から、コンクリート用組成物からなる層からコンクリート構造体を見たときに、コンクリートの表面にあるひび等を観察できることが求められる(以下、コンクリートの表面にあるひび等を観察できることができる程度を「観察性」とも呼ぶ)。
【0008】
また、コンクリート構造体には外観性も求められる。
【0009】
本発明は上記事情を鑑みなされたものであり、観察性および外観性の性能バランスが向上したコンクリート構造体を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明によれば、以下に示すコンクリート構造体およびコンクリート構造体の製造方法が提供される。
(【0011】以降は省略されています)
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