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公開番号2025054790
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-08
出願番号2023163941
出願日2023-09-26
発明の名称管理システム及び管理方法
出願人株式会社日立産機システム
代理人弁理士法人サンネクスト国際特許事務所
主分類G05B 19/418 20060101AFI20250331BHJP(制御;調整)
要約【課題】製品の生産に係る多様なデータを柔軟に提供すること。
【解決手段】複数の工程を経て生産される製品に識別データを付して追跡可能に管理する管理システムであって、前記複数の工程の各々について1以上配置され、前記工程の制御を行う複数の制御装置と、前記製品の識別データと、前記製品の生産に用いる部材の識別データと、前記工程の制御に関する制御データとを関連付けて保持する追跡データベースとを備え、前記複数の制御装置は、前記工程の制御を行うとともに、当該制御についての制御データを前記追跡データベースに登録する。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
複数の工程を経て生産される製品に識別データを付して追跡可能に管理する管理システムであって、
前記複数の工程の各々について1以上配置され、前記工程の制御を行う複数の制御装置と、
前記製品の識別データと、前記製品の生産に用いる部材の識別データと、前記工程の制御に関する制御データとを関連付けて保持する追跡データベースとを備え、
前記複数の制御装置は、前記工程の制御を行うとともに、当該制御についての制御データを前記追跡データベースに登録することを特徴とする管理システム。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
請求項1に記載の管理システムであって、
前記複数の工程の各々について必要なリソースを供給するリソース供給装置と、
前記リソースの供給の実績を管理するリソース供給実績データベースとをさらに備え、
前記制御装置は、プログラマブルロジックコントローラであり、
前記追跡データベースは、前記制御データを前記製品に対応する時間粒度で管理し、
前記リソース供給実績データベースは、前記リソースの供給の実績を前記製品に対応する時間粒度で管理することを特徴とする管理システム。
【請求項3】
請求項1に記載の管理システムであって、
前記追跡データベースを参照するデータ処理装置をさらに備え、
前記データ処理装置は、
新たな種別のデータの要求を受け付け、
要求されたデータの生成に必要な素材となる素材データを判定し、
前記素材データを前記追跡データベースから読み出し、
前記素材データから前記要求されたデータを生成する
ことを特徴とする管理システム。
【請求項4】
請求項1に記載の管理システムであって、
前記制御データは、前記工程において使用するセンサの出力、実行した制御の内容、前記制御の対象となる設備のデータ、前記設備で使用した前記部材のデータ、作業者による作業に関するデータを含むことを特徴とする管理システム。
【請求項5】
請求項3に記載の管理システムであって、
前記データ処理装置は、電力の供給の実績を管理するリソース供給実績データベースをさらに参照し、前記製品の生産により排出された二酸化炭素の量を生成することを特徴とする管理システム。
【請求項6】
請求項3に記載の管理システムであって、
前記データ処理装置は、前記製品の生産に際して行われた作業者による作業の品質を示すデータを生成することを特徴とする管理システム。
【請求項7】
複数の工程を経て生産される製品に識別データを付して追跡可能に管理する管理方法であって、
前記複数の工程の各々について1以上配置され、前記工程の制御を行う複数の制御装置が、前記工程の制御を行うステップと、
前記複数の制御装置が、前記工程の制御に関する制御データを追跡データベースに登録するステップと、を含み、
前記複数の制御装置は、前記製品の識別データと、前記製品の生産に用いる部材の識別データと、前記工程の制御に関する制御データとを関連付けて前記追跡データベースに登録する
ことを特徴とする管理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、管理システム及び管理方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、製品の生産や流通を管理するため、特開2011-145784号公報(特許文献1)に記載の技術がある。この公報には、「情報量が膨大となることによるデータベースのスペース圧迫を発生させず、トレース情報の作成やデータ検索時間の長大化を防止し、システムの維持・管理・入力コストの低減が可能なロット生産に対応したトレーサビリティ管理システムを提供する。」、「同一時期に同一品目を生産した際に、取得される情報(トレース情報を含む)を各製品の識別情報(製番等)と対応付け、生産管理に用い、また、これらの情報を中間オブジェクトとして管理する。」という記載がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-145784号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の技術は、ある製品が何に使われたかを流通経路に沿って追跡したり、ある製品がどの部材を用いて作られたかを流通経路を遡って追跡することができる。
しかし、追跡以外の多様な情報に対するニーズは考慮されていない。例えば、生産時にどのような状況であったかを確認することはできない。また、新たな種別のデータ、例えばその製品の生産によるCO2排出量を要求されたならば、要求されたデータに合わせてシステムの改修が必要となる。
そこで、本発明では、製品の生産に係る多様なデータを柔軟に提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、代表的な本発明の管理システムの一つは、複数の工程を経て生産される製品に識別データを付して追跡可能に管理する管理システムであって、前記複数の工程の各々について1以上配置され、前記工程の制御を行う複数の制御装置と、前記製品の識別データと、前記製品の生産に用いる部材の識別データと、前記工程の制御に関する制御データとを関連付けて保持する追跡データベースとを備え、前記複数の制御装置は、前記工程の制御を行うとともに、当該制御についての制御データを前記追跡データベースに登録することを特徴とする。
また、代表的な本発明の管理方法の一つは、複数の工程を経て生産される製品に識別データを付して追跡可能に管理する管理方法であって、前記複数の工程の各々について1以上配置され、前記工程の制御を行う複数の制御装置が、前記工程の制御を行うステップと、前記複数の制御装置が、前記工程の制御に関する制御データを追跡データベースに登録するステップと、を含み、記複数の制御装置は、前記製品の識別データと、前記製品の生産に用いる部材の識別データと、前記工程の制御に関する制御データとを関連付けて前記追跡データベースに登録することを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、製品の生産に係る多様なデータを柔軟に提供できる。上記した以外の課題、構成及び効果は以下の実施の形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施例1の説明図
実施例1のシステム構成図
データ例の説明図(その1)
データ例の説明図(その2)
PLC(Programmable Logic Controller)の構成図
データ登録処理のフローチャート
データ生成処理のフローチャート
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を用いて実施例を説明する。
【実施例】
【0009】
図1は、実施例1の説明図である。
図1の管理システムは、複数の工程を経て製品を生産する施設を管理する。複数の工程には、部品受入の工程、部品加工の工程、部品組付の工程、出荷前の検査の工程、出荷の工程などが含まれる。生産される製品には、識別データが付与され、追跡可能に管理される。また、部材(部品や材料)に識別データが付されている場合には、適宜読み取って製品の識別データに関連付けることができる。部材に識別データが付されていない場合に、部材に識別データを付与する工程があってもよい。
【0010】
複数の工程の各々について1以上のPLC(Programmable Logic Controller)が配置される。PLCは、工程の制御を行うとともに、当該制御についての制御データをトレーサビリティDB30に登録する。トレーサビリティDB30は、追跡データベースに対応する。
(【0011】以降は省略されています)

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