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公開番号
2025040702
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-25
出願番号
2023147660
出願日
2023-09-12
発明の名称
二次電池の製造方法
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01M
4/64 20060101AFI20250317BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】樹脂部材の集電体への溶着時に集電体の反りの発生を抑制することができる二次電池の製造方法を提供する。
【解決手段】第1の金属箔と第2の金属箔を備える集電体の周縁部に樹脂部材を溶着してなる二次電池の製造方法であって、前記樹脂部材により挟まれるように配置された前記集電体に、前記樹脂部材を溶着する溶着工程を備え、前記第1の金属箔は、第1の線膨張係数を有し、前記第2の金属箔は、第2の線膨張係数を有し、前記第1の線膨張係数は、前記第2の線膨張係数よりも大きく、前記溶着工程において、前記第1の金属箔に加わる熱量は、前記第2の金属箔に加わる熱量よりも小さいことを特徴とする二次電池の製造方法。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
第1の金属箔と第2の金属箔を備える集電体の周縁部に樹脂部材を溶着してなる二次電池の製造方法であって、
前記樹脂部材により挟まれるように配置された前記集電体に、前記樹脂部材を溶着する溶着工程を備え、
前記第1の金属箔は、第1の線膨張係数を有し、
前記第2の金属箔は、第2の線膨張係数を有し、
前記第1の線膨張係数は、前記第2の線膨張係数よりも大きく、
前記溶着工程において、前記第1の金属箔に加わる熱量は、前記第2の金属箔に加わる熱量よりも小さいことを特徴とする二次電池の製造方法。
続きを表示(約 440 文字)
【請求項2】
前記溶着工程において、前記樹脂部材は、前記集電体にレーザーにより溶着され、
前記レーザーは前記第2の金属箔側から照射される、請求項1に記載の二次電池の製造方法。
【請求項3】
前記溶着工程において、前記樹脂部材は、前記集電体にレーザーにより溶着され、
前記レーザーは、第1のレーザー強度で前記第1の金属箔側から照射され、且つ、第2のレーザー強度で前記第2の金属箔側から照射され、
前記第2のレーザー強度は、前記第1のレーザー強度よりも大きい、請求項1に記載の二次電池の製造方法。
【請求項4】
前記樹脂部材は、前記第1の金属箔側の当該第1の金属箔と接する面とは反対側の面において第1の部材と接触し、前記第2の金属箔側の当該第2の金属箔と接する面とは反対側の面において第2の部材と接触し、
前記第1の部材の熱伝導率が、前記第2の部材の熱伝導率よりも大きい、請求項2に記載の二次電池の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、二次電池の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1において開示されるような二次電池の製造方法に関して様々な技術が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-000059号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来技術では、集電体の周縁部を封止するシール材(樹脂部材)を、非接触加熱により溶着させている。シール材の集電体への溶着時に集電体を構成する2種類の金属箔の線膨張係数の差により、集電体に反りが生じることがある。特に線膨張係数が大きい金属箔側からレーザー溶着する場合、集電体が直接加熱されるため、顕著に反りが生じる。
【0005】
本開示は、上記実情に鑑みてなされたものであり、樹脂部材の集電体への溶着時に集電体の反りの発生を抑制することができる二次電池の製造方法を提供することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
すなわち、本開示には、以下の態様が含まれる。
<1> 第1の金属箔と第2の金属箔を備える集電体の周縁部に樹脂部材を溶着してなる二次電池の製造方法であって、
前記樹脂部材により挟まれるように配置された前記集電体に、前記樹脂部材を溶着する溶着工程を備え、
前記第1の金属箔は、第1の線膨張係数を有し、
前記第2の金属箔は、第2の線膨張係数を有し、
前記第1の線膨張係数は、前記第2の線膨張係数よりも大きく、
前記溶着工程において、前記第1の金属箔に加わる熱量は、前記第2の金属箔に加わる熱量よりも小さいことを特徴とする二次電池の製造方法。
線膨張係数の大きい第1の金属箔側へ加わる熱量を第2の金属箔側よりも小さくすることで、樹脂部材の溶着時の集電体の反り発生を抑制する。
【0007】
<2> 前記溶着工程において、前記樹脂部材は、前記集電体にレーザーにより溶着され、
前記レーザーは前記第2の金属箔側から照射される、前記<1>に記載の二次電池の製造方法。
相対的に線膨張係数の小さい第2の金属箔側からレーザーが照射されることで、線膨張係数差による集電体の反り発生を低減する。
【0008】
<3> 前記溶着工程において、前記樹脂部材は、前記集電体にレーザーにより溶着され、
前記レーザーは、第1のレーザー強度で前記第1の金属箔側から照射され、且つ、第2のレーザー強度で前記第2の金属箔側から照射され、
前記第2のレーザー強度は、前記第1のレーザー強度よりも大きい、前記<1>に記載の二次電池の製造方法。
両方の金属箔に対して直接レーザーが照射される場合、相対的に線膨張係数の小さい第2の金属箔側から照射されるレーザー強度が相対的に大きいことで、線膨張係数差による集電体の反り発生を低減する。
【0009】
<4> 前記樹脂部材は、前記第1の金属箔側の当該第1の金属箔と接する面とは反対側の面において第1の部材と接触し、前記第2の金属箔側の当該第2の金属箔と接する面とは反対側の面において第2の部材と接触し、
前記第1の部材の熱伝導率が、前記第2の部材の熱伝導率よりも大きい、前記<2>に記載の二次電池の製造方法。
線膨張係数の大きい第1の金属箔側に接触する第1の部材の熱伝導率が第2の部材の熱伝導率よりも大きいことで、第1の金属箔の線膨張量を低減する。
【発明の効果】
【0010】
本開示の二次電池の製造方法は、樹脂部材の集電体への溶着時に集電体の反りの発生を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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