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公開番号2025040258
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-24
出願番号2023147070
出願日2023-09-11
発明の名称超音波ファントム
出願人デンカ株式会社
代理人園田・小林弁理士法人
主分類A61B 8/00 20060101AFI20250314BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】超音波検査装置を用いた画像診断において、血管の形状をより正確に再現できる超音波ファントムを提供する。
【解決手段】樹脂組成物Aの成形体と、前記成形体に内包される樹脂組成物Bのチューブ状構造体と、前記チューブ状構造体内を充填する溶媒と、を備えた超音波ファントムであって、前記樹脂組成物Aと前記樹脂組成物Bの音響インピーダンス差、ならびに前記樹脂組成物Bと前記溶媒の音響インピーダンス差が0~0.8×106kg/m2・sである超音波ファントムとする。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
樹脂組成物Aの成形体と、前記成形体に内包される樹脂組成物Bのチューブ状構造体と、前記チューブ状構造体内を充填する溶媒と、を備えた超音波ファントムであって、
前記樹脂組成物Aと前記樹脂組成物Bの音響インピーダンス差、ならびに前記樹脂組成物Bと前記溶媒の音響インピーダンス差が0~0.8×10

kg/m

・sである超音波ファントム。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
樹脂組成物Aの成形体と、前記成形体に内包される樹脂組成物Bのチューブ状構造体と、を備え、
前記チューブ状構造体内に溶媒を充填して用いるための超音波ファントムであって、
前記樹脂組成物Aと前記樹脂組成物Bの音響インピーダンス差、ならびに前記樹脂組成物Bと前記溶媒の音響インピーダンス差が0~0.8×10

kg/m

・sである超音波ファントム。
【請求項3】
前記樹脂組成物Bの音響インピーダンスが、0.9×10

~2.2×10

kg/m

・sである、請求項1又は2に記載の超音波ファントム。
【請求項4】
前記溶媒の音響インピーダンスが、0.6×10

~1.6×10

kg/m

・sである、請求項1又は2に記載の超音波ファントム。
【請求項5】
前記樹脂組成物Aが調整材を含有し、その含有量が、前記樹脂組成物Bにおける調整材の含有量よりも多い、請求項1又は2に記載の超音波ファントム。
【請求項6】
前記樹脂組成物Aが調整材を含有し、
前記樹脂組成物Bが調整材を含有しない、請求項1又は2に記載の超音波ファントム。
【請求項7】
前記チューブ状構造体が狭窄部分を有する、請求項1又は2に記載の超音波ファントム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、超音波ファントムに関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
超音波検査装置を用いた診断は、体外から超音波探触子を当てるだけで検査できるため、組織、臓器への障害を起こしにくく、適用範囲が広いなどの理由から、現在の医療診断の重要な手法となっている。しかしながら、超音波検査を施行し得る技術を持った検者は限られており、検査を普及させるためには検者の技量を上げることが必要となる。超音波診断技術の訓練は、患者への負担もあり、患者を対象に行う訓練以外の別の技術向上方法の開発が望まれている。特に超音波検査装置を用いて病変部を観察しつつ、病変部に対し、穿刺針で穿刺する等の手技は、実践での技術向上に限られている。
【0003】
そのため、超音波検査装置に対応した、技術訓練用モデルに対する需要が高くなってきており、これまでに技術向上および医療行為の品質向上のため、超音波診断ファントムの提案がされている(特許文献1、2)。
特許文献1には、ウレタン樹脂を母材とした超音波ファントムにおいて、ポリブタジエンポリオールとジフェニルメタンジイソシアネートとからなる反応系樹脂と脂肪族系又は芳香族系から選択された非反応系希釈剤とを母材の主成分とし、母材内に有機粉体フィラーを均一に分散させた超音波ファントムが記載されている。
特許文献2には、ポリオールと、ポリオールに分散可能な無機酸化物と顔料とを含み、ポリオールに対する前記無機酸化物の分散量が0.10~0.25重量パーセントであり、ポリオールに対する顔料の分散量が0.0001~0.0005重量パーセントである、光音響整合材が記載されている。また、特許文献2の実施例4には、酸化チタン、ポリオール、黒色顔料(カーボンブラック)、硬化剤としてヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)を含有させて硬化樹脂(ウレタン樹脂)とした母材と、黒色顔料の量を変えた以外は母材と同じ材料のシスト材(血管等を模した検出対象)から構成される光音響波診断装置用ファントムが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2003-310610号公報
特開2011-209691号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
現在、心筋梗塞や脳卒中といった循環器系疾患は、死因の三分の一を占めるなど、主な死因の一つとなっており、血管の狭窄やプラークの検出は重要となってきている。しかしながら、これまでの超音波診断ファントムは、超音波検査装置を用いた画像診断において、血管とその周囲組織との境界線が不明確となり、血管の形状を正確に再現できていなかった。
そこで、超音波検査装置を用いた画像診断において、血管の形状をより正確に再現できる医療シミュレータの開発が望まれている。特許文献1には、筋肉、臓器、脳等の器官を配した人体形状のファントムを製作できることが記載されているが、血管の形状を正確に再現する課題については記載がない。特許文献2には、模擬血管(シスト材)をチューブ状構造体内として溶媒を充填して用いる態様や、その態様の場合に血管の形状を正確に再現する課題については記載がない。
【0006】
本開示は、超音波検査装置を用いた画像診断において、血管の形状をより正確に再現できる超音波ファントムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
すなわち、本発明者は、様々な手段を検討した結果、樹脂組成物Aの成形体と、前記成形体に内包される樹脂組成物Bのチューブ状構造体と、前記チューブ状構造体内を充填する溶媒と、を備えた超音波ファントムにおいて、前記樹脂組成物Aと前記樹脂組成物Bの音響インピーダンス差、ならびに前記樹脂組成物Bと前記溶媒の音響インピーダンス差を0~0.8×10

kg/m

・sとすることで、超音波検査装置を用いた画像診断において、血管の形状をより正確に再現できる超音波ファントムとなることを見出し、本開示を完成するに至った。別の態様として、樹脂組成物Aの成形体と、前記成形体に内包される樹脂組成物Bのチューブ状構造体と、を備え、前記チューブ状構造体内に溶媒を充填して用いるための超音波ファントムにおいて、前記樹脂組成物Aと前記樹脂組成物Bの音響インピーダンス差、ならびに前記樹脂組成物Bと前記溶媒の音響インピーダンス差を0~0.8×10

kg/m

・sとすることで、超音波検査装置を用いた画像診断において、血管の形状をより正確に再現できる超音波ファントムとなることを見出し、本開示を完成するに至った。
【0008】
本開示は以下の態様を含む。
[1]樹脂組成物Aの成形体と、前記成形体に内包される樹脂組成物Bのチューブ状構造体と、前記チューブ状構造体内を充填する溶媒と、を備えた超音波ファントムであって、前記樹脂組成物Aと前記樹脂組成物Bの音響インピーダンス差、ならびに前記樹脂組成物Bと前記溶媒の音響インピーダンス差が0~0.8×10

kg/m

・sである超音波ファントム。
[2]樹脂組成物Aの成形体と、前記成形体に内包される樹脂組成物Bのチューブ状構造体と、を備え、前記チューブ状構造体内に溶媒を充填して用いるための超音波ファントムであって、前記樹脂組成物Aと前記樹脂組成物Bの音響インピーダンス差、ならびに前記樹脂組成物Bと前記溶媒の音響インピーダンス差が0~0.8×10

kg/m

・sである超音波ファントム。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、超音波検査装置を用いた画像診断において、血管の形状をより正確に再現できる超音波ファントムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
人体の頸部のエコー画像を示す図面である。
本開示の一実施形態に係る超音波ファントムのエコー画像を示す図面である。
比較例1に係る超音波ファントムのエコー画像を示す図面である。
比較例2に係る超音波ファントムのエコー画像を示す図面である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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