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公開番号
2025038361
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-19
出願番号
2023144917
出願日
2023-09-07
発明の名称
コイル部材とその製造方法および電機子
出願人
株式会社豊田中央研究所
,
株式会社アイシン
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01F
5/06 20060101AFI20250312BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】コイルの軽量化や低損失化等を図れるコイル部材を提供する。
【解決手段】本発明は、Al基材からなる導体と、導体の少なくとも一部を被覆する絶縁膜とを備えるコイル部材である。絶縁膜は、Al基材上に形成された陽極酸化膜を有し、陽極酸化膜は、上面観察して求まる空孔率が20~75%ある。陽極酸化膜は、例えば、膜厚が20~150μmある。また、陽極酸化膜は、Al基材側から略直管状に延びた主孔と主孔の側壁の一部に開口する副孔とを有するとよい。絶縁膜は、陽極酸化膜上に樹脂層をさらに有するとよい。樹脂層は、例えば、厚さが1~20μmである。本発明のコイル部材は、例えば、モータのステータコアのスロット等に嵌挿されるセグメントコンダクタである。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
アルミニウム基材(「Al基材」という。)からなる導体と、該導体の少なくとも一部を被覆する絶縁膜とを備えるコイル部材であって、
該絶縁膜は、該Al基材上に形成された陽極酸化膜を有し、
該陽極酸化膜は、上面観察して求まる空孔率が20~75%あるコイル部材。
続きを表示(約 570 文字)
【請求項2】
前記陽極酸化膜は、膜厚が20~150μmある請求項1に記載のコイル部材。
【請求項3】
前記陽極酸化膜は、前記Al基材側から略直管状に延びた主孔と該主孔の側壁の一部に開口する副孔とを有する請求項1に記載のコイル部材。
【請求項4】
前記主孔は、開口径が50~1000nmある請求項3に記載のコイル部材。
【請求項5】
前記副孔の少なくとも一部は、前記主孔の側壁を貫通している請求項3に記載のコイル部材。
【請求項6】
前記絶縁膜は、前記陽極酸化膜上に樹脂層をさらに有する請求項1に記載のコイル部材。
【請求項7】
前記樹脂層は、前記陽極酸化膜よりも薄い請求項6に記載のコイル部材。
【請求項8】
前記樹脂層は、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリエステルイミド、エポキシ、ポリビニルホマール、ポリウレタンまたはポリエステルからなる請求項6に記載のコイル部材。
【請求項9】
前記Al基材は、その全体に対してAlを98質量%以上含む請求項1に記載のコイル部材。
【請求項10】
コアのスロットに嵌挿されるセグメントコンダクタである請求項1に記載のコイル部材。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、絶縁被覆されたAl基導体からなるコイル部材等に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)
【背景技術】
【0002】
電機子と界磁を備える電磁機器は種々ある。その代表例は電動機(発電機を含む)である。回転子と固定子を備える電動機は多様であり、例えば、回転電機子形もあれば回転界磁形もある。また回転子が固定子の内周側を回転するインナーロータ型もあれば、回転子が固定子の外周側を回転するアウターロータ型もある。もっとも、いずれの電動機も、コアに組込まれるコイルを少なくとも一つ備える点で共通する。
【0003】
車両等の移動体に搭載される電動機には、小型化、軽量化、高出力化または高効率化(低損失化)等が要求される。これらを実現するために、コイルの占積率の向上、巻線方法の見直し、コイル線材(素材)の改良等が従来から検討されてきた。
【0004】
連続導体で形成したコイルの改善余地には限界がある。このため、分割導体(セグメントコンダクタ)で形成したコイルが検討されており、これに関連する記載が下記の非特許文献にある。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0005】
山村真史 他:自動車用モータの技術動向, デンソーテクニカルレビュー, vol.23 (2018)
【特許文献】
【0006】
特開2000-349320
特開2004-59997
特開2011-117042
特開2018-44227
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
非特許文献1は、被覆銅線からなるセグメントコンダクタに関する。
【0008】
特許文献1~4はいずれも、配線基板や半導体素子等を対象としており、交番磁界中で大きな通電がなされるコイル等に関する記載はない。特許文献1~4は、硫酸やシュウ酸の浴中で電解して得られる一般的な形態の陽極酸化膜を絶縁膜に用いているに過ぎない。
【0009】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、絶縁被覆されたAl基導体からなる新たなコイル部材等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明者は、上記の課題を解決すべく鋭意研究した結果、コイルの絶縁膜に適した新たな陽極酸化膜を見出した。この成果を発展させることにより、以降に述べる本発明を完成するに至った。
(【0011】以降は省略されています)
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