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公開番号2025036010
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-14
出願番号2024008343,2023142550
出願日2024-01-23,2023-09-01
発明の名称錠剤用の口腔内装着器具洗浄剤
出願人小林製薬株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A61K 8/34 20060101AFI20250306BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】本開示の目的は、イソプロピルメチルフェノール及びその構造異性体からなる群より選択される少なくとも1種、又はメントールを含みながらも、打錠成型時にスティッキングの発生を抑制できる錠剤用の口腔内装着器具洗浄剤を提供することである。
【解決手段】本開示の錠剤用の口腔内装着器具洗浄剤は、(A)イソプロピルメチルフェノール及びその構造異性体からなる群より選択される少なくとも1種、又は(B)メントールと、(C)リンゴ酸及びその塩からなる群より選択される少なくとも1種とを含むことを特徴とする。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(A)イソプロピルメチルフェノール及びその構造異性体からなる群より選択される少なくとも1種、又は(B)メントールと、(C)リンゴ酸及びその塩からなる群より選択される少なくとも1種とを含む、錠剤用の口腔内装着器具洗浄剤。
続きを表示(約 260 文字)【請求項2】
前記構造異性体が、チモールである、請求項1に記載の錠剤用の口腔内装着器具洗浄剤。
【請求項3】
口腔内装着器具洗浄剤が、義歯洗浄剤である、請求項1又は2に記載の錠剤用の口腔内装着器具洗浄剤。
【請求項4】
(A)イソプロピルメチルフェノール及びその構造異性体からなる群より選択される少なくとも1種、又は(B)メントールと、(C)リンゴ酸及びその塩からなる群より選択される少なくとも1種とを含む原料混合物を打錠工程に供する、錠剤状の口腔内装着器具洗浄剤の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、打錠成型時にスティッキングの発生を抑制できる錠剤用の口腔内装着器具洗浄剤に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
義歯等の口腔内装着器具に付着する汚れとしては、食物残渣、デンチャーバイオフィルム、歯石様沈着物、色素などが挙げられる。ここで、デンチャーバイオフィルムとは、口腔内微生物が口腔内装着器具表面に定着し、粘着性多糖類等の産生物、唾液や血清成分等と共に凝集したバイオフィルムである。デンチャーバイオフィルムには様々な微生物が存在するために、義歯性口内炎、口臭・義歯臭の発生が起こる、あるいは部分義歯については残存歯の虫歯や歯周病が発症し易くなる。
【0003】
デンチャーバイオフィルムは、歯周病、義歯性口内炎、カンジダ症、誤嚥性肺炎等を助長又は誘発することが指摘されており、口腔内装着器具に付着したデンチャーバイオフィルムを除去して口腔内装着器具を清潔に保つことが口腔内装着器具使用者の健康維持の上で重要になっている。
【0004】
口腔内装着器具に付着したデンチャーバイオフィルムは、ブラシによる清掃では十分に除去できないため、除菌効果を有する口腔内装着器具洗浄剤を用いた洗浄が重要になる。従来、除菌又は殺菌効果を有する口腔内装着器具洗浄剤について、種々検討されている。
【0005】
例えば、特許文献1には、(A)HLB値12~17のポリグリセリン脂肪酸エステル、(B)プロテアーゼ、(C)カチオン性殺菌剤、及び(D)水を含有する義歯洗浄用液体組成物に、さらに(E)イソプロピルメチルフェノール及び/又はチモールを配合することにより、デンチャーバイオフィルムに対する殺菌力をより増強させることができることが記載されている。
【0006】
また、口腔内装着器具の臭いを緩和し、洗浄後の口腔内装着器具を再装着した際に装着者が爽快感を感じるようにするために、口腔内装着器具洗浄剤にメントール等の香料が配合される場合がある(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2010-6720号公報
特開2011-241167号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかし、口腔内装着器具洗浄剤に、除菌又は殺菌効果を付与するためにイソプロピルメチルフェノール又はチモールを配合したり、あるいは香料としてメントールを配合すると、口腔内装着器具洗浄剤の打錠成型において、錠剤中の成分同士の結合力が低下して、スティッキング(杵や臼に原料の一部が付着し、錠剤の一部が剥がれる事象)が生じ易くなるという問題が生じることがわかった。
【0009】
本開示の目的は、イソプロピルメチルフェノール及びその構造異性体からなる群より選択される少なくとも1種、又はメントールを含みながらも、打錠成型時にスティッキングの発生を抑制できる錠剤用の口腔内装着器具洗浄剤を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明者は、前記課題を解決すべく鋭意検討を行ったところ、イソプロピルメチルフェノール及びその構造異性体からなる群より選択される少なくとも1種、又はメントールを含む口腔内装着器具洗浄剤に、さらにリンゴ酸及びその塩からなる群より選択される少なくとも1種を配合することにより、意外にも、打錠成型時にスティッキングの発生を抑制できることを見出した。本開示は、かかる知見に基づいて、更に検討を重ねることにより完成したものである。
(【0011】以降は省略されています)

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