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公開番号
2025050501
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-04
出願番号
2023159329
出願日
2023-09-25
発明の名称
目薬のキャップ用仮置き材
出願人
個人
,
個人
代理人
個人
主分類
A61J
1/05 20060101AFI20250328BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】目薬の分離自在なキャップを一時的に仮置きする上で、本体容器から分離したキャップ5の開放側端面52に雑菌が付着することを確実に防止する。
【解決手段】上面21が凹面状をし、キャップ5が載置される受け部2と、受け部2の軸方向に連続し、キャップ5の軸方向の閉鎖側先端部51が接触し得る被係止部3の2部分から仮置き材1を構成し、受け部2の上面21を、被係止部3より遠い側から被係止部3側へかけて下方へ傾斜させながら、幅方向中心21aを最も低くし、この中心21aから幅方向両側にかけて次第に上向きに傾斜させ、キャップ5の軸方向両端面以外の外周面53に、その表面の開放側端面52から閉鎖側先端部51に向かう線(母線)に沿った方向に線接触、または面接触させてキャップ5を支持させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
本体容器とこの本体容器に着脱自在に接続されるキャップを備える目薬の前記キャップを前記本体容器の使用時に、一時的に仮置きするための仮置き材であり、
上面が凹面状をし、前記キャップが載置される受け部と、この受け部の軸方向に連続し、前記キャップの軸方向の閉鎖側先端部が対向し、この閉鎖側先端部が接触し得る被係止部を備え、
前記受け部の前記上面は、前記被係止部より遠い側から前記被係止部側へかけて下方へ傾斜しながら、幅方向中心が最も低く、この中心から幅方向両側にかけて次第に上向きに傾斜し、前記キャップの軸方向両端面以外の外周面に、その表面の開放側端面から前記閉鎖側先端部に向かう線に沿った方向に線接触、または面接触して前記キャップを支持することを特徴とする目薬のキャップ用仮置き材。
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【請求項2】
前記受け部の前記上面は、前記キャップの前記軸方向両端面以外の外周面にその表面の前記開放側端面から前記閉鎖側先端部に向かう線に沿った方向の少なくとも2本の線で線接触して前記キャップを支持することを特徴とする請求項1に記載の目薬のキャップ用仮置き材。
【請求項3】
前記受け部の前記被係止部寄りの位置から前記受け部の軸方向に距離を置いた部分に、前記受け部の幅方向に連続し、上面が前記受け部の前記上面に連続した面を持つ翼部が形成されていることを特徴とする請求項1、もしくは請求項2に記載の目薬のキャップ用仮置き材。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は目薬の分離自在なキャップを一時的に仮置きするために使用される目薬のキャップ用仮置き材に関するものである。
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【背景技術】
【0002】
目薬(点眼薬)の使用時に、本体容器に着脱自在に接続されるキャップを手で持っていられない場合、キャップは清潔な場所に置かれるべきとされている。しかしながら、キャップを手放す場合、キャップを一時的に仮置きするための手頃な場所がなければ、キャップは床やテーブル等の水平面上等に無造作に置かれることになる。
【0003】
但し、キャップの閉鎖側先端部は水平面上に立てて置ける形状をしていないことが多いため、開放側端面が水平面上に直接、置かれ易くなる。このとき、水平面が清潔に保たれていなければ、開放側端面に雑菌が付着する可能性が高い。キャップの開放側端面に雑菌が付着すれば、本体容器に接続した(戻した)ときに、本体容器の接続部分の表面に雑菌が付着し、キャップの着脱を繰り返す内に本体容器の接続部分の先端にまで拡散する可能性がある。
【0004】
キャップを本体容器から分離自在にせず、本体容器の支持軸回りに回転自在に接続するか、スライド自在に接続する構造の点眼容器がある(特許文献1参照)。但し、これは特殊な構造を持った点眼容器の例であり、キャップが本体容器から分離自在な形態である場合の解決策を提示することにはならない。
【0005】
この他、キャップを軸方向に長めに設定することで、キャップの着脱操作性を高める構造(特許文献2参照)、キャップを本体容器に接続したままの状態で、点眼を可能する構造(特許文献3、4参照)、キャップ(アダプタ)を本来の接続状態とは逆向きに接続し直す構造(特許文献5参照)があるが、いずれも特許文献1と同様、キャップが本体容器から分離自在な形態の解決策を提示していない。
【0006】
目薬以外の分野では、キャップ付きの筆記具のキャップの表面に溝を形成しておくことで、筆記具本体の使用中、仮置きの必要が生じたときに、キャップの溝上に筆記具本体を仮置きする形態があるが(特許文献6参照)、筆記具本体から分離したキャップを仮置きすることには対応できない。
【0007】
他に、長さ方向両側に形成された仕切り板の内、一方の仕切り板にキャップが嵌合し得る大きさの溝を形成した箱状の仮置き台があるが(特許文献7参照)、筆記具本体から分離したキャップを仮置きすることには応用できない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2005-144123号公報(段落0010~0018、図1~図7)
特開昭64-58671号公報(公報第1頁右欄第6行~第2頁左欄第10行、第1図、第2図)
実開平5-20738号公報(段落0015~0018、図1~図5)
実開平7-5644号公報(段落0009~0015、図1~図6)
特開2001-129054号公報(請求項1、段落0018~0034、図1~図8)
実開昭63-100287号公報(明細書第2頁第16行~第3頁第9行、第1図~第5図)
実開平4-69192号公報(明細書第3頁第20行~第5頁第20行、第1図~第8図)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
以上のようにキャップ付き目薬の先行文献にも、キャップ付き筆記具の先行文献にも、本体容器から分離したキャップを仮置きする上で、キャップの開放側端面に雑菌が付着することを確実に防止可能な従来例は見当たらない。
【0010】
本発明は上記背景より、本体容器から分離したキャップの開放側端面に雑菌が付着することを確実に防止し得る機能を持つ目薬のキャップ用仮置き材を提案するものである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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