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公開番号2025051110
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-04
出願番号2023160036
出願日2023-09-25
発明の名称医療用容器
出願人株式会社ジェイ・エム・エス
代理人個人,個人
主分類A61J 1/10 20060101AFI20250328BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】開封時に内部に収容された生体試料が汚染されることを抑制できる医療用容器を提供すること。
【解決手段】医療用容器1は、収容部112を有する第1シート状部材11と、第1シート状部材11に積層され第2シート状部材開口穴131を有する第2シート状部材13と、第2シート状部材13の第1シート状部材11と反対側に積層され収容部112を覆うように形成された第3シート状部材14と、第1シート状部材11及び第2シート状部材13、又は、第2シート状部材13及び第3シート状部材14が、手で開封可能なシール強度で接合されてシールされた第1シール部15と、平面視で第1シール部15を避けた収容部112の外周方向において、第1シール部15によりシールされた2枚のシート状部材と同じ2枚のシート状部材の間に配置され、収容部112に対応する部分に非溶着領域部材開口穴121を有する非溶着領域部材12と、を備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
医療に用いられる医療用容器であって、
収容部を有する第1シート状部材と、
前記第1シート状部材に積層され前記収容部に対応する部分に第2シート状部材開口穴を有する第2シート状部材と、
前記第2シート状部材の前記第1シート状部材と反対側に積層され前記収容部を覆うように形成された第3シート状部材と、
前記第1シート状部材及び前記第2シート状部材、又は、前記第2シート状部材及び前記第3シート状部材が、手で開封可能なシール強度で接合されてシールされた第1シール部と、
平面視で前記第1シール部を避けた前記収容部の外周方向において、前記第1シール部によりシールされた2枚のシート状部材と同じ前記2枚のシート状部材の間に配置され、前記収容部に対応する部分に非溶着領域部材開口穴を有する非溶着領域部材と、を備える医療用容器。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記第1シート状部材及び前記第2シート状部材、又は、前記第2シート状部材及び前記第3シート状部材のうち、前記第1シール部によりシールされていない2枚のシート状部材が、前記非溶着領域部材に積層された部分において、前記第1シール部よりも強いシール強度で熱によりシールされた第2シール部を備える請求項1に記載の医療用容器。
【請求項3】
前記収容部は、立体成形されて形成される、請求項1又は2に記載の医療用容器。
【請求項4】
前記第1シート状部材と前記第2シート状部材との間で、前記第1シール部および前記非溶着領域部材を囲うようにシールされた第3シール部を有する、請求項1又は2に記載の医療用容器。
【請求項5】
前記医療用容器の1辺において、前記第1シート状部材及び前記第2シート状部材の間、前記第2シート状部材及び前記第3シート状部材の間、又は、前記第1シート状部材及び前記第3シート状部材の間に、外部から前記収容部へ保護剤を導入可能なチューブを備える請求項1又は2に記載の医療用容器。
【請求項6】
前記医療用容器における前記チューブを備える1辺のみ、前記第1シート状部材及び前記第2シート状部材、前記第2シート状部材及び前記第3シート状部材、又は、前記第1シート状部材及び前記第3シート状部材が、前記第1シール部よりも強いシール強度でシールされている請求項5に記載の医療用容器。
【請求項7】
前記第1シート状部材と前記第2シート状部材との間で、前記第1シール部および前記非溶着領域部材を囲うようにシールされた第3シール部を有し、
前記第1シール部及び前記第3シール部は、いずれも、前記医療用容器における前記チューブが配置されない3辺が平面視でU字状にシールされている請求項5に記載の医療用容器。
【請求項8】
前記非溶着領域部材は、前記医療用容器における前記チューブがシールされる1辺のみ開口穴が開口している請求項6に記載の医療用容器。
【請求項9】
前記収容部は、断面形状が矩形状で所定方向に延びる形状に形成される、請求項3に記載の医療用容器。
【請求項10】
前記医療用容器は、凍結保存のために用いられる、請求項1に記載の医療用容器。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、医療に用いられる医療用容器に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、容器本体に連通する開口部が、熱溶着により封止される医療用容器が知られている(例えば、特許文献1参照)。医療用容器には、細胞もしくは細胞を原料とした構造体や部材に細胞を生着させた試料が収容され、医療用容器は、凍結されて保存される。特許文献1に記載の医療用容器は、切断器具により開封部が切断されて開封される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-302567号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載された医療用容器は、切断器具により開封部を切断して開封する際に、切断器具を介して、細菌などが医療用容器の内部に侵入するおそれがある。その結果、医療用容器に収容された細胞等の生体試料が細菌などにより汚染されるおそれがある。
【0005】
本発明は、開封時に内部に収容された生体試料が汚染されることを抑制できる医療用容器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、医療に用いられる医療用容器であって、収容部を有する第1シート状部材と、前記第1シート状部材に積層され前記収容部に対応する部分に第2シート状部材開口穴を有する第2シート状部材と、前記第2シート状部材の前記第1シート状部材と反対側に積層され前記収容部を覆うように形成された第3シート状部材と、前記第1シート状部材及び前記第2シート状部材、又は、前記第2シート状部材及び前記第3シート状部材が、手で開封可能なシール強度で接合されてシールされた第1シール部と、平面視で前記第1シール部を避けた前記収容部の外周方向において、前記第1シール部によりシールされた2枚のシート状部材と同じ前記2枚のシート状部材の間に配置され、前記収容部に対応する部分に非溶着領域部材開口穴を有する非溶着領域部材と、を備える医療用容器に関する。
【0007】
また、前記第1シート状部材及び前記第2シート状部材、又は、前記第2シート状部材及び前記第3シート状部材のうち、前記第1シール部によりシールされていない2枚のシート状部材が、前記非溶着領域部材に積層された部分において、前記第1シール部よりも強いシール強度で熱によりシールされた第2シール部を備えることが好ましい。
【0008】
また、前記収容部は、立体成形されて形成されることが好ましい。
【0009】
また、前記第1シート状部材と前記第2シート状部材との間で、前記第1シール部および前記非溶着領域部材を囲うようにシールされた第3シール部を有することが好ましい。
【0010】
また、前記医療用容器の1辺において、前記第1シート状部材及び前記第2シート状部材の間、前記第2シート状部材及び前記第3シート状部材の間、又は、前記第1シート状部材及び前記第3シート状部材の間に、外部から前記収容部へ保護剤を導入可能なチューブを備えることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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