TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025035482
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023142544
出願日
2023-09-01
発明の名称
スポンジローラ
出願人
信越ポリマー株式会社
代理人
ミレニア弁理士法人
主分類
G03G
15/20 20060101AFI20250306BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】耐久性の高いスポンジローラを提供する。
【解決手段】本発明は、軸体2と、軸体2の外周に発泡弾性層3とを備えるスポンジローラ1であって、発泡弾性層3が、ミラブル型シリコーンゴム、加硫剤、及び発泡剤を含む発泡弾性層用樹脂組成物からなり、発泡弾性層3の表層側と内層側のセル密度の差が、表層側のセル密度を基準にして、±7%以下であるスポンジローラ1である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
軸体と、該軸体の外周に発泡弾性層とを備えるスポンジローラであって、
前記発泡弾性層が、ミラブル型シリコーンゴム、加硫剤、及び発泡剤を含む発泡弾性層用樹脂組成物を、マイクロ波で加硫させてなり、
前記発泡弾性層の表層側と内層側のセル密度の差が、前記表層側のセル密度を基準にして、±7%以下であるスポンジローラ。
続きを表示(約 200 文字)
【請求項2】
前記発泡剤が、化学発泡剤及び未膨張マイクロバルーンの少なくとも一方を含む請求項1記載のスポンジローラ。
【請求項3】
前記発泡弾性層の前記表層側と前記内層側の比重の差が、前記表層側の比重を基準にして、±3%以下である請求項1記載のスポンジローラ。
【請求項4】
前記スポンジローラが、定着ローラ又は加圧ローラである請求項1記載のスポンジローラ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、スポンジローラに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
レーザープリンター及びビデオプリンター等のプリンター、複写機、ファクシミリ、これらの複合機には、電子写真方式を利用した各種の画像形成装置が採用されている。電子写真方式を利用した画像形成装置は、軸体とその外周面に形成された弾性層とを有する、例えば、クリーニングローラ、帯電ローラ、現像ローラ、転写ローラ、二次転写ローラ、加圧ローラ、紙送り搬送ローラ、定着ローラ等の各種印刷用スポンジローラを備えている。
【0003】
これらのスポンジローラの中でも、例えば、加圧ローラ、定着ローラ等は、記録部材にトナーを定着させるために圧力がかかるため、スポンジの歪は全体で均一に加わることが望ましい。
ところが、発泡弾性層が赤外線加熱によって加硫される場合、発泡弾性層のゴム表面から加熱されるうえ、芯金近くでは、芯金に熱を奪われるため、層全体で加熱ムラが生じる。このため、表層側のスポンジは、セル径が大きく、比重が小さくなり、内層側のスポンジは、セル径が小さく、比重が高くなる。このように、層中でセルの出来に差があると、外部応力に対して一定の反発力で返すことが難しく、スポンジに変形が生じ、耐久性に劣るという問題がある。
【0004】
このような課題を解決するため、例えば、特許文献1には、熱空気加硫又は超高周波加硫方式(Ultra High Frequency加硫、以下、UHF加硫と記載する場合がある。)を行うことにより、圧縮永久歪に優れ、低比重であり、かつ、平均セル径が200μm以下の微細セルを有する、カーボンブラックを含有したシリコーンゴムスポンジが開示されている。
また、特許文献2には、アクリロニトリルゴムとエピクロルヒドリンゴムを含むイオン導電性のゴム組成物をマイクロ波照射装置で加硫することにより、内外径の縦横比が小さく、内径の寸法が安定しており、セル分布が均一で、周方向の硬度ムラ、抵抗ムラの無い発泡ゴム層を有する導電性ゴムローラが形成できることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平11-130896号公報
国際公開2006/085696号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
高品質な画像を提供するためには、上記特許文献の技術に対し、更に均一なセルを有する耐久性の高いスポンジローラが望まれる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、耐久性の高いスポンジローラを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、軸体と、軸体の外周に発泡弾性層とを備えるスポンジローラであって、発泡弾性層が、ミラブル型シリコーンゴム、加硫剤、及び発泡剤を含む発泡弾性層用樹脂組成物を、マイクロ波で加硫させてなり、発泡弾性層の表層側と内層側のセル密度の差が、表層側のセル密度を基準にして、±7%以下であるスポンジローラである。
【0008】
発泡剤は、化学発泡剤及び未膨張マイクロバルーンの少なくとも一方を含むことが好ましい。
【0009】
発泡弾性層の表層側と内層側の比重の差は、表層側の比重を基準にして、±3%以下であることが好ましい。
【0010】
スポンジローラは、定着ローラ又は加圧ローラであることが好ましい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
アルプスアルパイン株式会社
羽根駆動装置
3日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
3日前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置および画像形成装置の制御方法
3日前
コニカミノルタ株式会社
画像形成装置
5日前
レーザーテック株式会社
位置検出装置及び位置検出方法
3日前
東芝テック株式会社
画像形成装置
3日前
ブラザー工業株式会社
ドラムカートリッジおよびプロセスカートリッジ
3日前
エーエスエム・アイピー・ホールディング・ベー・フェー
電界補助リソグラフィーのための方法およびシステム
3日前
旭化成株式会社
感光性樹脂組成物、及び感光性エレメント
3日前
富士フイルム株式会社
着色感光性組成物、硬化物、カラーフィルタ、固体撮像素子、及び、画像表示装置
3日前
信越化学工業株式会社
重合性単量体、高分子化合物、化学増幅型レジスト組成物、フォトマスクブランク、及びレジストパターンの形成方法
3日前
公立大学法人大阪
測定方法および構造体
3日前
他の特許を見る