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公開番号2025034678
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023141197
出願日2023-08-31
発明の名称電動機
出願人いすゞ自動車株式会社
代理人弁理士法人鷲田国際特許事務所
主分類H02K 1/32 20060101AFI20250306BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】簡単な構造でロータを冷却し、エネルギー効率の良い電動機を提供すること。
【解決手段】筐体内に固定されたステータと、シャフトと、前記シャフトに固定されたロータコアと、前記ロータコアを前記シャフトの軸方向両端側から挟持する第1のエンドプレート及び第2のエンドプレートと、を有し、前記ステータの内側に回転可能に支持されたロータと、前記筐体内に設けられ、前記第1のエンドプレートへ向けて冷媒を噴射するロータ用ノズルと、を有し、前記第1のエンドプレート、前記第2のエンドプレート及び前記ロータコアがそれぞれ有する複数の貫通孔により、前記第1のエンドプレートから前記第2のエンドプレートへ貫通する複数の冷媒流路が形成され、前記第1のエンドプレートの前記ロータコアと反対側の表面に、前記ロータ用ノズルから噴射された冷媒を前記冷媒流路へ導くガイド部が前記複数の貫通孔の間に形成されている、電動機。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
筐体内に固定されたステータと、
シャフトと、前記シャフトに固定されたロータコアと、前記ロータコアを前記シャフトの軸方向両端側から挟持する第1のエンドプレート及び第2のエンドプレートと、を有し、前記ステータの内側に回転可能に支持されたロータと、
前記筐体内に設けられ、前記第1のエンドプレートへ向けて冷媒を噴射するロータ用ノズルと、
を有し、
前記第1のエンドプレート、前記第2のエンドプレート及び前記ロータコアがそれぞれ有する複数の貫通孔により、前記第1のエンドプレートから前記第2のエンドプレートへ貫通する複数の冷媒流路が形成され、
前記第1のエンドプレートの前記ロータコアと反対側の表面に、前記ロータ用ノズルから噴射された冷媒を前記冷媒流路へ導くガイド部が前記複数の貫通孔の間に形成されている、
電動機。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
前記第1のエンドプレートに形成された複数の貫通孔は前記シャフトの軸を中心にした同一円周上に形成され、前記ガイド部は前記円周の内側に形成されている、
請求項1に記載の電動機。
【請求項3】
前記ガイド部は、前記第1のエンドプレートに形成された複数の貫通孔を連結するように形成されている、
請求項1又は2に記載の電動機。
【請求項4】
前記第1のエンドプレートの表面には、前記貫通孔の外側にキャッチャが形成されている、
請求項1に記載の電動機。
【請求項5】
前記第2のエンドプレートの貫通孔の外側に環状凸部が形成されている、
請求項1に記載の電動機。
【請求項6】
シャフトが貫通するシャフト孔と、
前記シャフト孔の外側に形成された複数の貫通孔と、
隣接する前記貫通孔の間に形成された複数のガイド部と、
を有する電動機のエンドプレート。
【請求項7】
前記ガイド部は隣接する前記貫通孔同士を連結するように形成されている、
請求項6に記載の電動機のエンドプレート。
【請求項8】
前記貫通孔の外側にキャッチャが形成されている、
請求項6又は7に記載の電動機のエンドプレート。
【請求項9】
シャフトが貫通するシャフト孔と、
前記シャフト孔の外側に形成された複数の貫通孔と、
前記貫通孔の外側に形成された環状凸部と、
を有する電動機のエンドプレート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電動機のロータを冷却する構造に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来の電動機のロータの冷却構造としては、特許文献1に記載されたものがある。従来の電動機1は、図6に示すように、電動機1の筐体2内にステータ4が固定され、その内側にロータ6が回転可能に支持されている。ロータ6は、両端が軸受け14によって回転可能に支持されたシャフト8と、シャフト8の周囲に固定されたロータコア10と、ロータコア10のシャフト軸方向両側に固定されたエンドプレート12とを有する。ロータコア10内には図示しない磁石が埋め込まれている。
【0003】
ロータ6を冷却するために、シャフト8、ロータコア10及びエンドプレート12には冷媒(例えば、オイル)の流路16が形成されている。シャフト8の端部に形成された冷媒入口18にはこれを挟むように一対のシールリング20が設けられ、筐体2に形成された流路22の出口がこの一対のシールリング20の間に臨んでいる。この構造により、ロータ6が回転中でも冷媒をロータ6内へ供給し、ロータコア10を冷却可能となっている。図中の矢印は、冷媒の流れを示している。
【0004】
筐体2内には、ステータ4を冷却する冷媒(例えば、オイル)をステータ4に向けて噴射するステータ用ノズル25が複数設けられ、冷媒をステータ4にかけて冷却するようになっている。
【0005】
ロータ6の流路16を通ってロータ6を冷却した冷媒と、ステータ4にかけられてステータ4を冷却した冷媒は、筐体2に形成された図示しない排出口より排出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2019-170150号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従来の電動機は、高速で回転するロータ内に冷媒を供給するための流路やシールリング等の構造が複雑となっている。また、シールリングを設ける等構造が複雑となることによって回転抵抗が増し、電動機のエネルギー効率が低下している。
【0008】
本開示は、簡単な構造でロータを冷却し、エネルギー効率の良い電動機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の電動機は、筐体内に固定されたステータと、シャフトと、前記シャフトに固定されたロータコアと、前記ロータコアを前記シャフトの軸方向両端側から挟持する第1のエンドプレート及び第2のエンドプレートと、を有し、前記ステータの内側に回転可能に支持されたロータと、前記筐体内に設けられ、前記第1のエンドプレートへ向けて冷媒を噴射するロータ用ノズルと、を有し、前記第1のエンドプレート、前記第2のエンドプレート及び前記ロータコアがそれぞれ有する複数の貫通孔により、前記第1のエンドプレートから前記第2のエンドプレートへ貫通する複数の冷媒流路が形成され、前記第1のエンドプレートの前記ロータコアと反対側の表面に、前記ロータ用ノズルから噴射された冷媒を前記冷媒流路へ導くガイド部が前記複数の貫通孔の間に形成されている。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、簡単な構造でロータを冷却し、エネルギー効率の良い電動機を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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