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公開番号2025033670
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023139553
出願日2023-08-30
発明の名称燃料電池用複合部材、金型、および燃料電池用複合部材の製造方法
出願人住友理工株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01M 8/0273 20160101AFI20250306BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】燃料電池用複合部材のバリ検査を容易することを課題とする。
【解決手段】燃料電池用複合部材1は、ガスケット本体配置部20と、ガスケット本体配置部20に隣接して配置されるバリ許容区間21と、を表面2Uに有するセパレーター2と、ガスケット本体配置部20に配置されるガスケット本体40を有するガスケット4と、を備える。バリ許容区間21のうち、ガスケット本体配置部20に近い側を近接側、ガスケット本体配置部20から遠い側を離間側として、バリ許容区間21は、近接側端21aに凹設される第一溝部210と、離間側端21bに凹設される第二溝部211と、を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
ガスケット本体配置部と、前記ガスケット本体配置部に隣接して配置されるバリ許容区間と、を表面に有するセパレーターと、
前記ガスケット本体配置部に配置されるガスケット本体を有するガスケットと、
を備える燃料電池用複合部材であって、
前記バリ許容区間のうち、前記ガスケット本体配置部に近い側を近接側、前記ガスケット本体配置部から遠い側を離間側として、
前記バリ許容区間は、前記近接側端に凹設される第一溝部と、前記離間側端に凹設される第二溝部と、を有することを特徴とする燃料電池用複合部材。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
さらに、前記セパレーターの前記表面において、前記ガスケット本体配置部と前記バリ許容区間とを含む接着区間に積層される接着層を備える請求項1に記載の燃料電池用複合部材。
【請求項3】
前記バリ許容区間は、前記第一溝部と前記第二溝部との間に介在する溝間平坦部を有する請求項2に記載の燃料電池用複合部材。
【請求項4】
前記セパレーターは、前記表面の前記第二溝部に対応して、裏面から突出する第二リブを有する請求項1に記載の燃料電池用複合部材。
【請求項5】
前記第一溝部は、前記ガスケット本体配置部の周囲に無端環状に配置される請求項1に記載の燃料電池用複合部材。
【請求項6】
請求項1に記載の燃料電池用複合部材の製造に用いられ、第一型と、前記第一型に対向して配置される第二型と、を備える金型であって、
型締め状態において、前記第一型と前記第二型との間には、
前記セパレーターが収容されるセパレーター収容部と、
前記セパレーター収容部の前記第一型方向に連なり、前記ガスケット本体配置部に前記ガスケット本体を成形するガスケット本体成形部と、
前記ガスケット本体成形部に隣接して配置され、前記バリ許容区間に対応するバリ成形部と、
を有するキャビティが区画され、
前記第一型は、型締め時に前記バリ許容区間の前記近接側端に圧接し、前記第一溝部を凹設する第一賦形リブと、型締め時に前記バリ許容区間の前記離間側端に圧接し、前記第二溝部を凹設する第二賦形リブと、を有することを特徴とする金型。
【請求項7】
さらに、前記セパレーターの前記表面において、前記ガスケット本体配置部と前記バリ許容区間とを含む接着区間に積層される接着層を備える請求項6に記載の金型。
【請求項8】
前記バリ許容区間は、前記第一溝部と前記第二溝部との間に介在する溝間平坦部を有し、
前記第一型は、前記第一賦形リブと前記第二賦形リブとの間に介在し、型締め時に前記溝間平坦部に圧接するリブ間平坦部を有する請求項7に記載の金型。
【請求項9】
前記第二賦形リブは、前記セパレーターの前記表面に前記第二溝部を凹設すると共に、前記第二溝部に対応して、前記セパレーターの裏面から突出する第二リブを成形する請求項6に記載の金型。
【請求項10】
前記第二賦形リブの突出量は、前記第一賦形リブの突出量以下である請求項6に記載の金型。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、燃料電池用複合部材、当該燃料電池用複合部材の製造に用いられる金型、および当該燃料電池用複合部材の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載の燃料電池用のセパレーターは、セパレーター中央領域部と、セパレーター中央領域部から外縁に延びる外縁部と、金型を用いて外縁部にゴム成形材料から型成形されるゴム製のゴム成形体と、ゴム成形体を外縁部に接着するために外縁部に形成される接着剤層と、を備えている。ゴム成形体を型成形する際、金型と接着剤層との間からは、ゴム成形材料が漏出する。漏出したゴム成形材料は、ゴム成形体に連なる薄膜状のバリを形成する。当該バリは、接着剤層を介して、セパレーターの外縁部に接着されている。このため、ゴム成形体からのバリの離脱や剥離を抑制することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-95961号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
セパレーターに接着されたバリが大きすぎると、当該バリが次工程の作業の邪魔になる場合がある。このため、次工程前に、作業者の目視により、バリの大きさが検査される。しかしながら、バリは薄膜状を呈している。また、バリの大きさには、ばらつきがある。このため、検査は煩雑である。そこで、本開示の燃料電池用複合部材、金型、および燃料電池用複合部材の製造方法は、燃料電池用複合部材のバリ検査を容易することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
(1)上記課題を解決するため、本開示の燃料電池用複合部材は、ガスケット本体配置部と、前記ガスケット本体配置部に隣接して配置されるバリ許容区間と、を表面に有するセパレーターと、前記ガスケット本体配置部に配置されるガスケット本体を有するガスケットと、を備える燃料電池用複合部材であって、前記バリ許容区間のうち、前記ガスケット本体配置部に近い側を近接側、前記ガスケット本体配置部から遠い側を離間側として、前記バリ許容区間は、前記近接側端に凹設される第一溝部と、前記離間側端に凹設される第二溝部と、を有することを特徴とする。
【0006】
本開示の燃料電池用複合部材のセパレーターは、バリ許容区間を備えている。当該バリ許容区間により、原料(ガスケットの原料)が漏出する範囲、つまりバリが形成される範囲を、コントロールすることができる。
【0007】
また、バリ許容区間は、第一溝部と第二溝部とを有している。第一溝部により、ガスケット本体からの原料の漏出(バリの張り出し)を抑制することができる。また、第二溝部により、バリ許容区間からの原料の漏出を抑制することができる。
【0008】
また、第二溝部は、バリ許容区間の離間側端に配置されている。すなわち、第二溝部は、バリ許容区間の外縁(バリの許容限界値)を規定している。このため、バリ検査の際、実際のバリの外縁と第二溝部との位置関係を目安に、バリの大きさを確認することができる。したがって、バリ検査を容易にすることができる。
【0009】
(2)好ましくは、上記(1)の構成において、さらに、前記セパレーターの前記表面において、前記ガスケット本体配置部と前記バリ許容区間とを含む接着区間に積層される接着層を備える構成とする方がよい。本構成によると、バリが、接着層を介して、バリ許容区間に接着されている。このため、バリが、バリ許容区間つまりセパレーターから剥離しにくい。
【0010】
(3)好ましくは、上記いずれかの構成において、前記バリ許容区間は、前記第一溝部と前記第二溝部との間に介在する溝間平坦部を有する構成とする方がよい。溝間平坦部にバリが形成される場合、バリは、溝間平坦部の面方向に広がる膜状を呈している。当該バリは、接着層を介して、全面的に溝間平坦部に接着されている。このため、バリが溝間平坦部から剥離しにくい。
(【0011】以降は省略されています)

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