TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025031203
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-07
出願番号
2023137260
出願日
2023-08-25
発明の名称
空気調和システム
出願人
ダイキン工業株式会社
代理人
弁理士法人新樹グローバル・アイピー
主分類
F24F
3/044 20060101AFI20250228BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約
【課題】熱回収を行う。
【解決手段】空気調和システム(1a)は、第1ユニット(10)と第1ダクト(D1)と第2ダクト(D2)とファンと熱搬送回路(20)とを備える。第1ユニット(10)は、熱源(2)から供給される水と室内に送る空気との熱交換を行う第1熱交換器(11)を有する。第1ダクト(D1)及び第2ダクト(D2)は、第1熱交換器(11)で熱交換された空気が通る。熱搬送回路(20)は、第2熱交換器(21)と第3熱交換器(22)とを有し、熱搬送媒体が循環する。第2熱交換器(21)は、熱源(2)から供給される水と熱搬送媒体との熱交換を行う。第3熱交換器(22)は、第2ダクト(D2)を通る空気と熱搬送媒体との熱交換を行う。第1熱交換器(21)において室内に送る空気が冷却されているときに第3熱交換器(22)において室内に送る空気が加熱される、又は、第1熱交換器(11)において室内に送る空気が加熱されているときに第3熱交換器(22)において室内に送る空気が冷却される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
熱源(2)から供給される水と室内に送る空気との熱交換を行う第1熱交換器(11)を有する第1ユニット(10)と、
前記第1熱交換器で熱交換された空気が通る第1ダクト(D1)及び第2ダクト(D2)と、
前記第1ユニットから前記室内へ空気を流すファン(12)と、
前記熱源から供給される水と熱搬送媒体との熱交換を行う第2熱交換器(21)と、前記第2ダクトを通る空気と前記熱搬送媒体との熱交換を行う第3熱交換器(22)とを有し、前記熱搬送媒体が循環する熱搬送回路(20)と、
を備え、
前記第1熱交換器において前記室内に送る空気が冷却されているときに前記第3熱交換器において前記室内に送る空気が加熱される、又は、前記第1熱交換器において前記室内に送る空気が加熱されているときに前記第3熱交換器において前記室内に送る空気が冷却される、空気調和システム(1a)。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記第1熱交換器を通過した水の少なくとも一部が前記第2熱交換器に流入する、又は、前記第2熱交換器を通過した水の少なくとも一部が前記第1熱交換器に流入する、
請求項1に記載の空気調和システム(1b)。
【請求項3】
前記熱源から、前記第1熱交換器に、前記水を流す第1配管(P1)と、
前記第1熱交換器から、前記熱源に、前記水を流す第2配管(P2)と、
前記第2配管から、前記第2熱交換器に、前記水を流す第3配管(P3)と、
前記第2熱交換器から、前記第2配管における前記第3配管と前記熱源との間に、前記水を流す第4配管(P4)と、
前記第1配管に設けられた第1弁(V1)と、
前記第2配管において、前記第4配管と前記第3配管との間に設けられた第2弁(V2)と、
前記第3配管に設けられた第3弁(V3)と、
前記第4配管に設けられた第4弁(V4)と、
をさらに備える、
請求項1または2に記載の空気調和システム。
【請求項4】
前記熱源から前記第1熱交換器に前記水を流す第1配管(P1)と、
前記第1熱交換器から前記熱源に前記水を流す第2配管(P2)と、
前記第1配管から前記第2熱交換器に前記水を流す第5配管(P5)と、
前記第2熱交換器から前記第1配管に前記水を流す第6配管(P6)と、
前記第1配管において、前記第5配管と前記第6配管との間に設けられた第1弁(V1)と、
前記第2配管に設けられた第2弁(V2)と、
前記第5配管に設けられた第5弁(V5)と、
前記第6配管に設けられた第6弁(V6)と、
をさらに備える、
請求項1または2に記載の空気調和システム。
【請求項5】
前記第1ユニットと、前記第1ダクトと、前記第2ダクトと、に接続される第3ダクト(D3)をさらに備え、
前記第3ダクトは、前記第1熱交換器で熱交換された空気を、前記第1ダクト及び前記第2ダクトに供給する、
請求項1または2に記載の空気調和システム。
【請求項6】
前記熱搬送媒体は、冷媒である、
請求項1または2に記載の空気調和システム。
【請求項7】
前記熱搬送回路の運転を制御する制御部(3)をさらに備え、
前記制御部は、前記熱搬送回路を利用する第1モードと、前記熱搬送回路を利用しない第2モードと、を実行する、
請求項1または2に記載の空気調和システム。
【請求項8】
前記第3熱交換器を有する第2ユニット(40)をさらに備え、
前記第2ユニットは、
室内に前記空気を流すファン(41)と、
前記第2ダクトを介して前記第1熱交換器で熱交換された空気が前記第3熱交換器を流れるモードと、前記第2ダクトを介さずに前記室内からの還気が前記第3熱交換器を流れるモードとの切り替えを行う切替部材(42)と、
をさらに有する、
請求項1または2に記載の空気調和システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
空気調和システムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1(特開平5-33970号公報)には、冷水及び温水を同時に発生可能な室外機と、冷水が循環する主配管と、温水が循環する主配管と、それぞれの主配管から需要に応じてエアハンドリングユニットやファンコイルユニットに冷水又は温水を流すサブ配管と、を備える空調システムが開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上記特許文献1の空調システムでは、冷房と暖房とが同時に要求されるときに、冷水が循環する主配管と、温水が循環する主配管とは、独立しているので、熱回収を行うことができない。
【課題を解決するための手段】
【0004】
第1観点の空気調和システムは、第1ユニットと、第1ダクトと、第2ダクトと、ファンと、熱搬送回路と、を備える。第1ユニットは、第1熱交換器を有する。第1熱交換器は、熱源から供給される水と室内に送る空気との熱交換を行う。第1ダクト及び第2ダクトは、第1熱交換器で熱交換された空気が通る。ファンは、第1ユニットから室内へ空気を流す。熱搬送回路は、第2熱交換器と、第3熱交換器と、を有する。第2熱交換器は、熱源から供給される水と熱搬送媒体との熱交換を行う。第3熱交換器は、第2ダクトを通る空気と熱搬送媒体との熱交換を行う。熱搬送回路は、熱搬送媒体が循環する。第1熱交換器において室内に送る空気が冷却されているときに第3熱交換器において室内に送る空気が加熱される、又は、第1熱交換器において室内に送る空気が加熱されているときに第3熱交換器において室内に送る空気が冷却される。
【0005】
第1観点の空気調和システムによれば、第1熱交換器において冷却または加熱された空気を室内に供給することと、第3熱交換器において加熱または冷却された空気を室内に供給することと、が可能である。このため、空気調和システムは、冷暖混在運転が可能である。
【0006】
また、第3熱交換器において加熱または冷却された空気を室内に供給する場合、第3熱交換器において熱搬送媒体は冷却または加熱されるので、第2熱交換器において水は冷却または加熱される。このため、冷暖混在運転時に、熱源から供給される水は、第1熱交換器で加熱または冷却され、かつ、第2熱交換器で冷却または加熱されて、熱源に戻ってくる。したがって、第1観点の空気調和システムは、冷暖混在運転時に、熱源から供給される水の熱回収が可能である。
【0007】
第2観点の空気調和システムは、第1観点の空気調和システムであって、第1熱交換器を通過した水の少なくとも一部が第2熱交換器に流入する、又は、第2熱交換器を通過した水の少なくとも一部が第1熱交換器に流入する。
【0008】
第2観点の空気調和システムでは、熱源から供給される水が第1熱交換器または第2熱交換器において空気または熱搬送媒体と熱交換した後に、第2熱交換器または第1熱交換器において熱搬送媒体または空気とさらに熱交換する。このため、効率的な熱回収が可能である。
【0009】
第3観点の空気調和システムは、第1観点または第2観点の空気調和システムであって、第1配管と、第2配管と、第3配管と、第4配管と、第1弁と、第2弁と、第3弁と、第4弁と、をさらに備える。第1配管は、熱源から、第1熱交換器に、水を流す。第2配管は、第1熱交換器から、熱源に、水を流す。第3配管は、第2配管から、第2熱交換器に、水を流す。第4配管は、第2熱交換器から、第2配管における第3配管と熱源との間に、水を流す。第1弁は、第1配管に設けられる。第2弁は、第2配管において、第4配管と第3配管との間に設けられる。第3弁は、第3配管に設けられる。第4弁は、第4配管に設けられる。
【0010】
第3観点の空気調和システムでは、第1熱交換器において室内に送る空気が冷却されているときに第3熱交換器において室内に送る空気が加熱される場合、及び、第1熱交換器において室内に送る空気が加熱されているときに第3熱交換器において室内に送る空気が冷却される場合、第1弁を開けることによって、熱源から供給される水を、第1配管を介して第1熱交換器に流入させることができる。そして、第2弁を閉じて第3弁を開けることによって、第1熱交換器において空気と熱交換を行った水を、第2配管及び第3配管を介して第2熱交換器に流入させることができる。そして、第4弁を開けることによって、第2熱交換器において熱搬送媒体と熱交換を行った水を、第4配管及び第2配管を介して熱源に戻すことができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
ダイキン工業株式会社
分離方法
8日前
ダイキン工業株式会社
金属錯体
8日前
ダイキン工業株式会社
撥水剤組成物
1日前
ダイキン工業株式会社
撥水剤組成物
1日前
ダイキン工業株式会社
電力変換装置
2日前
ダイキン工業株式会社
薄膜の製造方法
8日前
ダイキン工業株式会社
薄膜の製造方法
8日前
ダイキン工業株式会社
空気調和システム
8日前
ダイキン工業株式会社
空気調和システム
8日前
ダイキン工業株式会社
燃料と接触する積層体
16日前
ダイキン工業株式会社
燃料と接触する積層体
16日前
ダイキン工業株式会社
検知方法および検知装置
2日前
ダイキン工業株式会社
フッ素含有ポリマーの分解方法
1日前
ダイキン工業株式会社
水溶性含フッ素ポリマーの回収方法
3日前
ダイキン工業株式会社
フルオロポリエーテル基含有チオール化合物
1日前
ダイキン工業株式会社
空調システム、情報処理装置、及び換気制御方法
8日前
ダイキン工業株式会社
濾材、フィルタパック、および、フィルタユニット
2日前
ダイキン工業株式会社
化合物、磁性材料、モジュール、熱源及び磁気冷凍装置
3日前
ダイキン工業株式会社
塩基性亜臨界水組成物、水含有組成物、装置、及び、容器
1日前
ダイキン工業株式会社
空気調和装置
15日前
ダイキン工業株式会社
熱伝達流体用組成物、熱伝達流体、熱伝達用装置、及び熱伝達方法
1日前
ダイキン工業株式会社
熱伝達流体用組成物、熱伝達流体、熱伝達用装置、及び熱伝達方法
1日前
ダイキン工業株式会社
組成物、固体電池用合剤、硫化物固体電解質層、電極層、及び、二次電池
1日前
ダイキン工業株式会社
フルオロポリマー水性分散液の製造方法およびフルオロポリマー水性分散液
16日前
ダイキン工業株式会社
組成物、電解液、ポリマー電解質、電気化学デバイス、及び、フルオロポリエーテル
1日前
国立大学法人京都大学
フッ化物電池用電解液、ポリマー電解質、及び、フッ化物電池
1日前
ダイキン工業株式会社
フルオロポリマーおよびその製造方法
15日前
ダイキン工業株式会社
パーフルオロトリプロピルアミンの分離方法、熱伝達流体、熱伝達用装置、及び熱伝達方法
1日前
ダイキン工業株式会社
シェルアンドプレート式熱交換器及び冷凍装置
8日前
ダイキン工業株式会社
エアフィルタ濾材の製造方法、エアフィルタ濾材、フィルタパック、および、エアフィルタユニット
2日前
ダイキン工業株式会社
電気化学デバイス用合剤シート、電気化学デバイス、及び、電気化学デバイス用合剤シートの製造方法
1日前
ダイキン工業株式会社
含フッ素ジオキソランの製造方法及びその製造に有用な組成物
10日前
ダイキン工業株式会社
電気化学デバイス用合剤、電気化学デバイス用合剤シート、電気化学デバイス、及び、電気化学デバイス用合剤シートの製造方法
1日前
ダイキン工業株式会社
組成物、電気化学デバイス用合剤、電気化学デバイス用合剤シート、電気化学デバイス、及び、電気化学デバイス用合剤シートの製造方法
1日前
個人
保温器
3か月前
個人
即湯器
2か月前
続きを見る
他の特許を見る